ベランダでスモモを育てる方法

この時期、スーパーにはいろんな種類のスモモが並びます。黄色や赤など、色も様々です。過去に何度もスモモの発芽には挑戦してきたのですが、発芽はするものの、その後の成長があまり芳しくなく、どうも1年持たずに枯れてしまうものが多いです。

それでも懲りずにスモモの発芽に挑戦したのでそのことを少し書き記しておこうと思います。

発芽に挑戦したスモモの種類

スモモにはいろんな種類があります。今回発芽に挑戦しているのは小ぶりのスモモで、色は黄色いものです。

スモモは桃や杏のような毛がありません。また、種の周りの実も取りにくいという性質があります。そしてなにより、特に皮と種の周辺に酸味があります。

スモモの種の取り方

スモモを食べると中に種が入っています。種の周りは固い殻で、その固い殻を割ると中から茶色い薄皮に包まれた仁が出てきます。この仁がとても大切。基本的にはこの仁を湿らせたキッチンペーパーなどで包んでおけば発根し、続いて発芽します。

他のバラ科の植物の中には湿らせた状態で冷蔵庫に入れておけば、3か月ぐらいで勝手に殻を割って発芽するというものもありますが、白桃などは同様に冷蔵庫に入れておいても固い殻を割って出てきたことがありません。ちょっと殻が固いようです。スモモはというと、実際にやったことがありませんが、桃ほど殻が固いわけではなさそうです。スモモもバラ科なので休眠打破の意味で冷蔵庫保管は有効ではあると考えますが、殻を割って湿らせたキッチンペーペーに包んでおくだけで発芽自体はさせることが可能です。

まずはスモモをおいしくいただき、種を入手するところから始め、その後は湿らせた状態で冷蔵庫保管するか、すぐに殻を割って強制的に発芽させるかの2択になります。

スモモを発芽させる方法

上記の通り、湿らせたキッチンペーパーで仁を包んでおけば発芽します。その際、仁の周りに付いている茶色い薄皮は剥くと良いです。というのも、この薄皮は水分保持の意味があるようで、一か所に水分が付着するとそれが薄皮全体に広がり、発根するための部位にも水分がいきわたるという構造になっているようです。ですが、湿らせたキッチンペーパーで包む場合、その役割はキッチンペーパーが担います。むしろ茶色い薄皮はカビの原因にもなりかねないのですべて剥いてしまうと良いです。

なお、茶色い薄皮のさらに中に、一部だけ、まさに発根する部位を守るかの如く白いカバーがついているので、それも取ると良いと思います。

上記のキッチンペーパーを使う方法のほかに、仁をそのまま土に植えてしまう方法もあります。これでも発芽します。むしろ根の張り方が自然になるなど、土に直接植えた方がその後の管理が楽かもしれません。キッチンペーパーで発芽させると根はどうしてもまっすぐ下には伸びず、横へ横へと伸びていきます。

土に直接植える場合、まずはスモモを食べ、種を取り、固い殻を割り、茶色い薄皮を剥き、白いカバーも剥き、出てきた仁を土に植えることになりますが、その際、土は種まき用の土などにすると良いと思います。虫などが少なく、発芽を抑制するような、邪魔になるような栄養素も含まれていないような土が良いと思います。実際にこれで発芽に成功しています。

スモモに付く害虫

今のところ我が家のスモモに害虫が付いている様子はまだ確認できていませんが、バラ科、特に桃に似ていると思われるため、そうするとハダニの被害が心配です。

それから、バラ科植物は他にミノムシみたいのを見たこともあります。ミノムシみたいのが付くとてきめんに葉が食われて穴だらけになります。

大切なことは日ごろから葉裏なども含めて観察することだと思います。見つけたら都度対処するというのが良いのではないでしょうか。ハダニならシャワー、ミノムシは捕殺です。

スモモが収穫できるまで何年?

桃栗三年という言葉は一つの教訓であり、必ずしも3年ぴったりで桃や栗が収穫できるようになるものではないようです。今まで調べたり聞いたりしてきた内容を総合的に判断すると、一般的な果樹は苗木を買ってからおおむね4年以上、種から育てた場合は5、6年以上から場合によっては15年ぐらい経っても実をつけない場合もあるようです。ただし、これは果樹の種類にもよるのだとか。そういう意味では桃や栗は他の果樹よりも実が付きやすいという認識の方が多いのかもしれません。

スモモに関しては桃を参考にしても良いように思いますが、種から育てた場合、まずは市販の苗ぐらいの大きさまで育て、そこから3~4年は我慢というのが一般的なのではないかと思います。果樹農家の方に言わせると、実の収穫を目的とするのに種から発芽させるのはナンセンスなんだそうです。接ぎ木苗を買うのが良いようです。ですので種からは趣味程度でやると良いと思います。

最後に

ベランダにバラ科植物を増やしています。確実に実を収穫したいとか、確実に花を見たいということなら園芸店で苗を購入した方が良いと思います。でも、種から発芽させて育てるのもおもしろいです。家にいる時間が多いなら試してみるのも楽しいと思います。