マンゴーを種から育てる!発芽率を上げる種の剥き方と水耕栽培のコツ

マンゴー 植物
マンゴー

みんな大好き南国のフルーツ「マンゴー」。日本でも南部を中心に栽培され、そのトロピカルな風味に魅了された人も多いはず。かく言う私もそうで、台湾に住んでいることをいいことに、夏が来るたびに毎年マンゴーを満喫しております。台湾在住者です。

そしてマンゴーを食べたらやりたくなるのが「種まき」。もちろん種まきしました。今年は10個ぐらい。しかし、ちゃんと育つものもあれば育たないものもあり、10個ぐらい試してみて思ったことがあったので書き記しておきたいと思います。

マンゴーの種を発芽させよう!

さて、まずマンゴーの種は種類問わず、少し固めの殻に包まれていて、その殻は毛のようなものに覆われています。その種を取り出し水で洗うと毛むくじゃらの種が現れます。

マンゴーの発芽は種を入手することからは始まります。

マンゴーの種の取り方

上記の毛むくじゃらの状態を見るには洗う必要があるのですが、「植える」という目的を達成するためには、この殻から中にある種の本体を取り出すので、この目的に限っては殻を洗う必要性は感じませんでした。そのまま殻をむかずに植えるというのは試したことがありません。マンゴー農家の方いわく、やはり周りの硬い殻は剥くのが正解なのだとか。

硬い殻を剥くと、中に種があります。中にある種に水分が供給されることで芽が出て大きくなっていくので、殻を濡らすよりも、やはり殻を剥いて、中の種に直接水分を供給した方が良いです。

硬い殻の破り方ですが、私はキッチンばさみを使うことが多いです。それか端の方を包丁で少し切り、後は手で引き裂く感じで開けます。ただ、この殻は本当に硬いので、ハサミや包丁で端の方だけを切って、続きは手でと思っても結構な力がいります。中の本体が傷つかない程度に、可能な限りハサミなどを使ったほうがいいと思います。

芽も根も傷つけました

なお、私は20%ぐらいの確率で中の種まで傷つけました。すでに発根していたり、発芽してしまっている場合にそれらの根や芽を切ってしまったり。

中の種を傷つけてしまうと、発芽しないか、その後の生長に影響があるので鋏を入れるところは気を付けましょう。種のある場所は膨らんでいるので、端の方の薄いところを切ると良いです。

さて、中の種ですが、薄皮に包まれた状態です。硬い殻から取り出す段階でペリペリと剥がれ落ちるものもあれば、しつこく種の本体にくっついているものもあります。環境によっては残したほうが良いのかもとも思うのですが、これから水耕栽培で発芽させ、それから土に移植するという手順を踏む場合、剥いてしまっても良いと思います。むしろ剥かないとカビやすいかもしれません。私は可能な限り剥いて、でも途中まで剥いて、それから剥きづらくなった物は、残りはつけたままにしました。

硬い殻の中で既に発芽している場合

硬い殻を割ると、時折すでに発芽していたり、発根していたりすることがあります。そのときは「ラッキー!」と思ったのですが、そうとも言えません。なぜかというと、発根しているその根がまだ生きているとは言えないからです。

古い根から新しい根が出てきたところ

通常、根は新しい部分が白くなります。白い部分が伸びるのですが、色はみるみる茶色になるので実際伸びている根は先端のみが白い色をしています。

つまり、種についている根が先端まで茶色だった場合、発根したのは良いものの、うまく水を吸えずにすでに一度成長を止めているかもしれないのです。種が元気なら根が成長を止めても種自体が駄目になることもなく、むしろそのまま発芽までこぎつけることもある模様。

実際、立派な根と立派な芽を持った状態で手に入れた種でも、どんどん元気がなくなってしまったことがありましたし、そんな種を根気強く水に浸し続けたら一ヶ月くらいしたところでようやく新しい根が出てきたということもありました。そしてそんな種の芽は一旦かびたり、枯れたりしてしまいます。だから新しい根が必要で、むしろ新しい根がない場合は芽が出ていても期待できないし、発根も発芽もしていない状態と何ら変わらないように感じます。

まだ発根も発芽もしていない場合

さて、取り出した種を発根させるため、種をキッチンペーパーで包み、水で濡らし、それをジップロックなどの密閉できるものに入れて放置します。完全密閉した場合とそうでない場合の違いはわかりませんが、一応2センチぐらい開けたままにしていました。この段階での発根率は非常に高く、期待のできるものでした。

ただ、実際に発根するものが多かったとはいえ、それを土に移した時にしっかりと育つかどうかは別問題。

水に浸けてから何日で根が出る?

マンゴーの種の状態にもよりますが、順調な場合、おおむね以下のようなスケジュールになります。

  • 0日:種を入手して湿らせたキッチンペーパーで包む
  • 2~3日:根が伸び始める
  • 7日:芽が出てくる

ただ、本当に毎回根の出方や芽の出てくる時期が異なるので、やってみないとわからない部分でもあります。

土に移植した後

土に移植し、しばらくは元気そうにしているものが多いのですが、次第に成長が遅く、停滞するものが出てきます。確率でいえば30%~40%ぐらいでしょうか。

根の生育具合が致命傷になる

はっきりと原因がわかっているわけではないですが、それらはいずれも根がしっかりと土に定着することなく、どうも根が成長しないままになってしまっているようなんです。何も気に掛けなくても勝手に根を張って成長してくれるものもあるので、非常に不思議です。これは種の良し悪しなのかもしれませんね。

いつまで水耕栽培すれば良い?

ペットボトルなどである程度大きくなるまで水耕栽培をするという手もあります。むしろその方が良いように思います。水耕栽培の方法は、種部分を針金などでコップに固定し、根だけを水に触れるようにする、それだけです。

ただ、いつまで水耕栽培にして、いつから土に植え替えるかというのは難しいところで、個人的には豆部分(双葉)が朽ちてしまったら土に植え替えた方が良いように思います。

マンゴーの種が水耕栽培中に黒くなることがある

水耕栽培で根出しをするなどの、かなり早い段階でマンゴーの種が黒くなる場合があります。その場合の成功率はぐっと下がります。

もしも水耕栽培の段階で種部分が数日で黒くなってしまったらあまり期待しない方が良いと思います。黒くなりやすいのは、種の周りについている茶色い薄皮を剥いたときにかなりベトベト/ネバネバしているタイプが多いです。

なお、毎日こまめに水洗いして雑菌が繁殖しないようにすれば多少違うかもしれません。

結実を期待するなら苗がおすすめ

これは現地の方から何度も言われているのですが、マンゴーの実がなることを期待するなら、やはり苗を買った方が良いとのこと。

種から育てると時間がかかるし、何年育てても実がならないこともあるのだとか。種から発芽はします。

でも、結実する可能性が低いということのようです。

もっとも、苗で買っても実がならないことはあるようですが、種から育てる方が不確実なんだとか。これはマンゴーに限らず、いろんな植物に共通することですね。

最後に

種から発芽させるのは非常にワクワクするもので、遊び感覚でやってみるのも良いと思います。

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