ガジュマルが勝手に生えてきたので250日ほど育ててみました

ベランダに生えてきたガジュマルを育て続けて250日経過したのでここまでに行ってきたことなどを記録します。

勝手に生える植物

ベランダで植物を育てていると、種をまいた覚えのない植物が生えてくるというのはよくあることです。今回はガジュマルのお話です。

過去にもアコウなどが勝手に生えていたことがありましたし、クスノキが生えていたこともありました。ゲッキツ(シルクジャスミン)も勝手に生えてきて今も育て続けています。

そして今回はガジュマルです。ガジュマルがベランダに勝手に生えてくるというのも、日本にいたときは考えられませんでした。でも、もしかしたら沖縄などでは一般的だったりするのかもしれません。

ガジュマル

今育てているガジュマルはもともとゲッキツの鉢に生えてきたものでした。最初は何かわからなかったのですが、ぷっくりとした茎が可愛いガジュマルであろうということで、今はガジュマルとして育てています。

観葉植物として

ガジュマルには実ができます。正確にはイチジクと同じような花序なのですが、イチジクより小さく、直径1cm前後の小さな実(花序)ができます。

その中には無数の種があり、我が家のベランダで勝手に生えてきたガジュマルはその実を食べた鳥が糞をして、そこから発芽したものだと考えられます。

実(花序)はできるものの、ガジュマルの楽しみ方は観葉植物としての楽しみ方が主流でしょう。特に丸々と太った根がガジュマルの特徴であるとも言えます。

勝手に生えてきたガジュマルですが、今では我が家の観葉植物となっています。

気根

ガジュマルは気根がたくさん出てきます。その気根も地面にたどり着くと木のように固くなっていき、どんどん太っていきます。

ガジュマルの気根は空気中の水分を吸収するのだそうです。

実生のガジュマル

実生のガジュマルの写真をネットで見ていると、イメージしたような根(茎)の丸い感じはなく、直立しているようなガジュマルの写真が複数ありました。ということは、ガジュマルの根を丸くするため(太らせるため)には何らかの工夫が必要なようです。

根を太らせられる?

育て始めてから250日ぐらい経過したガジュマルの根元
育て始めてから250日ぐらい経過したガジュマルの根元

いわゆるガジュマルの丸い足部分の根を太らせるためには、一定期間ガジュマルの太らせたい部分を土に埋めると良いようで、実践している動画なども複数ありました。

ただ、そのガジュマルの根が目に見て太ったことがわかるようになるにはかなりの歳月が必要なようで、一年程度ではそんなに変わらないようにも見えました。ガジュマルの樹形づくりって時間がかかるんですね。

育て方

ここまで実践してきたガジュマルの育て方についてまとめます。

水やり

ガジュマルは水が切れないよう、毎日土の乾燥具合を見て水やりをするかを決めています。具体的にはガジュマルを植えている鉢の土が乾燥してきたらあげるようにしています。毎日は水やりしていません。

ガジュマルはあまり水を与えすぎると根腐れすることもあるようですが、日当たりの良い場所に置いている場合、毎日水を与えても特段問題が発生したことはありません。

そもそもガジュマルが属するフィカス属はかなり強い印象があります。というのも、同じフィカス属のアコウなんかは排水口周りに勝手に生えてくることもあるぐらいだからです。排水口なので湿度の高い状態がキープされている期間もあれば、雨が降らず乾燥した期間が続くこともありますが、アコウはしっかり木になっていました。ガジュマルも同じような性質であると考えています。

置き場所

ガジュマルはベランダに置いています。過去に室内に入れたこともありましたが、それは寒さ対策や日光対策ではなく、単に部屋の中で飼育しているナナフシにガジュマルの葉を食べさせるためでした。

時期的には夏ごろでしたので、むしろ避暑的な扱いとなったわけですが、今までも特段日光を避けたり暑さを避けたり寒さを避けたりはしていません。台湾の気候ならガジュマルはベランダで問題なく育ちます。

また、ガジュマルは耐陰性があるらしく、室内の玄関や寝室などで育てられている方も多いと思われます。ガジュマルは風水的にも良いのだとか。多幸の木、幸福の木、幸せを呼ぶ木などとも呼ばれるそうです。沖縄でガジュマルは精霊「キジムナー」が宿る木として有名ですね。

ナナフシが食べる

ガジュマルの葉はナナフシの餌になります。我が家のナナフシは食べる葉と食べない葉があるので餌探しに苦労します。そういう意味で、ナナフシが食べてくれるガジュマルは非常にありがたいナナフシの食料でもあります。

我が家には2種類のナナフシがいますが、おそらくガジュマルを食べたのは泰國小紅翅竹節蟲と呼ばれるタイプのナナフシです。もう一方のナナフシ(タイワントビナナフシ)はガジュマルの葉を食べなかったようです。

育てやすい

ガジュマルをはじめ、フィカス属の植物は育てやすいものが多いです。ガジュマルもアコウもベランダで育てていて困ったことはありません。

そんなガジュマルも室内で育てていると根腐れや日照不足などになることもあろうかと思います。それは今後ガジュマルを室内で栽培をすることになったらまた記録していきたいと思っています。

最後に

ガジュマルは非常に育てやすいです。これから樹形をどうするかを考えていきます。