台湾の夏は長く、朝から30度を超えることも多くあります。実に暑い。
それだけ暑いこともあってか、南国のフルーツも多く栽培されていて、それが台湾の魅力の一つとなっています。
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フルーツ王国台湾
代表的なものと言えばやはりマンゴー。
マンゴーと言えば日本では宮崎県のマンゴーなどが有名でしたが、そんなに頻繁に食べられるものでもなく、ところが台湾ではその辺のスーパーで普通に安く販売されていますし、道端で販売されていることもあります。
今回購入したマンゴーは見切り品で40元。安すぎる。日本円で大体150円ぐらいです。
だからこの時期は毎日のようにマンゴーを食べるというとても贅沢なことをすることも可能です。
マンゴーの種類
マンゴーと一口に言っても様々な種類が存在します。
ご存知の通り、赤みを帯びたものから黄色い物、中には緑の品種も存在します。
今回購入したのは赤い「愛文マンゴー」と黄色い「金煌マンゴー」だと思われます。
甘さピカイチ!「愛文マンゴー」
それぞれのマンゴーにはそれぞれの特徴があります。
外見もそれぞれ異なりますが、味にも違いがあるのです。
愛文マンゴーは比較的甘い品種で、果肉も濃い色をしています。
ガッツリ食べれる「金煌マンゴー」
甘さは控えめですが、レモンのような香りがする金煌マンゴー。
こちらも代表的なマンゴーで、とにかく大きい。
ガッツリとマンゴーを食べたい時なんかにはこのぐらいボリュームがあると満足できます。
今回購入したマンゴー
今回はスーパーの見切り品コーナーに置いてあったマンゴーを購入したので、もう傷み始める寸前でしたが、しっかり熟していておいしかったです。
見切り品に限らず、この時期の台湾には多くのマンゴーが並ぶので、例えば旅行に来た時でもホテルでステーキナイフを借りればマンゴーぐらいなら簡単に皮をむくことができます。
旅行雑誌などではいわゆるカキ氷屋でマンゴーカキ氷を紹介されていると思いますが、それ以外にも自分で食べる方法もあるので、興味がある方はスーパーを覗いてみると良いと思います。
台湾でマンゴー
台湾の言葉、中国語でマンゴーは「芒果」と書きます。
発音は「マングオ」という感じです。
カキ氷屋さんではこの漢字を目印にマンゴーカキ氷を注文すると良いと思います。
マンゴーの木
マンゴーってどういう風に木に生るか見たことがあるでしょうか。
種類にもよるのかもしれませんが、2~3mから、大きい木だと5~6mになるものもあります。
マンゴーの種って中身を割って水につけていると結構簡単に根が出て育てることができるのですが、本気で育てようと思うとかなり大きなスペースが必要になってきます。
イメージとしては庭の片隅にある大きな木、というイメージです。
さらに言えばマンゴーは南国のフルーツなので、寒い地域では育たないかもしれません。
現に日本でマンゴー栽培がされているのは九州や沖縄が多いですよね。
北海道マンゴーというのは聞いたことが無かったのですが、意外や意外、北海道でマンゴーを栽培している方がいらっしゃるんですね。
北海道マンゴー「白銀の太陽」 ノラワークスジャパン
今や科学の力は昔とは比べ物にならないほど進歩しており、技術と知恵、それから努力を惜しまなければ多くの事が実現可能だと思わせてくれるのがこの北海道マンゴーの事例です。
「できない」と普通の人だったら諦めていたかもしれない北海道でのマンゴー栽培ですが、ノラワークスジャパンという会社が北海道でマンゴーの生産に成功しました。
その仕組みはぜひオフィシャルサイトで詳しく確認していただきたいですが、簡単に書くと、冬に積もった雪を使って地熱を下げてマンゴーに冬を感じさせ(マンゴーは冬を経験しないと花が咲かない)、温泉の熱で夏を実現しているのだとか。
驚くほどの手間がかかっていることでしょう。
値段ももちろんそれなりの値段ですが、11月ごろに完熟を迎える白銀の太陽は贈答品に最適かもしれません。
道端に落ちているマンゴー
ちょっと都市を離れて散策していたのですが、道にマンゴーがたくさん落ちていました。
台湾では手間をかけずに簡単にマンゴーが栽培(いや、道端にマンゴーの木が生えてた)できるようで、北海道の事例なんかを知ると、なんとも恵まれた環境と言えそうです。
ちなみに九州でマンゴーを栽培するのもそう簡単ではないんだそうです。
台湾に来るならこの好条件で大量に栽培されているマンゴーを食べない手はない?!
まとめ
今回、見切り品で購入してきたマンゴーについてのお話でした。
他にも土マンゴーという、緑色のマンゴーもスーパーで売られていて、こちらも実はかなり美味しい、というか、実は今までで一番おいしかったのはこの土マンゴーかもしれないぐらいに思っています。
土マンゴーについては久しく食べていないのでまた今度買ってきたいと思います。
台湾のマンゴーと日本のマンゴーを食べ比べなんかできるととても楽しそうですよね。
私もいつか白銀の太陽を食べてみたいなと思っています。
土マンゴー
<2018.06.21追記>
土マンゴーを買ってきました。5個で85元(約310円)。今回購入した土マンゴーは食べられるところがあまりなく、これなら愛文マンゴーを買った方が良いかな?と思いました。
同じ土マンゴーでも当たり外れがあるのかもしれません。
玉文マンゴー
<2018.07.5追記>
これは玉文マンゴーと言う品種らしく、大きさは愛文と金煌の中間ぐらいで、甘味、酸味、香りも中間ぐらいです。
今回初めて購入してみましたが、個人的には一番バランスが取れているマンゴーだと感じました。価格も愛文より安かったです(今回のは45元(約160円)でした)。日常的に食すならこの玉文マンゴーが良いかもしれません。
ちなみに台湾で「玉」というのは一般的に翡翠の事を指します(厳密には宝石ほど硬度は高くないけれど、比較的高度の高い部類の貴重な石だそうです)。また玉という感じで連想するのは「玉山」という山です。何かこれらと関係あるのかもしれませんね。玉という字は貴重なものや、宝石のようなイメージを持たせたい場合によく用いられる漢字だと感じます。