オジギソウの葉が枯れてきた?!原因と対処法・対策について

オジギソウを育てていると、突如として葉が枯れ始めることがあります。今回はそんな現象について原因を考え、対処法についても考えてみます。

オジギソウが枯れた?!その原因は?

オジギソウが枯れる原因はいろいろ考えられます。今までの経験では主に以下の3つです。

オジギソウは水切れすると枯れる!

水切れを起こしたオジギソウ
水切れを起こしたオジギソウ

オジギソウは水が大好きなようで、冬になってもオジギソウの鉢は比較的すぐに乾燥していきます。ベランダで現在60種類ぐらいの植物を育てているのですが、その中でも最強クラスに水を欲しがります。

夏場も同じで、朝と夕の二回水やりをしないとてきめんに元気がなくなっていきました。

水切れが起きるとオジギソウは葉が萎れ始め、一度萎れた葉は数日内に枯れて落ちていきます。つまり、水切れは枯れに直結する非常に危険な状態です。

土が完全に乾いてから水やりをしていたのでは間に合わないことが多いです。葉の先端が萎れて内側に丸まり始めたら危険信号だと思ってください。もしその状況を発見したらすぐに水を与えないとそのまま枯れます。

夏の昼間でも土がカラカラで葉が萎れ始めたら日陰に移動するなどして水やりをした方がよいと思います。

オジギソウの水切れ対策としての鉢のサイズ

鉢のサイズが小さいと水やりの頻度が高くなります。そのため、鉢を大きくするのも一つの解決策になると思います。

これは株のサイズとも関係があります。大きな株のオジギソウなら当然大きな鉢が必要になりますし、まだ発芽から間もない小さい株の場合は小さな鉢でもそんなに簡単に水切れを起こすことは無いでしょう。

ただ、オジギソウは植え替えに強くない印象があります。事実、過去に植え替えをしたら枯れてしまったことがあります。オジギソウを含むマメ科植物は植え替えに弱い印象があります。

そのため、最初からそれなりに大きな鉢を使って育てるのが良いと思います。我が家では最大で6号(直径約18cm)ぐらいのサイズで育てていたことがあります。大きいと言ってもその程度です。オジギソウは6号鉢(直径約18cm)で育てると良いです。2号や3号では植え替えが必要になることが多いと思います。

排水性に優れつつ水持ちの良い土で対策

使用する土にこだわることでも水切れによって枯れてしまうのを防ぐことを予防することができます。例えば水持ちの良い土を使用するなどです。砂などが多い土は乾燥しやすく、水持ちが良いとは言えないことがあります。

逆に水持ちが良すぎると根腐れの恐れもあるので排水性が良く、水持ちも良い培養土を使用するのがベストだと思います。

こだわれるなら赤玉土と腐葉土を混ぜた物とかを使用するなどが良いと思いますが、実は我が家では使い古しの培養土を使っていて、鉢底石などで多少の排水性確保をしている程度だったりします。

剪定しすぎるとオジギソウは枯れる!

特にオジギソウを冬越しさせようとする場合、春から秋にかけて伸びた枝が邪魔になることがあります。そんな時に剪定をすることがありますが、剪定のし過ぎも問題です。

以前、葉が全くなくなるぐらい短く切ってしまったことがあり、それでも新しい葉が出てきていたのですが、すぐに枯れてしまいました。

葉が残っていないと水を吸い上げる力が弱くなるのか、またホルモンの流れなどに障害が発生するのか、詳しくはわかりませんが、とにかく葉がなくなるぐらい短くしてしまった枝は枯れましたし、株全体が枯れてしまいました

剪定するタイミングと葉を残すことで対策

剪定をするときは葉が全部なくならないよう、ある程度葉を残す形で剪定することにしています。そうすることで葉が残り、その葉が水を吸い上げ続けます。つまるところ水を吸い上げられる状態を維持し続ける必要があるということのようです。

大きく剪定したい時は何段階かに分けて、新しい葉が出てきてしっかり広がった状態になるまで待ち、数週間に分けて徐々に短くしていくようにしています。

新しい葉が生長し続けている状態が大切です。そこを全て切ってしまうと枯れる可能性があります。常に剪定対象の茎に生長している箇所があることが大切です。つまり、生長が止まった状態で剪定するのは危険です。

冬に霜が降りるほど寒くなる地域ではそもそも冬越しが困難であると思われます。そのため、剪定をしないで育てることもあろうかと思います。その場合は気にする必要はありません。

逆に冬越しさせたい場合、剪定しすぎることで枯れる恐れがあるので、常緑樹と同じような葉を残す方向で調整した方が育てやすいです。

害虫のハダニはオジギソウが大好き!

オジギソウはハダニの巣窟になります。それはもう嫌というほどハダニが付いたことがあります。

ハダニが付くと葉に小さな白い斑点ができ始め、それがどんどん増えていき、そしてハダニが出したクモの巣でオジギソウが汚されていきます。そしてハダニはどんどん増殖します。

水切れや剪定のし過ぎよりは急な枯れ込みには直結しませんが、ハダニが大繁殖して葉の養分を吸われてしまうと光合成が困難になり、最終的に枯れていく可能性が高いです。

捕殺とニームオイルスプレーでハダニ対策

以前から唐辛子スプレーや木酢液などで対策を試みたことがありましたが、もっとも効果を実感したのは捕殺とニームオイルスプレーです。

捕殺とニームオイルスプレーを併用することでかなりハダニを減らすことができ、ハダニの総数を減らすことができました。

最後に

オジギソウは人気の植物ではありますが、管理の仕方によっては枯れてしまうこともあります。水切れさせず、剪定しすぎず、ハダニ対策をしっかりすることで我が家のオジギソウは冬越しまでして元気に育っています。