ベランダで亀を飼育する方法!一年間ベランダで過ごしました!

植物が好きで主にベランダで植物を育てている私ですが、2022年から亀も仲間入りしています。

我が家にやってきてから一年以上ベランダで過ごしているので、その間に学んだことなどをまとめます。

亀の水槽はどこに置くべきなのか

ベランダで育てているタイワンハナガメ
ベランダで育てているタイワンハナガメ

近隣の池などには亀が生息していて、彼らは冬でもどこかに退避するわけでもなく、池に居続けています。つまり、輸入された熱帯の亀などを除けば、自然界においては自然のそのままの姿で問題ないはずです。そういう考えの元、ベランダに亀の水槽を設置し、そのままにしております。

中には室内で飼育される方もいるようで、亀用のヒーターなども売られていますし、水のろ過をするフィルターなども販売されています。それらは電源が必要になるものが一般的なので、室内で使用するのが一般的なようです。

水道の有無

亀の水槽の水交換をする際、当然のことながら水道が近くにあった方が便利です。そのため、ベランダでも水道、つまり蛇口のそばに設置する方が良いと思われます。

我が家は何を思ったのか蛇口から最も遠いところに設置しており、いつか蛇口のそばに移動したいと思っているのですが、そうなるとベランダの一番奥まったところになるので、ちょっと亀の様子を確認したいという時に、いちいちベランダの一番奥まで行かなくてはならなくなり少々面倒です。そのため、結局蛇口から一番遠く、家から出るのに最も便利な場所に設置しています。

ニオイ対策

亀の水槽はこまめに清掃しないとニオイが気になることがあります。そのため、室内で飼育する場合はろ過フィルターが必須となると思われます。フィルターによる水の浄化機構がない場合、かなり頻繁に水の交換をしないと水が臭い始めます。

もちろんベランダなどの屋外で飼育する場合も結局はニオイが発生するので、頻繁に水交換が必要になります。我が家では少なくとも二日に一回程度は水交換をしています。都度ブラシで磨くようなことは最近しなくなりました。ただただ水を交換しています。

ボウフラ対策

室内で飼育する場合はボウフラが発生する可能性が低いので、あまり気にする必要はありませんが、ベランダで飼育する場合はボウフラが発生します。水を交換するだけでは石などにくっついたボウフラが取れないこともあります。そんな時はブラシで洗うしかありません。

我が家の亀はタイワンハナガメ(日本では新規の飼育が禁止されています。我が家は台湾にあります)だと思われますが、タイワンハナガメは雑食性です。ボウフラも食べるかなと思ったのですが、どうやら食べてくれないようで、好き放題にボウフラが増えていきました。夏場はブラシによる洗浄も必要になることがあります。

日当たり

まるで植物みたいな話ではありますが、亀の水槽も日当たりの良い場所に置く方が良いです。というのも、水棲の亀は甲羅干しという名目で日光浴をするからです。

天気の良い日には我が家の亀も甲羅を乾かすためか高い位置まで登り、日光に当たっていることが多いです。日光が好きなんですね。

外敵の有無に注意

室内でもベランダでも、猫などの動物が来るといたずらをされてしまうことが考えられます。そういった外敵の攻撃を受けないような工夫が必要です。

我が家は今のところ猫を見たことはないので、そのままベランダに蓋もせず放置しています。鳥が群がっているのも見たことがありません。

ベランダ飼育に使う水槽

ベランダの場合、水槽から逃げ出しても逃げられる範囲がベランダで収まるという点が庭などでの飼育と違うところですが、水槽から逃げ出して良いことは一つもないので、逃げられない程度に深い水槽にすると良いです。

いわゆるプラ船/トロ船などのようなプラスチック製の容器がよく使われるようですが、我が家では35x50cm、高さ20cmぐらいのプラスチック容器を使用しています。蓋も付いていましたが、ベランダに唐辛子スプレーを噴霧したり、台風の時などを除いて使用することはありません。

頻繁に水交換をするので、排水機構の付いた水槽を購入するのもおすすめです。工作が得意な方は配管と止水弁を買って自作しても良いかもしれません。とにかく排水機構が大切です。我が家の水槽は排水機構がないため手動ポンプで毎日水を捨てています。

ベランダで放し飼いは可能?

2023年10月ごろのタイワンハナガメ
2023年10月ごろのタイワンハナガメ

当初、ベランダで放し飼いにできないだろうかと考えもしたのですが、甲羅の底部に傷がつくのではないかと思い、実現に至っていません。

それから、ベランダが細長い形をしており、水場を用意してももしかしたら戻ってこれなくなる(見失う)こともあるかもしれないと思っています。そうなると過乾燥で甲羅が変形したり、場合によっては水分不足で生命に危険をきたす可能性もあるかなと心配しています。

たまに散歩と称してベランダに放つことはあるのですが、すぐに植木鉢の裏に隠れてしまいます。植物の水やりの際にうっかり踏んづけてしまう危険性もあるため、やはり水槽での管理の方が良いと思います。大きいリクガメなどだと違うのかもしれませんね。水棲の亀でも大きな成体だと話は違うのかもしれません。

最後に

我が家の亀はベランダですでに一年四ヶ月ぐらい経過しています。それがベストかはわかりませんが、今のところ元気に過ごしているように見えます。亀、かわいいです。