自分で種から育てられる観葉植物と聞いて、何を思い浮かべますか。パイナップル？アボカド？いろいろありますよね。特にこの二つは代表格と言えるでしょう。
我が家でもこの２種を育てているのですが、今回、アボカドを剪定したのでそのことを書き記しておきます。
目次
アボカドの剪定
アボカドは適宜剪定や摘芯を重ね、樹形を整えていこうと思っています。
剪定や摘芯をする目的はサイズを抑えることと、枝を出させることです。
剪定の必要性
そもそも剪定は必要なのか。
先日大型スーパーへ行った時の事、売られているアボカドの苗を見るとヒョロっと主幹だけが１ｍぐらいあって、枝が一切ありませんでした。
アボカドってそういう風に大きくなる性質があるんですね。たしかに我が家のアボカドも１本だけ主幹が上に上にと伸びていくことが多いです。
ベランダで栽培するため、１ｍ前後で高さを抑えたいと考えています。アボカドに限らず、ほかの植物もそのように考えています。要するに手すりを超えさせたくない。それが１本だけヒョロっとしているとちょっと不格好な気がします。
時期
アボカドの剪定や摘芯の時期は3月～5月の春が良いそうです。常緑樹は一般的に春から梅雨明けごろに剪定をするのが良いとされているようで、このアボカドも常緑樹。ですので、時期としては他の常緑樹とそんなに遠くないようです。
3月に摘芯した時は、新しく一本だけ枝が出て、それが以前あった枝と入れ替わるように大きくなっていきました。もともと枝を増やそうと思っていたので目論見は外れてしまいました。
5月に摘芯した時は、いくつかの枝が出てきましたが、それでもやはり一本だけが極端に大きくなっていきました。
切る場所
剪定や摘芯をする場所にセオリーみたいなものはないようで、好きなところで切って良いようです。
私が切る際に気を付けたのは30cm以下にならないようにすること。もしかしたら30cm以下の場所で切っても問題ないのかもしれませんが、あまりに短いと枝が出ないなんてことがあるかもしれないと考えました。
そこで、最初の剪定・摘芯で切る場所はおおむね土から30cmぐらいの高さにしています。そこから枝分かれしてほしいからです。
切り方
あまり深く考えず、地面に対して平行に剪定ばさみで切っています。
切った場所には保護剤を塗っています。この保護剤、もともとは桜のために買ったものでしたが、剪定した植物にはすべて塗っています。植物は剪定の切り口から病気になったり細菌が入ったりするそうで、それの防護です。
そしてその後、新しい枝が伸びてきたら、一番上の枝に対して滑らかになるように成形しなおしています。
剪定後について
摘芯すると脇芽、つまり側枝が出てきます。1つだけの時もありましたが、うまくいくと、2つ3つ出てきます。そうなると樹形を整えることができます。
摘芯して脇芽を出さないと、主幹だけがヒョロヒョロと長くなっていきます。
剪定だったのか摘芯だったのか
ちなみに私が剪定と言ったり摘芯と言ったりして行った行為は、中央の主幹の先端から１０cmぐらいのところで切ってしまう行為の事です。これは摘芯と表現すべきなのかもしれません。
剪定というと枝の一部を切り取ること、摘芯（摘心）というと果樹などの頂芽を摘みとることだそうです。ん～両方あっているような気もします。いや、そこの成長を止めるという意味では摘芯が適しているかもしれません。
春にアボカドのためにやったこと
種の状態から栽培しているアボカド。葉が落ちてしまったり、少々不安になることもありましたが、なんとか成長しています（2023年現在一本のみ）。
肥料は有機肥料や液肥を与えています。特段何かに特化した肥料ということではなく、万能肥料です。
種がくっついている時期はそんなに肥料はいらないのかなとも思っていますが、一応あげたりしています。
植え替えもしました。そもそも水耕栽培だったのでそれをポットに移植して、それも手狭になってきていたので、さらに大きな植木鉢に植え替えました。これからさらに大きくなる場合は再度の植え替えも検討した方が良いかもしれませんが、基本的に植え替えは５月か６月に行うと良いそうです。
今後のアボカド
剪定や摘芯をしても思うように枝が出ないこともあります。いかんせん目には見えないホルモンの関係だったりするようなので、よくよく様子を観察しながら、木にできるだけ負担のない形で剪定や摘芯ができると良いなと思っています。
高さ１ｍ程度では結実も期待できるかわかりませんが、ベランダのサイズを考えるとそんなに大きくもできません。鉢のサイズを入れても１３０ｃｍ前後まででしょう。観葉植物的には十分な気もします。
これから夏本番となり、秋にはまた肥料を与え、冬を迎えてまた来年の春を迎える感じでしょう。１年後にはどんなサイズ、どんな樹形になっているのか楽しみです。