植木鉢はヨーグルト容器で代用できる!自作スリット鉢の作り方と注意点

ヨーグルト植木鉢に植えたオニタビラコ 植物
ヨーグルト植木鉢に植えたオニタビラコ

種をまきたいけれど、ちょうどいいサイズの鉢が手元にない…」「わざわざ苗ポットを買うのももったいないし、家にあるもので代用できないかな?」と思ったことはありませんか?

実は、食べ終わった「ヨーグルトの空き容器」が、種まきや育苗に最適な『最強のスリット鉢』に生まれ変わります!ただ底に穴を開けるだけでなく、根がぐんぐん育つ仕組みを取り入れた自作方法があるんです。

この記事では、私が実際にイチジクの挿し木などで活用している「ヨーグルト容器の代用ポット」の作り方を詳しく解説します。

「100均に行くのも面倒!」という時にすぐ試せて、しかも植物が元気に育つエコな裏ワザ。ぜひ最後まで読んで、今日から実践してみてくださいね。

種まき・育苗に「ヨーグルト容器」が最適な理由

ヨーグルトカップを利用した植木鉢

ヨーグルトのカップは実はちょっとの工夫で植木鉢としても使用できます。どのようにすればよいかをまとめます!

サイズ感(1号・2号相当)が種まきにぴったり

3個パックなどで売られているカップヨーグルトの容器は植木鉢で言うところの一号か二号サイズ、直径3~6cm前後の物が多いです。私が今回使ったのもそのぐらいのサイズです。

植木鉢を買いに行くのが面倒?じゃあヨーグルトカップを使ってみましょう!実はヨーグルトカップは種まきに最適だったりします。

プラスチック製なので加工がしやすく、水持ちがよい

市販の植木鉢を購入するために園芸店に行くと、様々な植木鉢が売られておりますが、材質としてはプラスチックが多いように思います。プラスチックの植木鉢は軽く、値段も安いため、多くの人に受け入れられています。

ヨーグルト容器も厳密に言えば違う種類かもしれませんが、大体プラスチックです。ヨーグルト容器の底面には穴も開いていませんし、本当に植木鉢に使えるの?と思うかと思うのですが、プラスチックなので加工しやすく、穴を自分で開けることで植木鉢にできるんです!

しかも、不織布などの鉢と比べれば水持ちも良いです。

根の発育を良くする「自作スリット鉢」の概念

ヨーグルトで作った植木鉢に入れたスリット
ヨーグルトで作った植木鉢に入れたスリット ※下までスリットを入れないと中に水がたまることがあります

園芸を趣味としている方はスリット鉢のことをご存じかと思います。初心者の方のためにちょっとだけ説明します!

市販のスリット鉢の仕組み

底面の穴のみならず側面にもスリットが入っている鉢が売られていて、スリット鉢と呼ばれます。農家さんのYouTubeでよく見かけるタイプがこのスリット鉢です。

プロの皆さんが使用しているからには当然理由があります。この章ではその仕組みを説明します。

スリットがあることで「根巻き」を防ぎ、元気な根が育つ

スリット鉢のスリット部分まで根が伸びると、空気に根が触れるため、その部分の根が水分を吸収できずにそれ以上伸びなくなります。そうすると植物は別の場所から根を伸ばしてさらに地中部の根が充実し、しっかりと土をつかむことができるようになるため、根の発育に良いと言われています。

通常の植木鉢だと下の方に根っこが何重にも巻き付いていて、根がそこに集中していることがありますが、スリット鉢だと根巻きが起きにくいのです。スリット鉢だと全体的に根が伸びていきます。

私は市販のスリット鉢を買ったことがあります。今も実際に使用していますが、まず水はけが良いです。そして、スリット鉢で育てた植物はやはり生育が良かったように思いますし、鉢から抜いたときの根の張り方も下の方にばかりたまってグルグル巻きになるのではなく、比較的前面にわたって伸びていました。。

【実践】ヨーグルトカップ植木鉢の作り方

ここではヨーグルトカップの作り方をご紹介します!

準備するもの

準備するもののリストです

  • ヨーグルトの容器
  • 穴をあけるための道具
植木鉢に改造する前のヨーグルトカップ
植木鉢に改造する前のヨーグルトカップ

まず最初に準備するのはヨーグルトの容器です。プリンやゼリーの容器でも植木鉢に適したものがあると思いますが、今回はヨーグルトの容器を使います。偶然ヨーグルトの容器がそばにあったこと、そして比較的倒れにくい構造になっていることが理由です。

なお、この時に選ぶ容器はある程度の硬さがあった方が良いです。柔らかい容器だと完成品を移動するとき等にへこんでしまったりして不便になることが考えられます。手で持ってへこむようなカップは使用に向きません。かといって硬すぎる容器も加工がしづらいので向きません。今のところヨーグルトカップがベストです!

