2020年も胡蝶蘭が咲きました!

2018年に花を咲かせた胡蝶蘭。今でもあの株を育て続けていて、最近また花が咲きました。

何度か咲いた胡蝶蘭

胡蝶蘭をベランダで育てています。胡蝶蘭を何回も咲かせることは難しいと聞いたのですが、複数回花が咲いたので経過を報告します。

2019年2月

2018年6月に咲いた花芽を、途中まで残して切ったところ、しばらく経ったらその花芽の途中から別の花芽が発生しそこに花をつけました。それから2か月ほどして満開に。

2019年4月の様子

花は7つ。2018年はそんなにたくさん咲かなかったように記憶していますから、これだけ咲いてくれてとてもうれしかったです。

ただ、針金などの支柱がないため、壁にひもで固定しています。しかもベランダに置いてあると、誰も見ません。家族もベランダへは行きませんし、お客さんもベランダなど注意深く見たりしません。

よく見ると花の向きもあっち向いたりこっち向いたり。いやぁ、お店で売られている胡蝶蘭はすごいですね。みんな同じ方向を向いていますからね。素人にはなかなか難しい?

2018年の様子は以下の通り。

確かこの時が初めての開花だったように思います。思えばこの胡蝶蘭もまだまだ環境になじんでいるとは言えなかったかもしれません。

胡蝶蘭に限らず、植物ってのは環境に慣れることも大切なのだなと思わされました。水やりのリズムを変えたり、設置場所を変えるだけできっと植物にもストレスがかかるのだろうと。これ、人間と同じかもしれませんね。リズム大切です。

寝る時間や起きる時間もそうですし、住むところもそうです。出張とか行くとなぜかものすごく疲れたりしますものね。

2020年の様子

2020年になり、またも胡蝶蘭は咲いてくれました。根と葉は元気だったので期待はしていたのですが、無事に咲いてくれました。

2020年の胡蝶蘭
2020年の胡蝶蘭

花は今年も7つ。根っこは過去一で立派です。もはや根の付け根が地上5cm以上になるレベル。プラスチック製植木鉢の中も根がびっしりです。通気性の悪いといわれるプラスチック鉢もなんのその、しっかりと花を咲かせてくれました。

今までは花が咲いても針金で吊るしたりしていましたが、今回はちゃんと(といってもハンガーを利用して)花を根元から固定しました。本当は葉よりも前に花を持ってくるべきだったようですが、それはハンガーを固定した後に気が付きました。

使用したハンガー

元々は白いプラスチックでコーティングされているハンガーでしたが、そのプラスチックがすでにボロボロだったので、それを剥いで再利用しました。先端は写真の状態から少しニッパーで切りました。長すぎましたから。

胡蝶蘭は育てるのが難しいです。ここまで続けて花が咲いてくれたのはとてもラッキーだったと思っています。

前回の開花から今回の開花までにやったことは、週に1回、決まった曜日にたっぷりと水をやることと、設置場所はベランダの直射日光が当たらない場所とし、基本的には大きくは動かさないということでした。

基本的に台湾の気候は胡蝶蘭の生育に適しているようで、それだけで元気に育ちました。街中でもそこら中に胡蝶蘭が設置されていますから。中には直射日光が当たる場所もあるのですが、あれ、大丈夫なのでしょうか。

直射日光には当てず、箱入り娘ならぬベランダ入り娘状態で育った我が家の胡蝶蘭。これからも咲き続けてほしいのですが、そろそろ植え替えをした方がよさそうです。

胡蝶蘭の植え替え

今はまだ花が咲き始めたばかりですから、植え替えは花が終わってからにする予定です。ミズゴケも古くなって色も変わり、なんだか固そうです。それも交換しましょう。古くなった根っこ(面白いのが、花が咲いたりすると、根がどんどん細くなって枯れていきます。なんとなく、花が咲く前は根や葉を大きくし、花芽が出始めると花に根から栄養を供給しているのではないかと思うぐらい。で、その立派な根をどうにかしたいなと。)も消毒したはさみで切りそろえた方が良いようです。

なお、胡蝶蘭は切り口から菌に感染してダメになってしまうこともあるそうで、道具、特にはさみは消毒をした方が良いのだとか。

また、根はできるだけ傷つけないように気を付けないといけません。って、プラスチック鉢の中に根がびっしりで、それを取り出すだけで一苦労になりそうなのですが、大丈夫なのでしょうか。

あわよくば胡蝶蘭を増やしたい

胡蝶蘭を増やす方法

胡蝶蘭を増やすには、一般の植物のようにから育てるという方法もあるようですが、これは素人にはほぼ不可能に近いそうです。なんでも、特殊な技術や道具が必要になるのだとか。はて?じゃあ自然界ではどうなっているのか。そもそも今まで胡蝶蘭の花は拝んだことがあっても、胡蝶蘭の実というのは見たことがありません。つまり種も見たことがありません。

種から以外には̝高芽が出てくることがあるようです。高芽はオリズルランのように、ピョロンと小さな子分みたいのが茎でつながれて登場するあれです。

または、子株が表れて、それを分けることでも増やすことができるのだとか。え?子株も高芽も見たことないですが。。。

これ、かなり環境が良くないと子株も高芽も出てこないのだとか。胡蝶蘭自身が、その環境で子孫を残せるだろうと思えるぐらいに環境が良くないと安心して子株も高芽も出さないのだそうです。

というか、そういうことなら植え替えなどという極端に環境が変わる行為はもしかして胡蝶蘭を増やすという意味では御法度なのでは?!

ん~やっぱり胡蝶蘭は難しい。花が終わってから観察してみて、改めて考えてみることにします。