先日、とあるボディビルダーの方がタンパク源としてティラピアを食べているという話を聞いて、自分も買ってきて食べてみました。味など、レポートいたします!
目次
ティラピア料理
ティラピアは日本のスーパーで売られているのは見たことがありませんが、東南アジアを中心に多く食べられている魚です。
一匹丸々を焼いたり蒸したりするのが一般的なようですが、冷凍の切り身なども売られています。
ティラピアを食べる
ティラピアは国によっては非常にポピュラーで、食べることが当たり前ぐらいの存在だったりします。じゃあ、なぜ人々はティラピアを食べるのかと言うと、私の考えでは値段が安いからです。もちろん味が好きな人もいるでしょう。
ここ台湾でもティラピアはよく食べられています。値段は一匹80元ぐらい。一匹450gぐらいあるので、結構リーズナブルな魚になります。鮭などは左右両腹付いた切り身が150元ぐらいするので、鮭などと比べると圧倒的に安い魚だと言えます。だから庶民の味方であり、タンパク質の補給に最適な魚であると言えます。
冒頭に書きましたボディビルダーの方もタンパク質の補給のために食べているようでした。買っていたのは冷凍された切り身。切り身の方が食べやすいのもあるでしょう。
自分は一匹丸々蒸して食べたり、切り身をフライにして食べたりして食べたことがあります。
蒸しティラピアの作り方レシピ
鱗と内臓を取ったティラピア一匹に包丁で切れ目を入れ、お腹に輪切りにしたショウガ数枚とネギを少し詰め、上から酒と醤油をかけて15分ぐらい蒸します。それだけで完成です。
ボディビルダーとティラピア
ボディビルダーはご存じの通りハードなトレーニングと適切な栄養補給、特にタンパク質の適切な摂取が重要となりますが、そのタンパク質源として有名な鶏むね肉以外に、ティラピアが利用されることがあります。
ティラピアのニオイ
ティラピアは臭い(くさい)と言われることがあります。食べてみると確かにちょっと独特の臭みというか、風味というかを感じます。その臭みを好きかと言われれば私はむしろちょっと苦手な部類に入ります。
ティラピアの臭み取り
よく考えるとティラピア料理はショウガやネギなどの香味野菜を使って消臭するか、ガッツリ醤油ベースのたれで焼くかのどちらかが多いように思います。
フライにする場合もありますが、その場合はソースをかける感じになります。そのままではニオイが残り、苦手だと感じる人もいるでしょう。ただ、そのニオイを不快に感じない方も存在します。
ティラピアは日本で買える?
ティラピアを日本のスーパーで見たことはありません。台湾ではとてもポピュラーな魚のため、気候の近い沖縄、また九州南部では売られているかもしれません。
ボディビルダーの方が食べていると私が聞いた方はハワイの方でした。確かその方はコストコで買われていました。
ティラピアは海水魚ではない
ティラピアは海水魚ではありません。臭いというのも淡水魚あるあるのような気がします。もちろん、魚種にはよるでしょう。
ティラピアの養殖
台湾では養殖に成功したものが多く流通しています。以前は養殖場の環境が劣悪でティラピア自体のニオイも強烈だったそうなのですが、最近はかなり改善されたんだそうです。養殖業者さんの努力の賜物ですね。
ティラピアの種類
台湾で売られているティラピアの話ですが、上記の通り養殖の物が主流で、その魚は吳郭魚と呼ばれています。それは、その昔、吳さんと郭さんがシンガポールから台湾に持ってきたからなんだとか。だから市場やスーパーでは上記の吳郭魚というティラピアがよく売られています。もっとも、当初吳さんと郭さんが台湾に持ち込んだティラピアはすでに流通しておらず、現在の台湾で流通しているティラピアは品種改良されたものです。
そして、冷凍食品のコーナーでは台灣鯛魚と書かれてティラピアが売られています。前の台灣が省略されていることもあり、私は過去に日本でもおなじみの鯛の切り身だと思って買ったことがありました。しかし、実際はティラピアで、食べてびっくりしたことがあります。この台灣鯛魚というのは吳郭魚の品種改良版です。
ティラピアを自宅で育てる
ネット通販を見るとティラピアの稚魚、さらにはティラピアの餌が販売されています。もしかしたら自宅で育てている方もいるのかもしれません。また、稚魚なので他の肉食系の魚の餌としても売られていました。
最後に
ティラピアは世界的に食されている淡水魚です。ここ台湾でもかなり普及していて、名前は吳郭魚や台灣鯛魚と書かれています。日本でも南部、またコストコなどで冷凍された切り身が売られているかもしれません。
今日の主食どうしようかな、と悩んだ時、ティラピアを一匹買って帰ってショウガやネギなどを多少仕込んで蒸すだけで主食「蒸しティラピア」の完成です。忙しい主婦・主夫にもうれしいお魚、それがティラピアのように感じます。