購入してから1250日経過した桜の鉢植え

2020年に桜の苗木を購入して鉢植えにし、ベランダで育てています。購入から1250日経過したので改めて今までのことなどをまとめます。

桜の鉢植え

ベランダで育てている富士櫻(2023年11月)
ベランダで育てている富士櫻(2023年11月)

我が家のベランダには桜の鉢植えがあります。購入したのは2020年でした。それから1250日ほど経過したので、以下に状況や、これまでに行ってきたことなどをまとめます。

咲くまで何年

桜は花が咲いた状態で販売されている苗木があります。その場合、買った年、もしくは買った翌年には花が咲くと思います。

花がない状態で購入した苗木は、数年経ってからでないと花が咲かないこともあるようです。実際我が家の桜は1250日経過した今まで一度も咲いたことがありません。

日当たり

我が家のさくらはベランダの中でも比較的日当たりの良い場所に設置しています。

桜は基本的に日当たりが良いところを好むそうです。ただ、西日には弱いらしいので、東や南向きの場所の方が適していると言えます。

水やり

夏場は日に二回水やりをすることもありましたが、夏以外は一日に一回か、土が乾燥していないなら水を与えない日もあります。

水は水道水を使う時もありましたが、最近は亀を桜の隣で飼育している都合で、亀の水交換と桜の水やりを兼ね、亀の水槽からの排水を桜に与えるようにしていました。というのも、亀の排水には食べ残した餌なども含まれるため、そのまま排水口に排水するのは憚られたからです。

肥料

肥料は年に数回固形の有機質肥料を与えています。

それから亀の水槽からの排水も与えているため、意図せずその排水の中に含まれる亀の排泄物や食べ残した餌などが分解され、肥料分となっている可能性はあろうかと思います。もっとも、そうだとしても微量だとは思います。亀の排水は少なくとも二日に一回程度は与えていました。

植え替え

富士櫻を植え替えるところ
富士櫻を植え替えるところ

桜の植え替え時期は冬です。昨冬は2月に植え替えました。その時も地表に根が見えるほど根がぎっしり詰まっていたのですが、それから9ヶ月経った11月の時点で、すでに地表に根が見えていました。

この調子だと今冬も植え替えが必要になろうかと思います。実際、植え替え作業は楽しいので好きです。根っこを切って春の到来を待とうと思います。

地表に根が出てきている富士櫻(2023年11月)
地表に根が出てきている富士櫻(2023年11月)

通常、1~2年に一回程度は植え替えをするものなんだそうです。特に桜は根の勢いが強い木と言われるようで、地植えにするときはかなり注意が必要な木でもあるのだそうです。庭付きの一戸建てで育てるにしても、根域を制限した鉢植えの方が安心かもしれませんね。我が家はマンションなので鉢植え一択です。

剪定と整枝

ベランダで育てている富士櫻(2023年11月)
ベランダで育てている富士櫻(2023年11月)

今までは針金をかけて樹形を整えようとしたり、紐で引っ張って誘引したりしていました。でも最近は無理な誘引や樹形変更はやめようと考えています。

というのも、剪定にしても樹形変更にしても、樹液の流れ、ホルモンの流れを意識しながらすることが望ましいらしいのですが、正直そこまではあまりわかりません。木の様子を見て、成長の著しいところ、ほとんど新芽が出ないところぐらいは見てわかりますが、頂芽優勢などのホルモンの動きまで加味して考えるとかなり困難です。

事実、思い付きで剪定した枝は生長を止め、針金で整姿した枝は生長が鈍るだけではなく、上方向に新しい側枝を生やしてそれが極端に上向きに生長を始めました。

そこで今考えているのは、ぶつかってしまうなど、明らかに障害となる枝は剪定し、誘引などをするとしても、必要以上に曲げず、ホルモンの流れを阻害しないように考えながら誘引したいと思っています。

咲かないわけではない

我が家にあるのは台湾の富士櫻と呼ばれる品種。日本の富士桜(マメザクラ)とは別の品種です。

この富士櫻、我が家の近所でも地植えで育てている方がいて、そちらでは毎年花が咲いています。

つまり、気候的に全く咲かないわけではなく、育て方が適切であれば咲く可能性があります。あとは樹齢、木の成熟度なども関係があるかもしれません。

そちらの木は4~5mぐらいになる木ですので、我が家の1.5m程度の木とは幹の太さも、枝の数も異なります。

まずは幹を太くする、樹齢を稼ぐことに心血を注いでおります。本当は樹高も高くすべきなのかもしれませんが、ベランダで育てているため、落葉などで他の居住者に迷惑が掛かってもいけません。

花の観賞より葉を味わう

2022年にも行った桜の葉の塩漬けは2023年も制作しました。花が咲かないことは残念ではありますが、こうやって桜の葉の塩漬けが手に入るのは良いことの一つです。というのも、台湾在住のため桜の葉の塩漬けが簡単には手に入らない環境にいるからです。

なお、桜の葉と言えば桜餅ですが、桜餅に使う道明寺粉もなかなか手に入らないので2022年は道明寺粉も自作しました。

海外に住むと日本では当たり前に手に入っていたものが手に入らなくなったりします。もっとも、その逆もしかりで、日本でなかなか手に入らないものが海外では簡単に手に入ったりもします。

最後に

11月現在、残念ながら花芽らしき芽は見当たりません。2024年春も花は咲かなそうです。それとも、これから花芽が膨らんでくるのでしょうか。ん~まだ見ぬ桜の花を夢見て、お世話を続けてまいります。