ヨーグルト植木鉢に穴をあける際に使用している金属やすり
ヨーグルト植木鉢に穴をあける際に使用している金属やすり

今回穴をあける道具は、金属製の棒を使いました。この金属製の棒をコンロで熱して、溶かすように穴をあけていきます。

底だけでなく側面の下部までスリットを入れる理由

ヨーグルトカップを利用した植木鉢
ヨーグルトカップを利用した植木鉢

カップヨーグルトを植木鉢として使う場合、そのまま土を入れるのではなく、排水のための穴を開ける必要があります。私は底部に5か所の直径3mm程度の穴、側面から側部にかけて4本の2mm幅ぐらいのスリットを入れることが多いです。スリット鉢の概念をちょっとだけ真似ています。

こうすると水はけが非常によくなります。また、スリットは鉢底の最下部(底面)まで入れておかないと、底に水が溜まってしまうことがあるので注意です。

有害物質や怪我に注意した加工方法

ヨーグルト植木鉢を作るために金属やすりを熱しているところ
ヨーグルト植木鉢を作るために金属やすりを熱しているところ

私は熱した金属棒などで穴を開けていますが、プラスチックは熱すると有害物質が出るので、多少心配も残ります。換気を良くし、最低でもマスクをすると良いです。

例えば穴にはキリや100均のはんだごてを屋外で使用する方法もあります。スリットはカッターを使用してV字になるように切れ目を入れるだけでもOKです。※硬いヨーグルトカップだとカッターの刃が入りにくいかもしれません。ケガをしないように気を付けてください。

すればある程度この問題は解決できます。はんだごてを使う場合もマスクをしておくと良いですね。

いずれの道具もケガをする危険があるので、慎重に使いましょう!

イチジクの挿し木で実験してみた結果

挿し木した植木鉢
挿し木した植木鉢

ヨーグルトで作った植木鉢は一時期の挿し木に最適です。実際に挿し木に使って成功しました。

ほかに、小さな植物や多肉植物にも使えると思います。

イチジクの挿し木などに使用

ヨーグルトのカップやプリンのカップで鉢を作ったのでイチジクの挿し穂を挿してみました。種まきとは違いますが、こういう時も小さい鉢がほしくなります。挿し床みたいなのがあれば良いのですが、無いのでヨーグルトで作った植木鉢で代用しました。

今回のヨーグルトカップは一号程度のサイズなので、ちょっと小さく、もしかしたら挿し穂が立ってくれないかなと心配したのですが、結果としてはしっかり立ってくれて、無事に挿し木が完了しました。

雑草オニタビラコを植えてみる

ヨーグルト植木鉢に植えたオニタビラコ
ヨーグルト植木鉢に植えたオニタビラコ

全体の様子がわかるように側に生えていたオニタビラコを植えてみました。

スリットや底面の穴が大きすぎると土が出てきてしまうことがありますが、ほとんど出ていないので成功と言えそうです。もちろん水はけも最高。

省スペース、土の節約になる

複数挿し木をする場合や、小さな植物、多肉植物などを植えるのに適しています。省スペースですし、小さいので土の節約にもなります。

代用ポットを使う際のメリットとデメリット

ヨーグルトのカップやプリンのカップで鉢を作ったのでイチジクの挿し穂を挿してみました。種まきとは違いますが、こういう時も小さい鉢がほしくなります。挿し床みたいなのがあれば良いのですが、無いのでこれで代用しました。

今回のヨーグルトカップは一号程度のサイズなので、ちょっと小さく、もしかしたら挿し穂が立ってくれないかなと心配したのですが、結果としてはしっかり立ってくれて、無事に挿し木が完了しました。

メリット:無料、サイズが絶妙、エコ。

小さいので土の節約になるのと、省スペースであること、購入費用が掛かっていないことがメリットであると思います。これらのメリットを考えると、作った価値はあると感じます。

デメリット:見た目、耐久性(長くは使えない)。

デメリットは見栄えがあまりよろしくないことでしょうか。また、穴あけの良い方法がまだ見いだせておらず、おそらく有害物質を多量に吸い込みながら作業をしているので健康被害が心配ということでしょうか。最低でもマスク、そして歓喜の良い場所で作業をすることで多少は吸い込む量が減ると思います。

また、プラスチックの鉢がどんどん劣化していくようにヨーグルト植木鉢も劣化していきます。何年も続けて使用するものではありません。

まとめ|まずは家にあるもので種まきを楽しもう

本気で植物を育てるんだと言う方は最初から適した植木鉢を購入するのも良いと思いますが、ちょっと種をまいてみたいな、スーパーで買った商品の種を埋めてみたいな、などという時はこのヨーグルト容器の植木鉢が最適です。なぜなら元手がゼロだからです。それに、サイズも扱いやすいです。

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