秋冬に発芽!プランターで難しいニンニク栽培に再挑戦

今まで何度となく失敗してきたニンニク栽培。今回こそはと意気込んで再開しました。そして今週、ニンニクを発芽させることに成功しました。

ニンニクの植え付け時期

日本においてニンニクは暑さの和らいだ9月から10月に植え付けるのが一般的なのだそうですが、ここ台湾では9月から12月までが植え付け適期とされています(一応台湾では最適なのは10月から11月だとされます)。

正直9月はまだまだ暑く、真夏とそんなに変わりません。ですが、植え付けても良いそうです。逆に12月に入ってからも日中は半そでで良いぐらい暖かい日も多く、事実、植え付けをしたのは12月でしたが最高気温は26℃ぐらいありました。

病気

植え付け時期を誤るとニンニクは病気にかかることがあるのだそうです。

過去に失敗した際の植え付け時期を確認してみると二月、七月、九月でした。もしかしたら病気になっていたのかもしれません。

九月は二月か七月にうまく生長できなかったものを再度植え付けた状態だったので、すでに病気だったのかもしれません。

ニンニク栽培には何度も失敗していて難しいと感じています。焦らず、植え付け時期を守ると良いですね。

栽培適期

ニンニクは暑すぎず寒すぎない時期によく生長し、暑すぎると病気になったり、寒すぎると生育が悪くなったりするのだそうです。ということは、やはり夏の暑さが落ち着いた時期に植え付けて、真冬を迎える前までにしっかりと生長させ、寒さ対策をしながら冬を越し、そして春にまた成長させていくというスケジュールがベストのようです。

たぶんなのですが、台湾では冬でも15℃以上はあることが一般的なので、秋口に植え付け、翌春か初夏ごろまでに収穫するというのが良いのではないかと思います。

なお、6月ぐらいには30℃になる日が出てくるので、目標としては5月までの収穫となります。

ニンニク栽培に再挑戦

失敗続きだったニンニク栽培に再挑戦しています。

品種

北港ニンニク(左)と普通のニンニク(右)
北港ニンニク(左)と普通のニンニク(右)

失敗ばかりしているニンニク栽培を今回改めて行おうと思えたのは、市場で見たことのない品種のニンニクに出会ったからでした。

その名も「北港ニンニク」。北港ニンニクは雲林県北港鎮で採れるニンニクのことで、特徴は一片が非常に大きくなること。

スーパーで売られているニンニクは一片が小さいものばかりで、毎回料理に使うたびに一つ一つ小さなニンニクの皮を必要分、いくつも剥くのが面倒だと感じていました。この北港ニンニクなら皮むきが圧倒的に簡単になります。なにしろ大きいので一つ分の皮を剥くだけで多くの料理に使えます。

でも、北港ニンニクは一般のニンニクよりも少々値が張ります。そのため、小さいニンニクを好んで買う方もいます。

じゃあ自宅で栽培しちゃおうということで北港ニンニクの栽培に挑戦することにしました。

なお、日本では暖地向けの品種と寒地向けの品種があるそうなので、栽培する場所に応じて品種を選択するのが良いと思います。

以前ニンニクを栽培していた時、水はけの悪い土はやはりよくありませんでした。かといって水はけの非常に良い土でもそんなに生育が良かったわけではありません。

ベランダの土は毎年使いまわしています。そして、毎年少しずつ改良してきています。そのため、数年前の土と比べたら今の土はだいぶ良くなっていると思います。

今回の北港ニンニク栽培に用いた土はサツマイモ栽培で使った土でした。サツマイモ栽培に使った後、特段何も施さずにそのまま使用しています。いや、多少自家製腐葉土を入れたような記憶もあります。

ベランダで出た枯れ葉や料理で出た果物の皮や野菜のヘタ、卵の殻、納豆菌、米のとぎ汁などもベランダに還元しています。そのため、それらも多少は入っていることと思います。

植え付け

10号サイズの丸いプランターに深さ10cmぐらいの穴を掘り、そこにニンニクを植え付けました。10号サイズに3片のニンニクを植え付けました。

大きいニンニクの場合、株間は20cmぐらい話した方が良いのだそうですが、残念ながらそこまではできず、3片がそれぞれ15cmぐらい離れるように、丸いプランター内に三角形を描くように植え付けました。

10号サイズのプランターは結構大きいのですが、深さも関係あるのかなと思い、我が家のベランダでできるだけ深さのあるプランターを選びました。

向きは尖った方を上にしました。尖った部分より上に5cmほど覆土が乗っかる計算です。

休眠打破

ニンニクは一定の低温に当たることで休眠打破し、萌芽するらしいのですが、そのまま植えても問題なく発芽しました。

ニンニクって保存中に芽が生えてくることがありますよね。それが冷蔵庫内に保存しているときだったか常温保存しているときだったかは定かではありませんが、サツマイモなどと同様、勝手に芽が生えてくるものだと認識しています。それは一定の条件をクリアしていたのかもしれません。

発芽

発芽した北港ニンニク
発芽した北港ニンニク

植え付けから6日ほど経って発芽を確認することができました。どんな植物でも自分で植えた種が発芽するとうれしいものです。ましてや失敗続きのニンニクの場合、ただ発芽しただけでもガッツポーズしたくなるほどうれしくなりました。

最後に

まずは発芽したので、来年の収穫に向けて育てていきます。