サラダに入っていたザクロの粒から種を取り出し、それをまいたら発芽しました!発芽に至るまでのこと、方法などをここにまとめます。
目次
ザクロの種は発芽する!
ザクロの種を土にまいたら発芽しました。自分で買ったザクロではなく、買ったサラダに入っていた数粒のザクロから取り出した種をまいたものでした。
ザクロの種
ザクロは赤い粒々が特徴的なフルーツです。その赤い粒々の一つ一つに種が含まれており、種ごと食べる方もいれば、種は出すという方もいます。
おおむね3mmぐらいの大きさの種で、色は白です。白とはいっても、赤い果肉(種衣と呼ぶそうです)に包まれているので外からは白く見えません。
食感はトマトの種を大きくした感じでしょうか。まあまあの固さです。
乾燥した種をそのまま土にまく
今回はそのまま赤い粒を食べずにとっておき、多少乾燥したころに土にまきました。種衣も剥かず、そのままです。
一般的に種の周りには発芽抑制物質と呼ばれるものがある場合が多いです。そのため、可能であれば種衣も取った方が発芽には良いのだとは思います。今回は種衣を剥かなかったのは面倒だったからです。
種衣を剥かなくても、土の中で微生物が分解して、種衣の分解が終わってから発芽するだろうと考えました。
種衣を剥くというよりは、乾燥前の状態で種衣を食べ、種だけを残しておけば良いと思います。
育苗ポットで種まき
ベランダに転がっていた育苗ポットに種まきをしました。実験的にザクロを発芽させたので、鉢はあまり気にしていませんでした。
育苗ポットで発芽したら、まずは間引き、大きくなったら植え替える予定です。
発芽に使用したのは使い古しの培養土
ザクロの発芽に使用した土は使い古しの培養土で、特段こだわったものではありません。土は何でも良いのではないかと思います。
試したことはありませんが、湿らせたティッシュなどで包んでおくだけでも発芽はするかもしれません。多くの植物の種子は湿らせたティッシュでも発芽させることができます。
発芽までは水を切らさない!
発芽するまでの期間、土を乾燥させてはいけません。常に湿った状態を維持できるよう、土の様子を見て、表面が乾きそうだったら水を与えるようにしていました。
保水のために袋などに鉢ごと入れておくのも良いかもしれませんね。
発芽まで3ヶ月
1月にまいた種が発芽し始めたのは同年4月になってからでした。種まきから発芽まで3ヶ月かかったのですが、3ヶ月かかるというよりは、4月ぐらいの暖かさにならないと発芽しないということなのかもしれません。
4月の我が家近辺の平均気温は大体23℃です。発芽させるならこのぐらいの気温を狙うと良いと思います。
今回のザクロの発芽率は50%
今回は6つの種を土にまきましたが、種まきから4ヶ月経過した段階までに発芽したのは3つだけでした。つまり、今回のザクロの発芽率は50%です。あまり高くはないですね。
ザクロの種をまくなら根気強く待つ!
発芽まで3ヶ月かかったことと、発芽適温にならないと発芽しない可能性があることから、種まきしてすぐに発芽しなくても、根気強く待つことが大切であると感じています。
ザクロの葉
発芽したザクロの最初の双葉は丸っこい葉です。双葉というのは大体こんなもので、種の形などにも左右されるのだと思います。
そして双葉の後に出てくる本葉は細長い形状をしています。園芸店などでザクロの木を見たことがある方はわかると思いますが、非常に特徴的な葉の形をしています。
ザクロは種から何年で実ができるのか
ザクロは苗から育てても実ができるまで5~6年かかるそうです。そもそも市販されている苗ぐらいの大きさになるまでに3年程度かかるので、そうなると8~9年は最低でもかかる計算になります。
ただ、種から育てる場合と、園芸店などの接ぎ木苗を比べると、種からだと開花しない可能性、結実しない可能性が高まります。というのも、種から育てる場合、接ぎ木などの苗と違って親の性質を普通は受け継がないからです。
だから単純に8~9年とも言えなくて、もしかしたら10年経っても20年経っても実はできないかもしれません。
収穫したい場合は園芸店から接ぎ木苗などを購入しましょう。しかも樹齢のできるだけ大きな木を買えば、それだけ収穫が早くなると思います。
種からザクロを育てる場合は収穫を目指すのではなく、観葉植物として育てるか、本当に気長に待つかしかないと思います。
ベランダでもザクロは育てられる?
ザクロは樹高を低くしたてても実がなるようですが、そのままにしていると結構大きな木になるようです。分類的には落葉小高木に属するそうです。
ベランダで育てる場合、適宜剪定をしながら大きくなりすぎない工夫が必要になります。また、定期的な植え替えも必要になってくるでしょう。
最後に
ベランダでザクロの収穫までは目指していないのですが、せっかく発芽したのでもうしばらく観葉植物として楽しみたいと思っています。