かいわれ大根をペットボトルで育てる方法

ついに!ついにやったぜカイワレ大根!カイワレ大根が買えないので自分で育てました。その時に実践したカイワレ大根の育て方を記録しておきます。カイワレ大根の成長記録です。

カイワレ大根

カイワレ大根
カイワレ大根

カイワレ大根と言えば大根の芽!いわゆる大根のスプラウトです。漢字では「穎割れ大根」、「貝割れ大根」と書くこともあるようです。でも片仮名や平仮名の方がよく見ます。

カイワレ大根が買えない

場所によるかもしれませんが、我が家の近所のスーパーでカイワレ大根はまったく見たことがありません。台湾在住者です。スプラウトつながりでいえば、なんかモジャモジャしたものは見かけるのですが、大根ではなさそうです。

台湾を離れると日本のものが恋しくなります。日本に住んでいた時、カイワレ大根が好きだったかと問われれば、嫌いではなかったものの、そんな好きと言えるほどのレベルではありませんでした。しかし、いざ食べれなくなると食べたくなる!人間ってそんなもんですよね!

カイワレ大根の育て方

カイワレ大根
カイワレ大根

実際に自分でカイワレ大根を栽培しました。その際に実践したカイワレ大根の育て方を記録しておきます。

カイワレ大根に使う種

最初に考えたのは、とにかく大根系の種ならなんでも良いだろうということ。実際、二十日大根を育てたときの双葉はカイワレ大根に瓜二つ。これは使えると思い、二十日大根を収穫せず、そのまま無農薬の種を採種しました。

日本では「カイワレ大根の種」なるものが販売されていると思います。そういうのを使うと良いと思います。

カイワレ大根の栽培に成功!

無事にカイワレ大根の栽培に成功しました!育て方は以下の通りです。

  1. はつか大根を育て、適期に収穫せずに採種する(約半年)
  2. 採種した種をスポンジの上に広げ、水を入れて日のあたらない場所に置く
  3. 毎日2回水を交換する
  4. 約一週間で収穫!

無農薬の種が手に入るなら、わざわざ大根を育てて採種しなくても良いと思います。実は私が入手した種も「無農薬」と書かれていたのですが、心配性の私は結局自分で採種するところからスタートしました。そのため、半年以上かかっています。いや、カイワレ大根を育てるのは種からの場合、1週間でOKでしたので、そんなに普通はかかりません。

カイワレ大根の成長過程

最初、種に水をかけたら種が膨らみ、24時間しないうちにたくさん発芽してきました。種は結構小さいものも含まれていたのですが、発芽率は高めですね。

そこからどんどん成長していきます。スプラウトなので、あっという間に収穫までたどり着きます。短期決戦なので毎日の変化が楽しいです。

たった一週間の栽培なので、実際あっという間に収穫を迎えます。

カイワレ大根の肥料

特段肥料は与えませんでした。カイワレ大根は、発芽さえしてくれれば、あとは徒長して長くなればいいだけです。特に肥料は必要ないと考えました。

カイワレ大根の収穫時期

日数で言えば、カイワレ大根は一週間で収穫できます。7日前後と覚えておきましょう。

長さで言えば、カイワレ大根は7cmぐらいが収穫の目安になると思います。好みもあるかもしれませんが、大体平均して7cmぐらいになったら収穫しましょう。

もしも7cmになる前に一週間経過してしまったら、やはり収穫した方が良いと思います。私は一週間が経過したころ5cmぐらいでしたが、収穫しました。

カイワレ大根を繰り返し栽培する方法

カイワレ大根を繰り返し栽培するには、種をたくさん用意する必要があります。というのも、収穫後のカイワレ大根を再利用するというわけにいかないからです。一度根を切ってしまえばそのカイワレ大根は再生不可だと思われます。そのため、繰り返しカイワレ大根を栽培する場合は、新しく種を用意して、0から栽培するというのが正解になると思います。

例えば毎日1セットカイワレ栽培セットを用意すれば、毎日食べられるということになります。ただ、容器を7つ用意すると水の交換なども都度7回ということになるので、養液を一度の交換で済むように、トレイを区切ったようなもので栽培すると良いかもしれません。

カイワレ大根栽培の注意点

カイワレ大根を育てていて思ったのは、結構異臭が発生するということ。そもそも大根と言うのはそういうものなのかもしれませんが、結構強烈な異臭が出ます。見ても腐っている様子はないので、栽培中はそういうニオイなのだろうと考えることにしました。

収穫をしてもそんなに痛んでいる様子はありません。もっとも、適期を1日逃したようで、葉が多少黄色くなってきていました。

ニオイ以外では水の交換も大切なようです。というのも、水はすぐに白濁してきます。これがニオイのもとになっているような気もします。

なお、やったことはありませんが、冷蔵庫でももしかしたら同様に栽培ができるかもしれません。冷蔵庫なら上記のようなニオイは防げる可能性があるかもしれません。しかし、もしもできたとしても、最後の1日程度は日に当てて葉を緑にしてあげた方が見た目は良くなるでしょう。

場合によってはカビが生えることもあると思います。カビが生えてしまったら即処分ですね。

カイワレ大根栽培で予想外だったこと

楽しいカイワレ大根栽培だったのですが、種を入手して、いざ栽培を開始しようとした時、思ったよりも種が少ないことに気が付きました。

採種のために育てた二十日大根は2株。その2株からたくさん種を採ったのですが、今回の量のカイワレ大根を作ろうと思うと、約3回だけで種がなくなってしまいます。種が圧倒的に少ない!種の消費量が半端ない!

出来上がったカイワレ大根の収量はそんなに悪くないと思いました。でも種が大量に必要になるので、今後あらためて挑戦するかは考え中です。あらためて挑戦するならもっと種を作る必要があります。上記の感覚でいえば、半年かけて種をゲットしなければなりません。

カイワレ大根栽培の反省点・コツ

今回、それぞれの長さが均一にならなかったことと、日本に住んでいた時に食べていたようなカイワレ大根ほど大きくならなかったことが心残りです。何か秘訣のようなものがきっとあるのでしょうね。

それから、今回はペットボトルの底部と薄いスポンジを使ってカイワレ大根を栽培しましたが、ペットボトルの底部は凸凹していて、カイワレ大根栽培には向いていなかったようです。というのも、水交換は面倒だし、種が均一にならず、一部重なったりしていたからです。

今回は自家採種した二十日大根の種を使いました。これが他の大根の種だったらもっと大きくなったり、生育状況も違うのかもしれません。青首大根だったらどうなるのか、それこそカブだったらどうなのか。

最後に

カイワレ大根の味は最高でした!そうめんの薬味にしました。はつか大根の種を採るところからでしたので時間はかかりましたが、栽培した甲斐はありました。

何でもすぐに手に入るときはその大切さに気が付いていませんが、手に入らなくなった途端我慢できないぐらい手に入れたくなることがあります。今回のカイワレ大根がまさにそうでした。いや、それなら日本へ帰れよって話なんですが、私は今のところ帰国予定なしです。今度帰国したら日本のおいしいものをたくさん食べたいと思っています。

なお、カイワレ大根を土に植え替え、育て続けた場合、もしかしたら大根部分が太ってくるかなとも思ったのですが、やるなら土寄せをしっかりしたいなと思っています。実際にやったことはないので、いつかできたらいいなぁぐらいに考えています。