メキシコ料理に欠かせないハラペーニョをベランダで種から育てる

昔からメキシコ料理が好きで、時折無性に食べたくなるのですが、近所のメキシコ料理店は比較的高価でなかなか頻繁に行くこともできず、どうにか自分で作れないものかと思っていた矢先、ハラペーニョが売られていないためにレシピ通りにメキシコ料理が作れないという壁にぶつかりました。そこから始まったハラペーニョ栽培です。

ハラペーニョとは

ハラペーニョは唐辛子の仲間で、メキシコ料理によく使われている辛い香辛料の一つです。学名はCapsicum annuum ‘Jalapeño’。

唐辛子の仲間なので熟すと赤くなっていくのですが、赤くなる前の緑の状態を料理に使ったり、緑の状態を酢漬けにしたりすることが多いようです。

売られている酢漬けのハラペーニョ

ハラペーニョが生で売られているのはずっと見たことがありませんでした。でも、酢漬けならスーパーに売られています。ちょうどきゅうりのピクルスなどのコーナーに置かれていました。もちろん購入したこともあり、おいしくいただきました。

なお、ハラペーニョを育て始めてから市場でハラペーニョにそっくりな生の状態の唐辛子を見かけたのですが、時すでに遅し。すでに栽培を開始していました。

酢漬けから発芽に挑戦

ハラペーニョの酢漬け
ハラペーニョの酢漬け

ハラペーニョの酢漬けならスーパーでも買えます。そんな酢漬けのハラペーニョにも種が付いており、それを使って発芽に挑戦してこともありますが、結果は失敗でした。

ハラペーニョの酢漬けから取った種
ハラペーニョの酢漬けから取った種

瓶詰めされているものは脱気処理されている可能性が高いです。脱気処理は内部を温めてから封をし、熱が冷めると脱気完了となる処理です。そのため、おそらくは高い温度にさらされて発芽能力が消滅してしまったか、酢などの調味液の影響でダメになったかのどちらかだと思います。

台湾の剝皮辣椒

台湾には剝皮辣椒という唐辛子があって、それの見た目がハラペーニョに非常に似ていて、市場で見かけたのが剝皮辣椒であった可能性は捨てきれませんが、種苗店で種が売られているくらいなので、市場で売られていることもあるのではないかと思っています。

なお、剝皮辣椒というのは加工品名だと思っていたのですが、植物自身の名前でもあるようです。

ハラペーニョの種

購入したハラペーニョの種
購入したハラペーニョの種

ハラペーニョの種は近所の種苗店でも手に入ります。それにネットでも販売されているのでここ台湾においても入手に苦労することは無いと思います。

種の形状はピーマンや唐辛子と瓜二つで、種だけ見たらわからないぐらいです。

ハラペーニョの発芽

ハラペーニョの発芽
ハラペーニョの発芽

2月下旬に種まきして、3月上旬には発芽しました。発芽に要した期間は2週間程度です。我が家周辺の2月の平均気温は18℃前後で、3月になると20℃前後になります。

ハラペーニョの発芽率

発芽率は非常に良かったです。蒔いた種のほとんどが発芽したのではないかと思います。

ハラペーニョに付く害虫

ベランダで育てているハラペーニョ
ベランダで育てているハラペーニョ

ハラペーニョにはアザミウマが付きます。アザミウマが付くと新しい葉が縮むような症状が出始めます。そうなると葉が展開できないので生育不良となって新しい葉が出てこなくなります。大問題です。

また、アオムシが付くこともあります。アオムシが付くとあっという間に葉を食べられてしまうので、日々観察して見つけ次第捕殺するなどした方が良いです。

それからカイガラムシが付くこともあります。カイガラムシはスプレー類があまり効かない印象があります。カイガラムシは見つけ次第捕殺です。

いずれにしても、虫は見つけ次第対処しないとあっという間に増えてしまい、取り返しがつかなくなります。適切な対応をするようにしましょう。私は化学農薬の使用を可能な限り控えたいと思っているので、自然系の農薬(唐辛子スプレーなどなので農薬ではないとする方も多いようです)やシャワー、捕殺で対応することが多いです。

ハラペーニョの花

ハラペーニョの花は唐辛子やシシトウと同じような白い花です。

ただ、唐辛子やシシトウよりもちょっと大きいように思います。しかも花びらが若干フニャフニャなので優雅さも兼ね備えている感じです。

収穫

ベランダで育てたハラペーニョ
ベランダで育てたハラペーニョ

ペッパー類(ピーマン類)の中ではハラペーニョは収穫しやすかったように思います。おそらくそれは実が小さいこともあり、開花から収穫までが短いということも影響していると思います。

というのも、長く成長を続けるということはそれだけ虫の食害などのリスクにさらされ続けているということになるので、それが原因で虫にやられてしまうこともあるのだと思うのですが、ハラペーニョは適度なサイズになったら収穫出来てしまうので、そういう意味で育てやすかったです。

株自体も比較的問題なく大きくなってくれました。

種取り

熟したハラペーニョの実
熟したハラペーニョの実

最初にできた実が赤くなるまで待ち、赤くなってから収穫して種を取ろうとしたのですが、あいにく腐ってしまっていて種が取れませんでした。そもそも中にあった種も小さく、未熟なままでした。

ハラペーニョの種(失敗)
ハラペーニョの種(失敗)

株全体がまだ小さい時に種取りをしようと実をつけたままにしていると成長に影響があるものと思われます。事実、その株は生長がしばらく止まったままになってしまいました。

若いうちは株を大きくするためにどんどん緑の実を収穫していって、株全体を大きくする方が良いように思います。

最後に

当初、生のハラペーニョがどうしても欲しいと考えていて、それで種を購入したのですが、思ったよりも順調に育ってくれました。来年用に種を取ろうと思っているので、これからも栽培を続けてみます。