いただいた枝からパキラの挿し木に挑戦!簡単に根が出てきました

100均で買えるパキラの木。それを大事に育てていらっしゃる方も多いと思います。パキラは観葉植物の代表格と言っても差し支えないでしょう。ここ台湾でもパキラの木はよく見ます。そして我が家にも2022年にパキラがやってきました。

マンションの管理人さんから譲り受けたパキラの枝

いただいたパキラの枝
いただいたパキラの枝

2022年の10月ごろ、ごみを捨てに行ったところ、マンションのごみ置き場にパキラの枝が捨てられているのを見かけました。一目見て挿し木にできそうだと思った私はマンションの管理人さんに確認して、持ち帰らせてもらうことにしました。どうやらマンションの敷地内で育てているパキラの木を管理人さんが切ったものだったようです。

さて、パキラだろうとは思っていたのですが、念のためGoogleレンズで名前を調べてみました。調べた結果は「カイエンナッツ」。あれ?パキラじゃない?いや、確かパキラって実が出来て、それがナッツ的な感じだったような、と思って検索したらやはりカイエンナッツはパキラの事を指していました。パキラの名前で流通している方が多いように思います。

台湾ではパキラの木を数本編み込んで「發財樹」という名前で売られていることもあります。意味としては財運の象徴とのことでした。デザインだけを言えば、日本でも同じように編み込んだものが売られています。

パキラの挿し木に挑戦

水に浸けていたパキラの枝
水に浸けていたパキラの枝

パキラの挿し木は初挑戦です。とりあえず切り口を包丁できれいに切り直し、水に数日つけておきました。ちょっとだけ水栽培です。

結構大きく育ったパキラから切った枝のようで、家の中に入れてもデカいです。100均のサイズよりも大きいのではないかと思います。

時折水は交換していたものの、半月ぐらい水に入れたまま放置してしまっていました。根が出てきそうにも見えます。そして土に植え替えです。適当な鉢が見つからなかったので予備で育てているマンゴーが植わっている鉢に同居させました。

12月ぐらいになると新しい葉がいくつか出てきていました。それが翌1月も成長を続けているので、おそらくもう発根しているのではないかと思います。今回、挿し穂は2本あり、2本とも枯れることなくみずみずしい状態を維持しているので挿し木はそんなに難しくないのではないかと思っています。

挿し木のポイントは葉を残しつつ蒸散を減らすこと

土に植え替えたパキラの挿し穂
土に植え替えたパキラの挿し穂

パキラを挿し木するにあたって、葉の数は2,3枚に減らしておくと良いです。それから、1つ1つの葉が大きい場合は葉の先端を切って、1枚1枚を小さくするのも良いと思います。こうすることで蒸散を防ぎます。

注意しなければならないのは、葉を全て切り落としてしまうこと。すべての葉がなくなると水を吸い上げなくなったりするようで、失敗につながってしまう恐れがあります。葉は残すけれど、葉の総面積は減らす、という感じが良いと思います。

私がいただいたパキラの葉はとても大きく、とりあえず下の方の葉を落とし、水に挿しておきました。そして、しばらく経ってから残った葉を小さくして、蒸散を抑えました。

休眠挿しをする植物の場合は葉がないことが多いのではないかと思います。イチジクなんかもそうですね。樹種によっても適した方法が違うということだと思います。

パキラは室内に入れる予定

日本の場合、外でパキラが越冬することは簡単ではないようですが、ここ台湾は日本よりも暖かく、外でパキラを育てても問題ないようです。ただ、なんとなくパキラは室内で観葉植物として育てたくなってしまいます。

そこで、今はベランダで育てているのですが、将来的には鉢を植え替え、室内で栽培したいなと思っています。

パキラ植え替えの鉢サイズ

挿し穂自体が結構大きいものだったので、新しく植え替える場合の鉢サイズについては検討が必要です。あまり大きすぎても良くないでしょうし、かといって1号サイズみたいのも小さすぎるように思います。3号ぐらいが妥当かもしれませんね。それか例によって直径10cmぐらいのペットボトルの底を使うのも良いなと考えています。

せっかくだからスリット鉢を使うのも良いかもしれません。そして、パキラが大きくなってきたらもっと見た目重視の鉢に植え替えるような感じで考えていますが、一旦その辺の鉢に植え替えました。

挿し木したパキラ
挿し木したパキラ

パキラは側枝が少ない?

ネットでパキラの写真を見ても、側枝がたくさん出ているようなパキラはあまりないように見受けられます。側枝の発生数がそもそも少ないのか、それともそのように仕立てているのかは不明です。

いくつかの側枝を出して、左右に枝を振り、それぞれの先端に葉を付けさせるような樹形を作りたいと考えています。そのためにはどこかのタイミングで主幹を切り戻す必要がありますが、それはまた先のお話になります。

なお、私の住むマンションの敷地内にあるパキラはいくつか枝が出ていますが、ちょっと元気がないようにも見えます。複数の枝を出すのは一般的ではないのかもしれません。

最後に

100均などでも売られているパキラを私も挿し木から育てることになりました。素敵な観葉植物になるように頑張ります。