うちの近所のスーパーにはかつ丼の写真に親子丼の文字が書かれた合わせ調味料が売られているのですが、それぐらいに親子丼は台湾では浸透していないのだろうなと思わせてくれるわけで、となると親子丼が食べたくなってしまった私はもはや自分で作る以外に道はなく。作りますた。
目次
親子丼が食べたい衝動
日本ではお蕎麦屋さんなどのメニューにある親子丼。なぜお蕎麦屋さんに親子丼があるのかはわかりませんが、天ぷらそばを作る際に仕入れる卵を消費するためとか、そんな理由かもしれませんね。
家の近所にお蕎麦屋さんがない私は、当然のことながら親子丼を供してくださるレストランもないわけで。それでも親子丼食べたい熱が上がりすぎてしまった場合、自分で作ることになります。自炊がメジャーではない台湾で自炊をしなければならなくなります。
今回も作りました。激うま親子丼。
親子丼のレシピ
親子丼は簡単に言えば鶏と卵の丼です。作ってみても思いますが、やはりシンプル。その分、味付けのバランスなどが決め手になります。今回作った親子丼は激うまです。ただ、もっと改善の余地がありそうです。反省点なども含めて以下に書き記しておきます。
親子丼の材料
親子丼には以下の材料を使いました。これで丼4杯分ぐらいです。
- 鶏もも肉 500g
- タマネギ中 1個
- 卵 4個
- 醤油 50g
- みりん 100g
- お湯 100g
- だしの素(かつお) 3g
- だしの素(昆布) 1g
これで激ウマになります。反省点は鶏もも肉を一口大に切らなかったこと。買ってきたまま使ったので、なんだか大きなサイズのまま調理することになってしまいました。食べる時にも不便なので、一口大に切った方が良いです。
ちょっと濃い目の味付けになったので調味料類はもっと減らして良いと思いましたが、昆布だしはもっと多くても良いかなと思いました。
親子丼には三つ葉がよくあしらわれていますが、忘れたのではなく、近所で売られていないからです。昨年末、初めて似たようなものが売られているのをスーパーで見ましたが、味は異なるものでした。三つ葉はまだまだ探し中です。
親子丼の作り方
- 醤油、みりん、お湯、だしの素をすべて小鍋に入れ、一煮立ちさせる
- タマネギを繊維に沿って薄切りにし、「1」と一緒にフライパンに入れ、火をつける
- 沸騰したら鶏もも肉を入れ、蓋をして煮る
- 鶏肉に火が通ったら溶き卵を入れ、再度蓋をする
- 卵が好みの固さになったら火を止め、ご飯の上に乗せて完成
材料は丼4杯分を記していますが、作る時にはフライパンのサイズに合わせると良いです。1杯サイズのものを持っているなら材料の1/4を使うなどすると良いです。私は1/2量で2杯分を作りました。
親子丼の作り方は非常にシンプル
作り方は非常にシンプルですし、作業時間もそれほどかかりません。これなら家庭でも気軽に作ることができるのではないでしょうか。しかもうまい!うまくて一晩に丼2杯も食べてしまいました。
砂糖を使わない親子丼
親子丼のレシピを見ていると、砂糖を使ったものも多くみられます。個人的には砂糖を入れても入れなくてもどちらでも良いように思いますが、砂糖を入れる場合はみりんの量を減らします。みりんだけでも甘いので、好みで使い分けると良いように思います。
麺つゆ(めんつゆ)で作る親子丼
麺つゆでも親子丼は作れます。というのも、そもそも醤油、みりん、お湯、だしの素で作ったものは「かえし」と呼ばれ、麺のつゆなどにも使われるものだからです。
そのため、親子丼のタレは醤油、みりん、お湯(水)、だしも作ることができますし、市販の麺つゆでも良いでしょう。
麺つゆの量はストレートタイプ(そのまま薄めずに冷やしそうめんなどに使うタイプ)なら親子丼1杯あたり大さじ3~4杯程度、濃縮タイプはその濃縮具合に合わせて水で薄めてから使わないとかなり濃くなります。もっとも、味の濃さは好みがわかれるので自分好みの濃さを探すと良いと思います。
台湾にも出店している吉野家に親子丼はない
丼物屋さんといえば、「吉野家」、「すき家」、「松屋」などの牛丼メインのお店や、より豊富な丼メニューを揃えた「なか卯」が日本にはありますが、その中で親子丼を扱っているのはなか卯だけのようです。
なか卯は台湾に出店していないようなので、日本に帰らない限り、それを食べることはかないません。やはり自分で作るほかありません。
最後に
親子丼ってすごいんです。何が凄いかって言うと、意外とうまく作れてしまうからです。もちろんプロの方々はよりおいしくなるように様々な工夫をされていることと思いますが、素人が、自分たちで食べる分を自分で作る分には自分たちが満足できるレベルになれば良いわけです。
家庭レベルの親子丼は何も難しいことを考えずに作ることができます。材料もいたってシンプルで、家に常備されているような調味料があれば、あとは鶏肉とたまご、玉ねぎがあれば良いです。そもそもたまごも玉ねぎもう常備されていることの多い食材ですので、極端なことを言えば、スーパーで鶏もも肉を買ってくれば作れてしまいます。
材料の分量はお気に入りの分量を探し、それをメモか何かに書いて台所に置いておけばいいです。そうすることで、それを見返せばいつでもおいしい親子丼が作れます。