ベランダで種から栽培しているパッションフルーツが発芽から630日を超えました。これまでのことをまとめます。
目次
どんどん伸びるパッションフルーツ
パッションフルーツは生育旺盛で、この630日間の間、どんどん蔓を伸ばし、その長さはおよそ6m程度になっていました。
昨年剪定をしていたため、それと合わせるとかなりの長さになっていたはずです。パッションフルーツの蔓はどんどん伸びるんですね。
パッションフルーツは調べるといろんな仕立て方があって、ブドウのように支柱を這い、さらに天面を這うような形で育てるのが見栄えも良く育てやすそうだなとは思うのですが、我が家はベランダの限られたスペースを利用している都合上、それはできそうもありません。そのため、壁面に張ったネットに這わせています。
フェンスなどがある場合、フェンスも使いやすい(這いやすい)のではないかと思います。知人は確かフェンスでパッションフルーツを栽培していて、収穫もしていました。
落葉時期
我が家のパッションフルーツは今年、10月ぐらいから少しずつ葉の黄変が始まり、少しずつ落葉していきました。去年は確か9月ぐらいから黄変が始めりました。一気にというより、時間をかけて少しずつ落葉していきます。
そもそもパッションフルーツは常緑樹です。ただし、寒さに当たると落葉することもある半落葉樹とも呼ばれます。我が家で落葉が始まっているのは寒さに当たったからでしょう。
そもそもパッションフルーツは南アメリカの暖かい地域が原産の植物で、いくら台湾の気候が比較的暖かいと言っても、やはりパッションフルーツにとっては少し寒いのだと思います。
黄変し始めた葉は手で触ると簡単に落ちてしまいます。ベランダで好き勝手に落葉させるのは排水口のつまりなどの原因ともなりそうで、少々抵抗があるので黄変が始まった段階で葉を取ることにしています。
もっとも、12月になっても完全に落葉が完了して訳ではなく、まだまだ緑の葉がたくさん残っています。
冬季剪定
二年目の冬、蔓がたくさん伸びてそれ以上伸ばすことができないところまであと少しだったこともあり、剪定をすることにしました。
主幹だけでなく、側枝も込み合ってきていたので数を減らし、すっきりさせました。具体的には主幹は3mぐらいで芯止めし、側枝を3本にして、さらにその側枝を下方向へ垂れ下がらせる形にしました。
元々ネットに這わせていたのですが、上部に支柱を横たわらせて、そこから側枝を垂れ下がらせることにしました。こうすることですっきりもするし、比較的安定もするかなと考えました。もしもまた側枝が上方向に伸びてきたら同じように支柱を境にして下向きに垂れ下がるようにしようと思っています。
一応開花期は春~初夏
種からパッションフルーツを育てる場合、初年度は結実せず、二年目から結実するようになると聞いたのですが、残念ながら二年目も結実することはありませんでした。
自然界の物なので結実するしないを100%の確率で言い当てることは困難です。当然誤差もあるでしょう。もしかしたら全く結実しないという場合もあるのではないかと思います。
近所では1月に実を付けている例もあり、もしかしたら秋から冬にかけても開花するのかな?などと考えていたのですが、12月になった今でも我が家のパッションフルーツは開花しておりません。
本記事執筆時で発芽からすでに630日程度経過したパッションフルーツです。通常、4~6月ごろに開花するそうなので、もしかしたら三年目のそのころには花が咲くかもしれませんね!
休眠期
冬は生長が鈍化します。これは休眠期ととらえることもできるかもしれません。
昨シーズンは1月ぐらいから生長が再開されたので、12月前後は休眠している時期ととらえることができそうです。
必要があればこの時期に植え替えをしようかと思っていたのですが、もともと植わっていた10号鉢から根が飛び出るわけでもなく、特段根詰まりをしている様子もないのでそのままにしようと思っています。
最低気温
パッションフルーツの低温限界は0℃前後のようで、霜に当たったりすると良くないそうです。そもそも生育適温は20℃以上ということなので、寒さに強いというわけではないでしょう。
また、パッションフルーツの中でも黄色はさらに低温に弱いそうです。我が家のパッションフルーツは黄色いパッションフルーツから取った種から育てているもので、実は結構寒さに弱いのかもしれません。
ただ、昨シーズンもベランダにそのまま放置で一応冬越しが出来ていたので今年もそうしようと考えていました。
冬越しが不安な場合は行燈仕立てなどにして室内に入れると良いかもしれません。ただ、そうなるとかなり大胆な強剪定が必要になります。ん~これは悩みどころですね。我が家のパッションフルーツも行燈仕立てに変更して、室内で育てたら実ができるのでしょうか。
最後に
木は成熟しないと花が咲かず、実を付けません。どうにか我が家のパッションフルーツも成熟してほしいとお世話を続けています。