2024年、なんとなく紫キャベツの種を買い、ベランダで育て始めたのですが全くうまく行きませんでした。何が行けなかったのか、起こったことをここにまとめます。
目次
ベランダで紫キャベツを育てたい!
スーパーや市場、八百屋さんでメジャーな野菜と言えば、キャベツをあげる方も多いのではないかと思います。実際野菜が売られているところ、お店のほとんどでキャベツは扱われており、少なくとも日本や台湾においてキャベツはメジャーな野菜であると言えるでしょう。
そんなキャベツにはいくつか種類があり、大きく分けるなら緑のキャベツと紫のキャベツです。今回たまたま種苗店で紫キャベツの種を見かけて購入し、ベランダで紫キャベツ栽培に挑戦しました。
紫キャベツって緑のキャベツと違うの?
紫キャベツは文字通り葉が紫のキャベツです。葉が紫になる野菜はだいたいポリフェノールが入っているように思いますが、紫キャベツもアントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれるのだそうです。
味で言えば、紫キャベツは緑のキャベツと比べると苦味が強い傾向があります。でも、キャベツはキャベツ、育てるうえでは同じだろうと考えました。なにより、キャベツを種から育てるのは初めてだったので非常にワクワクしていました。
種まきした8月
種を入手したのは8月。キャベツの種まき時期を調べたところ、種まき適期は春と夏で、8月も種まき可能とのことだったので、早速種まきしてみました。
ポットに深さ0.5〜1cm 程度の穴を開け、そこに種をまき、土をかけました。
こうすることで、数日後には無事に発芽しました。
最初から紫がかっている紫キャベツ

紫キャベツは双葉も紫がかっています。植物によっては成熟した姿は紫でも、双葉は緑だということがあります。紫キャベツは最初から紫がかっていたので発芽しただけで感慨深いものがありました。植物って面白い!
赤や紫のポリフェノール含有植物は日光大好き

この手のポリフェノールが含まれる植物は他に赤しそなどがありますが、例えば赤しそは発色良くするためには太陽光をしっかり当てる必要があります。日陰で育てると日の当たりづらかった葉は緑っぽくなってしまいます。
紫キャベツも日当たりの良い場所で育てると良いそうですが、今回私が育てていた場所はベランダの中では中程度の日当たりが見込める場所でした。
コナジラミとの戦い
紫キャベツには虫がつきました。コナジラミです。もう大量にコナジラミが葉裏にくっついてして、非常に気持ちが悪く、さらに、生育にも影響があるように見受けられました。
コナジラミはシャワーをすると一時的に退避しますが、乾燥するとまた葉裏に集合します。
なんとも気持ちの悪い害虫でしたが、ニームオイルスプレーを定期的に吹きかけていたところ、最終的にはほとんどいなくなりました。ニームオイルスプレーが効いたのか、はたまた他の原因があったのかははっきりしませんでした。
収穫期を逃した紫キャベツ

通常、紫キャベツは2〜3ヶ月で収穫できるそうなのですが、12月になっても小さなままでした。そこで、大きな鉢に植え替えることにしました。
本場が5枚程度出てきた段階で植え替えたら良かったのかもしれませんが、バタバタしていて12月までほぼ放置していました。にしても小さい!全然育っておりませんでした。コナジラミの影響かもしれません。
なお、私が住んでいるのは台湾で、冬でも10℃以上あることが多いです。そのため、冬だからダメということもないのではないかと淡い期待を胸に栽培を続けました。
思えば土は適当だった
使用した鉢は10号鉢、土は適当に使用していなかった、使い古しの培養土を使いました。植物は肥料を与えた方がよく育ちます。肥沃な土ならいいですが、そうでない場合、うまく生育できないこともあります。
鉢のサイズは問題なかったと思うのですが、土はもうちょっと考えても良かったように思います。水はけを良くし、栄養分をしっかり蓄えた土を事前に準備していれば、もっと上手に生育したかもしれません。
一応は大きくなったけど成長が遅い!

定植から約半年、少しずつは大きくなったものの、いわゆる結球はせず、ある程度大きくなった後は周りの葉から枯れていきました。
そもそも通常の収穫時期はとうに過ぎていて、それでも結球するのではないかと淡い期待を胸にお世話を続けていたのですが、非常に生長は遅く、結果的には失敗に終わりました。
紫キャベツ栽培は難しい!
今回初めて紫キャベツを育てました。そして、紫キャベツ栽培は非常に難しいと感じました。
発芽はします。むしろ発芽は比較的簡単にしたように思います。でも、その後の栽培が難しいです。あまり大きくなりませんでした。
次の挑戦で改善すべき点
まだ種はあるのでまた改めて挑戦しようと思っていますが、その際は以下の点に注意しようと思っています。
- 日当たりの良い場所で育てる
- 土づくりをしっかりする
- コナジラミ対策にネットなどを用意する
最後に
初めて紫キャベツの栽培に挑戦しましたが、うまくいきませんでした。改善できそうなところはたくさんあります。次回挑戦するときはもっと上手に育てたいです。そして収穫した紫キャベツを食べてみたいと思っています。