去年の夏ごろにいただいたオジギソウの苗を今年も継続して育てています。1年草として育てるのが一般的だとのことでしたが、育てているのが台湾ということもあり、無事に越冬し、今に至ります。
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オジギソウは中国語で含羞草
中国語の発音をカタカナ表記するならば、「ハン ショウ ツァオ」が近いです。中国語には四声といって、発音の抑揚があるのですが、「ハン」は上がり、「ショウ」は高めの声で真っすぐ、「ツァオ」は逆に低音で切るように終わります。
実は日本語でも、パソコンで「おじぎそう」と打ち込んで変換すると「含羞草」が候補に出てきます。デジタル大辞泉を見ても「含羞草」と書かれています。
「羞恥心を含む草」ということでしょうか。触ると照れて葉を閉じてしまいますからね。
台湾なら越冬できる
日本と比較した場合、ほとんどの地域では台湾の方が暖かいです。とはいえ、例えば与那国島などは台湾とそれほど環境が違わないのではないかと思います。
越冬できるかできないかは気温が重要な要素になりますが、台湾は暖かい。今年、無事に越冬できたのは気温が暖かいことが理由だと思います。
今の台湾の気候
すでに灼熱地獄と化している台湾では今年、梅雨が遅い。むしろ日本の一部の地域では梅雨入りしているので、日本の方が早かったぐらい。
台湾では今、水不足が進行しています。特に西部地域が深刻で、このままでは給水制限が始まると言われています。昨日、北部から東部にわたって雨となりましたが、西部や南部は相変わらず雨がなかったと聞きました。
台湾は大きな中央山脈が南北に横たわっている地形のため、西部と東部で環境が大きく異なります。大きく発展した西部に比べ、交通の便が決して良いとは言えない東部は自然が多く残る地域です。昨日のように西部では雨が降っていないのに、東部では雨が降っているということがよくあります。
昨年採った種は蒔かず
越冬できると思っていなかったので採取できるかできないかの時は心配したものです。ところが越冬できてしまった今となっては、むしろ種を蒔いても育てる場所がなく、どうしたものかと思案しているところです。
オジギソウの種は、数にして百は超えているので、それだけの数のオジギソウを栽培したとしても困ってしまうだけです。近所の子供にあげるとか?このコロナ禍で人と人の接触が忌避される中にあって、そのような行為が受け入れられるとはあまり思えません。無料で配布するコーナーを作るとかならもしかしたら持っていく人はいるかもしれません。
5月のオジギソウ
5月のオジギソウはかなり成長します。もっとも、基本的には5月に種まきをすることが推奨されるようです。本記事では越冬したオジギソウの成長について書いています。
夏日が続き、人間は冷房が手放せなくなっていますが、そんな灼熱地獄でオジギソウはむしろ元気に育っています。
株の大きさでいうと昨年開花したときとすでに同じぐらいになっているのですが、今のところ開花する様子はありません。とにかく葉が勢いよく成長しています。幹も太くなってきました。
オジギソウの肥料
オジギソウに肥料は特段必要ないそうです。むしろ肥料を与えると花が咲かなかったりするそうです。そうなっては一大事。越冬させることを念頭に育てる場合、植え替え時に新しい培養土を使えばその培養土に含まれている肥料分で問題なさそうです。
今年は2月に植え替えました。その時の土は確か使い古しの土。使い古しの土の場合、多少は肥料与えた方が良いかな?とも思いますが、肥料は与えたとしても少量だけにとどめるつもりです。
オジギソウは葉を触ると閉じるのが可愛いのですが、花もまた可愛い。せっかくですから開花させたいです。
オジギソウの剪定
この時期、さらにオジギソウは成長していくと考えられ、どんどん剪定したら良いと思っています。
切るポイントは1つの枝に2~3か所の分岐点を残して切る感じで考えています。そうすることでより葉や枝が密に茂ってくると考えての剪定です。
株が小さい時に剪定すると芽吹く力が弱かったりしますが、今の状態なら大丈夫でしょう。
今後のオジギソウの管理
去年このオジギソウの株を手に入れたのは8月ごろでした。その時はヒョロヒョロの小さい苗だったのですが、それがかなり大きくなりました。
大きくなればなるほど、開花した時の「花」と「花」の距離が遠くなることが予想されます。そのため、上に書いたように適宜剪定を行っていくことが必要だと考えています。
水やりは毎日でもよさそうですが、雨や曇りの日は水を与えなくても大丈夫だったりします。結構水切れには強い印象です。
ただ、それが開花にどのような影響を与えるかは未知数なので様子を見ながら水やりをしていくつもりです。
まとめ
台湾ではオジギソウは越冬できることがわかりました。今後は剪定しながら開花まで育てていきます。
これからも台湾では夏日が続き、水不足も懸念されます。水を大切に使いつつ、植物も大切に育てていきたいと思います。