ティラピアは臭いです。これはもう間違いありません。その臭みを我慢して食べるのかそれとも臭みを感じないように調理して食べるのかで食べやすさが変わります。今回は焼いてみました！
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ティラピアは臭い
ティラピアのニオイは人によって苦手だと感じる人と何とも感じない人に二分されるようで、私は苦手なのですが、私の家族は特段苦手ではない様子です。
あの何とも言えない臭みから購入を躊躇することが多いのですが、なにせ安い魚なので、家計には助かりますし、臭みがあるなら臭みを取る方法を見つけ出したい、という気持ちにもなります。臭み消えたらもっとティラピア買えるようになりますし。その結果家計も大助かり？！
肉類魚類の臭み
臭み、というのは難しいもので、例えば私の家族は豚肉に独特の嫌なニオイがある場合があると言います。これは私は感じません。時折強烈に不味い豚肉に遭うことはありますが、あれは調味料の問題のような気もするし、いまだに家族が言う豚肉の臭さには遭遇しておりません。これ、同じものを食べても私は何ともないのに家族は変な味がすると言うことがあるし、たぶん私がその臭みを認識できていないんだと思います。ある意味でラッキーです。
逆に、私は輸入牛肉の臭みは気になるタイプで、日本でもよく売られている輸入牛肉の臭みが気になって仕方がありませんでした。牛の種類が原因なのか、牛の餌が原因なのかはよくわかりませんが、和牛を食べたときにその臭みを感じたことはありません。かといって臭みのない和牛ばかり買うほど裕福な家庭でもないので、牛肉は我慢して安いものばかりを購入していました。ここ台湾じゃ和牛なんて超高級品です。
魚も魚種によっては独特の臭みを感じます。淡水魚が特に臭うと聞きます。ティラピアも淡水魚です。そしてティラピアは臭いです。あの臭みをどう表現したらよいのでしょうか。なんとなく近いのは冷蔵庫のニオイな気がします。冷蔵庫のニオイが染みついた食材のニオイ。
魚は刺し身の場合血なまぐさかったりしますし、焼いたら焼いたで独特の臭みが出ることがあります。それが苦手で子供のころは魚を敬遠していました。なんとか食べられるようになったのは大人になってからです。
それで今回のティラピアなのですが、今回は焼きました。そして味付けしたところ臭みをほとんど感じなかったんです！
醤油と酒でティラピアの臭いが消えた
今回はティラピアをフライパンで焼き、味付けをしたところ想像以上に臭みが消えました。以下に材料と作り方を記します。
焼きティラピアの材料
- ティラピアの切り身 200g
- 醤油 大さじ１
- 酒 大さじ２
材料はたったこれだけ。よくあるショウガやレモン汁などは入れていません。たぶん醤油も酒も臭み消しに効果を発揮したのだと思われます。
焼きティラピアの作り方
- ティラピアの切り身を極弱火で両面焼いてしっかり火を通す
- 大体火が通ったら酒と醤油を入れ、アルミホイルをかぶせて水分がほぼ全部なくなるぐらいまで極弱火で焼いたら完成
今回は全体を通してずっと極弱火で調理しました。極弱火であったことが臭みが抑えられたことと関係があるかはよくわかりません。
アルミホイルは商品によって厚みがことなるそうで、直火で使っても大丈夫というアルミホイルを使いました。フライパンに蓋があればアルミホイルは使う必要がないと思います。
焼いたティラピアの味
ティラピアの味≒臭みぐらいの認識でいた私なのですが、今回の調理方法では臭みがかなり抑えられ、非常に淡白な白身魚という感じでした。200gの切り身に大さじ１の醤油は我が家では結構多い量の塩加減に当たり、そういう意味では醤油が効いた味だったと言えます。
醤油よりも酒を多めに入れたのは臭み取りの効果を期待したからです。それもあってか多少甘味を感じました。それも良かったのかもしれません。醤油だけでもなく、酒だけでもなく、その両方を入れたから今回の味になったのだと思います。
個人的にはこの調理法ならティラピアもおいしく食べられるので、もっと頻繁に調理しても良いように感じました。なにしろティラピアは安いです。切り身200gで80台湾元（約240円）ぐらいで買えます。家計のためにも週に一回はティラピアにできれば、大助かりです。
最後に
今日は魚を買いたいなと思ってスーパーに行ったんです。でも財布にはあまりお金が入っていません。困ったなぁ、安い魚ないかなぁ。スズキが良いかもしれないなぁ、なんて思いながら鮮魚コーナーに行ったらティラピアばっかり大量に並んでいて、切り身もあれば一匹丸ごとのもたくさん並んでて、時間もあまりなかったし、蒸すのも手間だなと思って切り身を買ってきたのでした。
半ば、仕方なくかったティラピアの切り身だったのですが、今回はかなりおいしく食べられてよかったです。今度冷凍のティラピアを大量に買ってきてもいいかもしれません。じゃあ、コストコ行く？