観葉植物として人気の高いサンスベリア。不要になったサンスベリアの葉をいただいたので挿し木に挑戦して育て始めました。
目次
サンスベリアとは
サンスベリアとは地面から葉っぱが鋭く上に向かって伸びている多肉植物の仲間です。多肉植物の中でもアガベの一種だそうです。
科や属は参照する基準によって言い方が異なるようで、リュウゼツラン科(新エングラー体系)、キジカクシ科スズラン亜科(APG III)などと言われるそうです。
サンスベリアとサンセベリア
私は主にサンスベリアという呼称を用いているのですが、中にはサンセベリアと呼ぶ方もいます。
英語ではsansevieriaと書きます。Forvoというサイトで発音をチェックしてみると、イギリス英語では「サンセベリア」に近い発音でした。ラテン語にも「sansevieria」はあり、ラテン語では「サンセビエリア」という感じに私は聞こえました。
おお、どうやら外来語的にはサンセベリアの方が元の言葉に近そうではあります。
Googleの検索結果ではサンスベリアが1,260,000件、サンセベリアでは1,160,000件と、サンスベリアの方が若干優勢です。また、Wikipediaの項目名は「サンセベリア」となっています。
トラノオと呼ばれることもありますね。
サンスベリアの挿し木・葉挿し
サンスベリアを増やす場合、葉挿しができます。大体10cmぐらいの長さにサンスベリアを切り、数日乾燥させます。
サンスベリアの切り方
切るのには園芸用のハサミを使いました。葉を10cm間隔ぐらい、1枚の葉なら3~4つのパーツに切り分けます。
切ったばかりは湿っている断面も、数日経つと乾燥します。私は5日間乾燥させました。
土に挿す
切り口が乾燥したら土に挿しますが、土はできるだけきれいなものを使った方が良いと思われます。私はその辺にある土を使いましたが、虫とか有機物とかが少ない発芽用の土とかが良いかと。
根出しすることが目的なのである程度詰めて葉挿ししても問題ないと思っています。
葉挿しする際は上下を間違わないように注意しましょう。というのも、見た目だけでは上下の判断が難しいからです。カットしてすぐに上下をマジックで書いている方もいますね。そうするとわかりやすいと思います。
葉挿しの時期
私は11月末に葉挿ししましたが、決して11月が葉挿しに適しているとは思いません。というのも、芽が出てきたのが翌年の5月になってからだったからです。サンスベリアの芽は根元の当たりから出てきます。
おそらくある程度の暖かさがないと芽が出ないのではないかと思われ、となると秋から冬にかけて葉挿しするよりも、春以降に葉挿しする方が良いのではないかと思います。
そもそもサンスベリアは冬に休眠するのだとか。となると、芽が出ないのもうなづけます。ただ、私が住んでいるのは暖かい台湾なので、それでも休眠するかはわかりません。
結果的に私は葉挿しして芽が出るまで半年ぐらいかかりました。
水やり
サンスベリアはアガベの仲間です。そのため、水をあげすぎると腐ります。かなり乾燥させた状態でも問題ないようなので、たまにしか水やりをしていません。
土が完全に乾き、鉢を持ち上げたときに軽かったら水をあげるようにしていますが、完全に乾いたからと言ってすぐに水をあげなくても問題ないようです。
土
水はけが悪いと葉が腐る原因となる可能性があります。そのため、水はけの良い土が良いと思われます。多肉植物用の土とかでも良いように思います。
日当たり
我が家ではサンスベリアをベランダの日当たりが比較的良いところに置いています。その場所は午前中の日当たりが良くて、午後は直射日光が当たらないような場所です。
花
サンスベリアは花が咲くのだそうです。ネットで見ると、確かに白くてかわいい花が咲くようです。
花が咲くようになるためには株が大きく生長しなければならないと思われます。葉挿しからだと結構時間がかかるかもしれませんね。
株分け
サンスベリアの株分けは梅雨前ぐらいから夏にかけての時期が良いのだそうです。葉挿しに成功し2株あるので、それを近々株分けしようと思っています。
肥料
今のところ肥料は一切与えていません。多肉植物全般には肥料を与えずに育てています。
害虫
今のところサンスベリアに害虫がついているのを見たことはありません。
以前多肉全般にはカイガラムシがついていたので、もしかしたらそのうちカイガラムシが出没するかもとは思っています。出てきたら即刻捕殺です。
最後に
いただきもののサンスベリアの葉から葉挿しに成功しサンスベリアを育て始めました。将来的に家の中に入れ、観葉植物として愛でるのも良いかもしれません。
まずは株を充実させるべく、お世話を継続したいと思います。