オジギソウを越冬(冬越し)させる方法

気温も真夏ほど高くはなくなり、今年も越冬(冬越し)に向けてオジギソウの剪定をしました。

オジギソウの越冬(冬越し)

オジギソウの越冬(冬越し)については過去に何度も触れています。我が家のベランダで育てているオジギソウは2020年の冬、越冬(冬越し)に成功し、今(2021年10月)に至ります。

日本では越冬(冬越し)させるよりも1年草として育てることが一般的なオジギソウですが、私が住む台湾なら越冬(冬越し)できることが証明されました。以下、私が台湾でオジギソウの越冬(冬越し)のために行ったことを記録しておきます。

越冬(冬越し)するためにしたこと

オジギソウ
オジギソウ

2020年の時もそうでしたが、越冬(冬越し)するためにしたことがあります。もしかしたらこれらをしなくても越冬(冬越し)できてしまうのかもしれませんが、念のため以下の事をしました。

剪定

好き放題伸びていた枝葉はこの時期に切り詰めて、株自体を小さくします。2020年は恐る恐る切り詰めていた感じでしたが、この1年で結構大胆に切り詰めても大丈夫だということがわかり、2021年はかなり切り詰めました。

イメージとしては、極力枝が重ならないこと、また、長い枝でも芽が出るポイントを2つ以内に収めることを意識しました。

2021年はまだ冬を迎えていないので、必要に応じてさらに切り詰めます。そもそも2021年は枝が多すぎて葉がかなり重なっていたせいか、虫(コナカイガラムシ)も大量発生していたので、もっと枝自体を少なくして良いように思います。

植え替え

2020年の越冬(冬越し)の際、どうやら根詰まりしていたようで、水やりをすると鉢にしばらく水がたまったままで、ほとんど吸収されて行かない&鉢底から出てこないという状況でした。そこで、その辺にあった大きな鉢に植え替えました。

根詰まりはどんな植物にも良くないと思われます。今年はその大きな鉢ですら根詰まりしている感があり、今後どうするかは考え中です。成長が完全に止まってから根を崩してコンパクトにして、再度植え替えるという手もあるのでしょうが、如何せんここ台湾においてオジギソウは真冬でも完全に成長が止まるわけではないようで、2020年の越冬(冬越し)の際には真冬にも新芽が出てきていました。もちろん夏ほどの勢いはありません。でも、それでも葉はありました。

タイミングが大事ですね。よく観察して見極めたいと思います。

新芽も適宜切り詰める

2020年の越冬(冬越し)の際、剪定して植え替えた後も新芽が出てきていました。これをそのまま放置してしまっては株自体が弱るのではないかと考え、ここでは新芽の葉が3つまで出たら切り詰めるようにしていました。

さらに1年ほど栽培を続けてきて思うのは、3つでも株自体は結構大きくなってしまうということ。もちろん冬から春にかけてはこじんまりとしているのですが、その時に切り詰めたことで枝の数がかなり増え、夏になった時にかなり生い茂るような状態になりました。あれはさすがに茂りすぎ。虫も寄ってきます。

今考えているのは2つ葉が出たらそこで切り詰め、さらに新しい枝自体も、もしも他の枝と干渉するようなら、枝の付け根からその枝を切ってしまうこと。そうすることでもっとすっきりとしたオジギソウになるのではないかと思うのです。

置き場所はベランダ

台湾在住のため、真冬でも気温10度を下回る日はかなり少ないです。1年で1週間程度そういう日もありますが、例えば東京よりは確実に暖かいです。例えば台北の緯度は宮古島とほぼ同じ。そう考えると宮古島や石垣島と台湾は気候的に似ているのではないかと思います。

防寒の意味で冬はベランダの植物を室内に入れて管理ということもあろうかと思いますが、2020年に越冬(冬越し)した際はベランダで越冬(冬越し)しました。ビニールもかけませんし、そのままにしていました。適宜水やりはしていましたが、真夏のように朝夕、1日2回やるようなことはありません。そもそもそんなに土が乾かないので、土の様子を見ながら水やりをします。

越冬(冬越し)時の肥料

休眠期に与える、いわゆる寒肥みたいなものは特段与えません。そもそも葉がすべて落ちるような状態にはならず、成長は鈍化しますが、休眠しているのかもよくわかりません。

そもそもオジギソウに施肥は不要だということなのですが、越冬(冬越し)させている株の場合、栄養分が不足することもあるのではないかと考え、梅雨前ぐらいに少しだけ肥料を与えました。2022年も同じようにするつもりで、越冬(冬越し)時には寒肥などの肥料を与えることはありません。

最後に

越冬(冬越し)に成功した理由で最も大きいのは、場所が台湾だということではないかと思います。その辺の空き地にもオジギソウ自体は自生していますしね。

2021年は、2020年よりも多くの花を咲かせることが目標で、それは無事に達成しました。2022年の目標は、主幹をもっと太くすることです。引き続き栽培を続けていきます。