イトヨリダイの食べ方 焼くとウマい!!

赤い体に黄色いライン、そして黄色い尻尾。市場でひときわ目を引く魚、イトヨリダイを買ってきて食べてみました。素人なりにその時に感じたことをまとめていきます。この記事を見れば、イトヨリダイがどんな魚なのか、またどんな食べ方があるのか、また筆者はイトヨリダイの味をどのように感じたのかなどがわかります。

イトヨリダイの特徴

イトヨリダイ
イトヨリダイ

イトヨリダイは30~40cm前後の赤い魚で、体に数本の黄色いラインが入っているのが特徴です。さらに尾の上部にも細い糸のように黄色いラインがあります。一見、鯛のようには見えませんが、チダイを細くしたと言われれば確かにそんな風に見えなくもないです。

あいにく日本では見たことがありませんでしたが、西日本を中心に水揚げされているようです。スーパーなどでも売られているのでしょうか。私は見たことも食べたこともありませんでした。

イトヨリダイの旬

イトヨリダイの旬は秋から冬にかけてだそうです。確かに1年中市場で見るわけではありません。もし見たとしても買うなら旬の時期が良いと思います。私が初めて買ったのも9月でした。

イトヨリダイの値段

今回購入したイトヨリダイは、600gあたり320元。アジなどは600gあたり100元ぐらいなので、イトヨリダイは高級魚です。今回購入したものは小ぶりのものだったのか、購入価格は200元。200元ならちょっといいお肉を買ったぐらいの感覚で買えるので、朝市で買って帰りました。

なお、台湾で200元というのは、比較的良心的なイタ飯やでスパゲッティを食べるのと同じぐらいの値段です。日本円だと時期にもよりますが930円ぐらいになります(2022年9月現在)。

イトヨリダイの食べ方

イトヨリダイは刺し身にしたり、ソテーにしたりして食べることができます。○○ダイと付いているように、鯛と同じような調理法が適しているように思います。

イトヨリダイのさばき方

イトヨリダイは三枚おろしにすると良いです。血合い骨は使う料理に合わせて血合いごと切り取ってしまうか、骨抜きで抜くかを考えれば良いと思いますが、私は血合いごと切り取ってしまいました。

イトヨリダイの刺し身

イトヨリダイの刺し身
イトヨリダイの刺し身

刺し身にするなら皮を引かず、湯引きで皮霜造りが良いとのことで、実際にやってみました。

生の身はそんなに柔らかくはありません。そのため、素人でも十分におろすことが可能だと思います。私も課題は残るものの、無事におろすことに成功しました。

小ぶりのイトヨリダイの場合、血合い骨を挟んで上下に切るように上身と下身で切り分けると食べられる部分がかなり減ります。そこで骨抜きで血合い骨を抜くというのも良いと思いますが、血合い骨を抜くのは結構技術がいるので、私は大体血合い骨を丸ごと切り取ってしまいます。

皮霜造りはサク状になった身に塩を振り、キッチンペーパーをかけて熱湯をかけ、皮が反り返ったら氷水に浸けて冷やします。それを切ればイトヨリダイの刺し身の完成です。

醤油とワサビをつけて食べたのですが、イトヨリダイの刺し身の味は、かなり淡白で、皮の周りがほんのりと香る感じでした。そのため、皮を引いてしまうともしかしたら何を食べているのかわからないぐらい淡白になってしまうかもしれません。

イトヨリダイのソテー

イトヨリダイのソテー
イトヨリダイのソテー

イトヨリダイの塩焼きは網などでイトヨリダイを焼くことになります。しかし我が家に網などはありません。そこで、フライパンでソテーしました。イトヨリダイのサクに塩を振って、それをフライパンで焼きます。多少サラダ油を入れてから焼きました。

焼くと身がやわらかくなって崩れてくるので、触るときは要注意です。両面焼いて、うっすら焼き色が付いたらOK。

イトヨリダイのソテーの味はうまかったです!そして、とても強く弾力を感じました。アジ等の大衆魚ばかり食べている私ですが、世の中にはイトヨリダイのようにおいしいお魚もあるんだなと再認識させてくれました。ソテーはお勧めです。

イトヨリダイの台湾での食べ方

台湾では丸ごと蒸すか、丸ごとフライパンで焼くのが一般的なようです。日本みたいなおろし方はしません。ショウガやしょうゆ、唐辛子などで味付けをしたものを蒸したり焼いたりします。

イトヨリダイはまずくない

イトヨリダイはまずいという話を聞きました。私はまずいとは思いません。刺し身はかなり淡白ですが、火を通すと非常に美味です。決してまずくはありません。ただ、味覚というのは人それぞれ異なるので、みんながそのように感じるとは限りません。ただそれでも食べたことのない方がいれば、ぜひ食べてみてほしいなと思いました。

最後に

初めて食べる魚はドキドキですが、最近は当たりが多いです。いつだったか食べたダツも美味しかったですし、このイトヨリダイも美味しかったです。

イトヨリダイはアクアパッツァや煮つけにもできるようで、いつか機会があったらやってみたいなと思っています。それから、塩焼きもやりたいです。塩焼きをするためには網を入手するか、魚焼きグリルを手に入れる必要があります。