ベランダで育てているサルスベリですが、2023年は逆さまにして育てていこうと思っています。どこまでうまくいくか実験ベースではございますが、ここまで実行したことを書き記しておきます。
目次
ベランダで栽培するなら小さく仕立てたい
ベランダの限られたスペースで複数の植物を育てる場合、すべてを好き勝手に大きくさせるのではなく、ある程度植物の大きさをコントロールする必要があります。
なお、野菜類はやはり大きくなる方が収穫量が増えたりすることが一般的だと考えられます。今回のお話は樹木についてです。私が挑戦しているのはサルスベリです。
植物を大きくさせない方法
ベランダの大きさに合わせて植物の大きさに制限を設ける方法はいくつかあります。
鉢を大きくしなければ木も大きくなれない
例えば鉢が小さければ植物全体も葉の大きさも小さくなります。そのため、植え替える際に、ある程度で鉢増しをやめ、同じサイズの鉢に植え替えるようにしてあげると大きくなるのを多少防げます。
そういえば昔飼っていた金魚も、大きな水槽に入れたとたんに巨大化しました。植物にしても、魚にしても、行動範囲が広い方が大きくなるのかもしれません。つまり、逆に大きくしたい場合は大きな鉢に、魚も大きな水槽に入れると良いかもしれませんね。
剪定で小さくする
樹木を小さくするためには剪定も大切で、大きくなりすぎないように適切な時期に剪定し続ける必要があります。家屋の垣根が同じぐらいの大きさを保ち続けられるのは植木屋さんが適宜剪定をして管理されているからでしょう。街の街路樹に関しても同じで、伸びすぎた枝や邪魔な枝など、自治体が植木屋さんに依頼して剪定してもらっています。
我が家のサルスベリを剪定して植え替え
我が家のサルスベリもできれば大きくしたくありません。そこで、秋に強剪定しました。土から10cmぐらいのところで切ってしまいました。
はっきりと目視で新芽が確認できる場所ではなかったので、最初は新しく芽が出てくるか心配でしたが、サルスベリは頑丈なようで、無事に複数の新芽が出てきました。
芽が出てきたことを確認したサルスベリを、今度は植え替えます。元々そんなに大きな鉢に植えていたわけではありませんが、植え替え先は更に小さいペットボトルです。1リットルぐらいのサイズのペットボトルの底に穴を開け、さらに切れ目を入れて鉢にしました。
元々使っていた鉢よりも小さなペットボトルに植え替えるために、根もかなりたくさん切りました。植物の根を切るのはまだまだ勇気がいります。植物が休眠しているか動きが穏やかな時期を狙って行いますが、切る度に枯れないか不安になります。
また、土が流出するのを多少なりとも防ぐために、根元には網戸の網を小さく切ったものを入れました。網を入れても土は流出します。特に植え替え直後は土がドボドボとしたたり落ちるぐらいですが、ないよりはマシかなと思っています。
これ、ミニトマトの逆さ吊り栽培をヒントに始めたもので、逆さにすることで新しい枝の方向を斜め下にしようという魂胆です。盆栽なら針金をかけるなどの方法もあるようですが、サルスベリは曲がつきにくいらしいのでこんな方法にしました。
追記:ある程度までは剪定しても問題なかったのですが、後日枯れてしまいました。
なぜサルスベリを小さくしたいのか
狭いベランダと言いつつも、大きく育てたい木もあります。そんな中、サルスベリは小さくすることにしました。2022年はベランダで白くてかわいい花を咲かせてくれた我が家のサルスベリですが、なにしろアブラムシの被害がすごいんです。そしてその被害が他の植物に拡大する可能性もあります。そのため、最低限花を観賞できるぐらいのサイズにとどめておきたいのです。
例えば果樹とかならまた話は別です。木がそれなりに大きくならないと実ができないかもしれませんし、実が出来ても少量しか収穫できないかもしれません。そのため果樹はそれなりのサイズが必要です。もちろん果樹も大きくなりすぎないようにコントロールする必要はあると思いますが、それでも一定の大きさは必要でしょう。
今回のサルスベリはそれこそミニ盆栽ぐらいのサイズを目指しています。2023年を通して逆さまに栽培して枝を下方向に伸ばし、2023年の暮れにさらに方向づけをしていく予定です。
強風の時は注意が必要
ペットボトルを麻ひもで吊るしているような構造になっているため、あまり堅牢な作りとは言えず、強風が来れば揺れることもあると思われます。そのため、同じような鉢を自作する場合、強風が来ることも頭に入れておく必要があります。一番いいのは強風の日は室内に入れることだと思いますが、そもそもそんなに揺れない構造にすることができればそれでもいいと思います。台風の日は室内に退避一択かと。
最後に
盆栽にある懸崖のような形にできれば大成功なのですが、後日枯れてしまいました。いつかまた挑戦してみたいと思っています。