春から夏にかけて一切成長しなかった桃の木が秋に再始動!?

食べた桃の種が発芽し、それを育てているのですが、最初は良かったものの、最近になるまでしばらく成長が止まっていました。再始動するまでの経過を以下に記しておきます。

食べた桃からの発芽チャレンジ

食べた果物などの種から発芽に挑戦するということをしています。桃もその一環。

一般的に果樹栽培で果実の収穫を目的にする場合は苗木を買った方が良いと言われます。というのも、種から生まれたいわゆる実生苗の場合、親の性質を受け継がないということと、うまく成長するかも未知数だからだそうです。桃はどうなのでしょうか。

これはあくまで実験となります。あわよくばいつの日か桃の花が見れたら良いな、ぐらいに考えて栽培をしています。

台湾のベランダで桃の花が見れたらいいと思いませんか?(いや、それが目的なら苗木買えよ!)

冬に生まれ、冬を超えた桃の木

2020年の12月ごろに室内で発芽した桃の種。この時はミズゴケに包んでいたのですが、必ずしもミズゴケを使わなければならないわけではなく、キッチンペーパーでやることもあります。根が伸びたときのことを考えると、キッチンペーパーの方が便利です。

土に植え替える時にミズゴケを取ったわけですが、結構面倒。ミズゴケをつけたまま土に植え替えるという方法もあるのかもしれませんが、どうなるか一切見当がつかないので私はやめました。新しいチャレンジなので、リスクは減らしたい。

それから夜は室内に移動していました。台湾に住んでいるのでたぶん問題はないのだと思うのですが、如何せん発芽したばかりで心配だったんです。できるだけ過保護に育てていきました。というのも、桃は過去に何度か失敗していたからです。

冬季は変化がなかった桃の木

2021年2月の桃の木
2021年2月の桃の木

2021年の1月ごろまでは順調に葉が出てきていたのですが、2月ごろから急に変化がなくなりました。かなり不安になったのを覚えています。

2020年の冬を超え、翌年1月ぐらいまでは順調に見えた桃の木は成長をやめ、見るからに休眠している感じに。あれ?桃ってこの時期に休眠するの?春は成長するんじゃないの?と様々な疑問が出てきましたが、そもそも12月に発芽するというのが不自然なのかもしれません。

普通は種が土中にもぐり、翌年の春に芽を出すというのが普通なのでしょう。そこからぐんぐん成長して、冬には落葉して、またその翌年の春に新芽を出して成長するという。そのサイクルを、固い殻を割ったりして崩しているわけで、通常の育ち方でないのは仕方なさそうです。

なお、我が家の近所では台湾産の桃というのをスーパーで見かけません。大体輸入品。特にアメリカからの輸入が多いようです。これ如何に。

台湾と言うのは桃の栽培には不向きなのでしょうか。耐暑性も耐寒性も申し分ないようではあります。台湾の2月というのは寒すぎず暑すぎず、という感じなのですが。

春から夏にかけても変化なし

2021年7月の桃の木
2021年7月の桃の木

それから夏になっても一切変化はないように見受けられます。しいて言うなら茎が若干太くなったような気もしますが、その変化はそれこそ1mmとか2mm太くなったという程度で、目視のため誤差もかなり大きい感じです。そもそもそのぐらいの大きさだったのか、この時期に成長したのかは不明。

ネットで調べると落葉樹であることは間違いなさそうで、冬になれば落葉するもののようですが、昨冬は発芽したばかりであることと夜間は室内に移動していたこと、そもそもここが台湾で、冬でも暖かいころなどが原因だったのか、落葉はしていません。

桃は種類によって結実時期が異なるようで、そうなると成長の仕方も種類によって異なるのかもしれません。我が家の桃は一体何桃?しかも調べてみると、結実するためには2本の桃の木が必要な品種もあるらしいです。

さらに調べていくと、桃は夏に枝が伸びるものらしいことがわかりました。真夏には一切変化がなかった我が家の桃。このまま終焉を迎えるのかとあきらめかけていました。

9月に入って急に新芽が出てきた桃の木

2021年9月の桃の木
2021年9月の桃の木

ほぼ変化がないものの、水やりだけは継続していました。一縷の望みにかけて。上述の通り茎はちょっと太くなったような気がしないでもなかったです。

そして9月に入ってついに変化が!新芽が出てきたんです!この時期に新芽?!とちょっと驚きましたが、それでも成長が全くなかったのでうれしかったです。

同じバラ科の桜はそろそろ紅葉し、落葉を迎え、その後休眠期に入るのですが、桃さんは一体どうなるのでしょう。

夏に枝が伸びるのが一般的だとすれば、この時期は時期外れということになります。いったいどこまで大きくなるのか。冬に落葉するとすれば、この時期にできるだけ大きくなってもらわないと、株そのものが成長しません。

2021年10月の桃の木
2021年10月の桃の木

最後に

桃は水切れに弱いそうです。もしかしたらやはり鉢が小さいことで、水切れを起こしやすかったのかもしれません。たっぷり水やりしないといけませんね。

ともあれ、一時は全く成長しないことであきらめかけていた桃の木が、また成長を開始したことは非常にうれしい出来事でした。これで桜、桃、梅(+りんご)のバラ科植物が無事に増えていきます。

実はまた改めて種から育てようと冷蔵庫に10個ほど桃の種を取ってあります。それも変化があれば植え替えたりしていきたいと思っています。

変な時期に再始動した感じの我が家の桃の木。来年は一般的なサイクルで成長してくれるといいのですが。