パキラを挿し木してベランダで育てています

2022年の秋ごろ、剪定でゴミとなっていたパキラの枝をいただき、それを挿し穂にして増やすことに成功しました。

それからベランダで育て続けているのですが、ここまで順調に育ててこれたので、私の育て方をここに書き記しておきます。

パキラとは

パキラは日本でもメジャーな常緑樹の観葉植物です。100円ショップなどでも手に入るので非常に身近な観葉植物だと言えます。

アオイ科パキラ属の植物のことで、カイエンナッツとも言われます。

五枚の葉っぱがセットで展開するのが特徴です。

風水

パキラは風水的にも優れているらしく、それを目的に部屋に置いている方も多いでしょう。

また、ここ台湾では發財樹(発財樹)と呼ばれ、文字通り金運を上げる効果があるとされています。

発財樹

なぜ台湾で発財樹と呼ばれているのかと言うと、そもそもパキラの英名はPachira aquaticaではありますが、Malabar Chestnutという名称もあります。その外来語なのか、台湾には馬拉巴栗(中国語読みすると『まーらーばーりー』)という名称があります。

そんな馬拉巴栗ですが、1986年に台湾の商売人が五本の馬拉巴栗を編んで、それを発財樹と命名して販売したことのが最初だそうです。

耐陰性

パキラは耐陰性があることでも知られています。つまり、室内で育てる観葉植物に適しているということになります。

育て方

パキラをこれまで育ててきて、やったこと、思ったことなどをまとめます。

置き場所(室内、室外、風通し)

我が家ではベランダに置いて育てています。ベランダなので室外です。風通しは比較的良い場所に置いていると認識しています。

室内で育てたことはありませんが、耐陰性もある植物なので、ゆくゆくは室内に移動したいなと思っています。

日当たり

直射日光に当たり続けるのは良くないのだそうですが、我が家では午前中だけ直射日光が当たる場所に置いています。時間にして2~3時間程度でしょうか。午後からは直射日光は当たらない場所です。

室内で育てるにしても、直射日光には当てすぎない方が良いそうです。直射日光は当たらないけど比較的明るい場所なんかが適しているのではないかと思います。

害虫

今のところ目立った害虫被害はありませんが、聞けばハダニが付いたりすることがあるのだそうです。

害虫がどうしても気になる場合、水耕栽培にすると比較的害虫の被害が少なくなるそうです。

水やり

水やりは土の様子を見ながら与えています。土の乾燥具合は株のサイズ、鉢のサイズ、土壌、環境によって変化しますが、しっかり湿っているときには水を与えず、表面が乾燥してきてから与えるようにしています。

パキラは根腐れしやすいらしいので、水のやりすぎはいけません。

私は使い古しの培養土を使いました。もしもこれから植える場合は、パキラは根腐れしやすいそうなので、水はけの良い土を使うと良いと思います。

一年での変化(どのくらい大きくなる?)

挿し木から育て始め、1年弱で主幹が15cmぐらい高くなったように思います。これが比例的にどんどん大きくなっていくのではないかと思いますが、そうなったら鉢も植え替えないといけませんね。

パキラの実

街に行くとパキラの木の鉢植えをよく見かけます。中には実をつけているものもありました。

パキラの実はまさにカイエンナッツというナッツなのですが、カイエンナッツには毒が含まれるため、法律で食用が禁止されている場所もあるのだそうです。

剪定

パキラは主幹を大胆に切って、側枝を伸ばした姿でよく見ますね。

我が家のパキラもいずれは剪定をしようと思っていますが、まずは木を大きくすることに注力しています。

摘芯

成長を止めるような摘芯作業というのは特段必要ないように思います。むしろ大胆に剪定して太い幹と細い枝の組み合わせが美しいのがパキラのようにも思いますが、街のパキラを見るとなんだか非常に自由に成長しているようにも見えます。

挿し木

パキラは挿し木で増やすことができます。実際我が家のパキラは剪定時に出た枝を挿し木したものから育て始めたものです。

挿し木は水挿しで大丈夫です。パキラは水挿しできます。水挿ししているとカルスが形成され、根が出てきます。私はしっかり根になる前に土に植え付けてしまいましたが、二つ試して二つとも成功しました。成功率は高そうです。

肥料

時折有機質の固形肥料や液肥を与えています。今のところ欠乏症みたいのにはなっていません。

水耕栽培

パキラは水耕栽培もできるのだそうです。実際水挿ししていれば根が出てくるので、比較的容易に実現できそうです。

バーミキュライトやハイドロカルチャーを使った養液栽培にも適応できるのではないかと思います。

最後に

パキラは人気の観葉植物ランキングで一位だったと記憶しています。実際育てたことのある方も多いと思いますし、私自身今までいろんな場所で見てきました。

挿し木でも簡単に増やせますし、葉が素敵な形をしているので観葉植物として育てるのは楽しいです。