グッピーをベランダに移したら起こったこと え?何食べてんの?!

家の中で飼い始めたグッピーだったのですが、諸事情によりベランダに移動しました。

グッピーの数が減る

当初、水200ccぐらいの中に7匹ぐらいいたグッピー。突然我が家にやってきたため準備もできず、残念ながら次々に天に召されて行ってしまいました。

急いでもっと大きな容器に入れようと思い、台所にあったプラスチック容器、おそらく5Lぐらい水が入るものに移し替えることにしました。

その後も水は三日に一回程度の頻度で1/3量を換え続けました。それで落ち着いたかのように見えたグッピーたちだったのですが、急に元気がなくなり、そしてまた天に召されるグッピーが現れました。残り3匹。本当に焦りました。

原因は酸素不足?水質悪化?それとも他の理由?本当に原因がわかりませんでした。

ベランダに移動する

実は以前からベランダに移動しようと計画しており、いろいろと下調べを進めていました。

まず第一に、ここ台湾の我が家の環境では屋外でもグッピーを育てられるということ。冬も直接風が当たらないようにするなどの工夫をすれば越冬できるということがわかりました。夜や寒波襲来時を除けば、真冬でも平均18℃程度の地域なので、なんとかなるようです。近所の家も確かに屋外飼育です。

ベランダ容器の環境

熱帯魚グッピーのためにベランダに設置した容器
熱帯魚グッピーのためにベランダに設置した容器

ベランダに設置した容器は使わなくなった赤ちゃん用のバスタブです。いずれ処分しようと考えていたのですが、家族からそれを使いなさいと指令が出たので使うことにしました。

実は、ベランダに設置した容器に、移動に向けて水を少しずつためていました。水道水ではなく、三日に一度水換えをした際の廃棄水をためていきました。理由は、微生物を繁殖させるためです。

水草ウォーターレタス
水草ウォーターレタス

もともとグッピーを譲り受けたときにゴマ粒くらいの大きさの貝(おそらくサカマキガイの仲間)がいたのでそれも一緒に入れておきました。また、ウォーターレタスみたいのも浮いていたので小さいものを一つだけ入れておきました。

そしてその後、水の温度を合わせてからグッピーたちを全てベランダの容器に移動しました。

サカマキガイのような貝も同居

たぶんサカマキガイの仲間
たぶんサカマキガイの仲間

サカマキガイって特段害はないようです。ただ、ものすごい繁殖力で、気が付いたら大量に増えているので適度にコントロールする必要があります。

ベランダに移動した後の改造

流木と石
流木と石

ベランダにグッピーを移動した後も容器の改造をしていきました。具体的には落ち葉を入れ、より自然に近い環境を作るよう工夫しました。しばらく別の水に浸けておいた流木や石なども入れました。

餌をあまり食べない

ベランダに移動してからのグッピーは餌をあまり積極的に食べようとしなくなりました。以前よりも容器は大きいですし、ぱっと見、水は問題なさそうに見えます。もっとも、水質は見た目から判断できない部分もありますが。

それに、移動してからグッピーたちは元気に見えるので、今のところ大丈夫なようです。

餌をあげなくなったらそれはビオトープなのでは?

以前からビオトープには興味があっていろいろと調べておりますが、はからずもグッピーがあまり餌を必要としなくなってきました。もしも完全に給餌なしでグッピーが生活できるようになれば、それはビオトープと呼んで差し支えないのかもしれません。

自然界であれば落ち葉も入るし、砂や土も風などで運ばれてくるでしょうし、虫もたくさんくるでしょう。そうすることで出来上がる自然環境を模したものが作れれば、よりビオトープらしくなるのではないかと思います。

糞の色が変化

あまり餌を食べなくなってから数日、今までに見たことのない色の糞をしていることに気が付きました。

今までは赤い餌を与えていたので糞も赤かったのですが、ベランダに移動してからの糞は薄茶色になっていました。これは、ベランダ容器内の何かを食べていることになるのではないかと思っています。

もしもそうだとすれば、グッピーが食べていたのは藻や落ち葉ではないかと思います。石に付いた藻のようなものを口でつつく姿を何度か見ました。

枯れ木を入れたら水の色が変化

流木を入れる際は水に半月~1か月ほど浸けておき、それから容器に入れたのですが、何も気にせずにベランダに置いてあった小さな木も入れてみました。

それらは昨年栽培したローゼルが枯れた物や、イチジクを剪定した時の枯れ枝です。これらを入れたところ、てきめんに水の色が変わりました。ほぼ透明だった水が茶色に、しかもちょっと濁り気味になりました。

焦って半分ほど取り出しましたが、色は戻りませんでした。木には灰汁があって、それを取り除いてからでないと水が茶色くなっていくのだそうです。これをブラックウォーターと言うのだとか。それを防ぐにはあく抜きが必要で、最初に流木に行ったように水にしばらく浸けておくなどの処理をしてから入れなければならないそうです。

なお、ブラックウォーターは必ずしもグッピーの生育に悪影響を与えるというものでもないようで、グッピーたちは変わらず元気そうに見えます。

最後に

水が茶色くなったりもしましたが、与えている餌以外にもなにかしらを食べているようで、それは良い傾向かなと思っています。

このままもっと自然の環境に近づけて、しっかりとしたビオトープを作り上げたいと思います。

なお、亀も飼育していますが、亀は別の容器で飼育しています。