ベランダの桜の木の針金かけ 食い込みました

以前からベランダで桜を育てているのは何度か記事にしてきましたが、この度、その桜に針金が食い込んでしまったのでそのお話。

どんどん成長する桜の木

今年に入ってから我が家の桜はだいぶ木らしさを発揮してきていました。

  • 2月:本来ならここで開花予定
  • 3月:少しずつ葉が出てきます(毛虫発生)
  • 4月:葉がどんどん成長し、新しい枝も出てきます
  • 5月:葉は出てこなくなり、枝が伸びるのも止まりますが、幹が太くなります

そのまま伸ばすのも良いのですが、樹形も整えたいと考え、3月の葉が出てくる段階で針金をかけておりました。去年も秋に針金をかけていて、今回で2回目の針金掛けでした。

我が家のは鉢植えの桜

我が家の桜は植木鉢に植えただけの鉢植えと表現するのが正しいのだと思いますが、そこから樹形を整え、小さな鉢に植え替えて、鉢と植物全体で自然の景色を表現するのが盆栽なんだそうです。ん~そこまでできるかはわかりませんが、少しでも樹形は整えたいです。試行錯誤しながら進めています。現段階では鉢植えという表現で間違いなさそうです。

前回よりも今回の方が上手に針金をかけられたと思っていたのですが、最近何やら気になることが。

幹が太くなり、針金が食い込む

5月に入ったころからでしょうか。気持ち幹が太くなってきたように見えたのです。「幹が太くなる=針金が食い込む」ということになるので、ちょっと心配。でも幹が太くなるのはうれしい。というここ数日でした。

桜に食い込む針金

この日、改めて幹を観察してみると、どうみても食い込んでいます。これ、どう見ても食い込んでいますよね。いや、目の錯覚か、とか、見る角度によってはもしかしたら食い込んでいないのかも?とか、いやいや、そんなに幹が太くなるわけないでしょ、とか考えていたのですが、やっぱり食い込んでいました。

針金を取った後の桜

やっぱり!こんなに食い込んでいるなんて。

針金が食い込んだ原因

針金をかけていたのは約2か月間。もともとの予定では3月にかけて、翌年の1月に外すつもりでした。そんなに長くかけていたらどうなっていたことか。いや、この時期に幹が急に太くなったことを考えると、この時期に針金をかけるのがあまりよろしくないとか?それとも針金のかけ方がまずかったのか。ほかにも考えられる可能性は以下の通りです。

  • 針金掛けの時期が悪い
  • 針金掛けの期間が悪い
  • 針金掛けのかけ方が悪い
  • 針金掛けに使った針金が悪い

針金なんかかけずに放っておけばいいのでは、という声も聞こえますが、やっぱり曲げたいんですよね。まっすぐでも悪くはないのですが。盆栽とまでは言わないまでも、樹形がきれいな桜になってほしいのです。

今回、2か月ほど針金をかけただけで結構しっかり曲がってくれていました。針金を取っても曲がったままの樹形をキープしています。去年針金掛けをした部分はそれほどキープできなかったので、これも時期によるものかと。つまり、桜の成長をよく知り、その成長に合わせて針金掛けをすることはとても大切なのではないかと思うのです。

反省点はいくつかありますが、今のところ樹形がキープできていることもあり、今後はしばらく針金をかけずに様子を見たいと思います。順調にいけば来年の2月ごろに開花し、そのあとに針金掛けをする感じかと。

針金を外す時期

2021年に針金が食い込むという経験をしたことにより、以下のことがわかりました。

  • 5月に入ると新枝の伸長が止まり、旧枝(1年前の新枝)が太くなり始める
  • 5月下旬には旧枝に針金が食い込んだ状態になる

つまり、遅くとも5月中旬前には針金を取る必要があります。むしろ5月中旬では遅いぐらいかも。ただし、よくよく観察してみると針金が食い込んでいたのは1年前に緑色だった新枝で、それが太くなっているのでした。そのため、どの枝に針金をかけているのかも大切になるのではないかと思います。それがもし旧枝なのだとしたら食い込み注意です。新枝は改めて試してみたいと思っています。

桜の春から夏の管理

去年、苗を購入した時はその成長がいまいちわからず、夏から秋にかけて枯れ込んでいく桜を眺めるだけでしたが、今年は、花は咲かなかったものの、春から夏にかけての成長を目にすることができました。新芽が出てくる様子とか、気の形が少しずつ変わっていく様子を眺めるのも心地よいものでした。

桜は花芽が付くように水切れに注意し、しっかり施肥する必要があるそうです。我が家でも花や果実ようの有機肥料を与えるようにしています。これが来年どういう結果を導くのか、不安もありますが、楽しみでもあります。

私が育てている台湾の富士櫻という品種は、薄いピンク色の花が咲くはずなんです。これから花芽分化の時期のようで、いったいどのようになるのか。いや、もしかしたらまた花芽がつかないということも可能性としては考えられます。いやですけれども。

今の段階ですでに葉芽のようなものはたくさん見られます。去年はこれが10個前後だったのですが、新しい枝にたくさんついているので、倍以上は確実に葉芽のようなものがついています。ここに花芽が付くとしたら、どのようになるのでしょうか。わからないことだらけですが、それを観察するのも楽しいんですよね。

まとめ

さて、今回は桜に針金が食い込んだというお話でした。針金掛けは難しいですね。針金のかけ方、かける時期など、もっともっと学んでいかないといけません。とはいえ、それはそれで楽しいことの一つです。

我が家のベランダにはいろんな植物がありますが、一つ一つ育て方が違って面白いものです。同じバラ科でもリンゴやは桜と全く同じではないようですし、育ち方も違います。一つ一つエクセルにデータを取って管理しています。桜もその一つです。

これから花芽分化に向けて管理していきますが、結果は来年にならないとわかりません。来年の開花は今年の頑張り次第のようですから。来年にはベランダで花見ができるとうれしいのですが。どうなるか楽しみに待ってみます。