ポップコーン用のトウモロコシを誤って汚い場所に散乱させてしまい、どうするか悩んだ末に植えることにしました!ポップコーン(トウモロコシ)の再生栽培です。結論だけ先に書くと失敗しました。
目次
トウモロコシの種
キッズにも大人気の野菜であるトウモロコシの種は、トウモロコシの粒粒です。一つ一つの粒がそれぞれ種になっています。
トウモロコシの種の色
そもそものトウモロコシの種の色は品種によって異なりますが、一般には黄色や白など、まさにトウモロコシの色そのものです。
黄色や白以外に、紫のトウモロコシなども存在します。その場合、種もその色をしているのですが、購入してきた種などは薬剤が塗られていることがあり、その薬剤の色になっていることがあります。トウモロコシの種に赤い何かが塗られている場合、それは薬剤だと思われます。
何とも毒々しいこの薬剤は立枯病などに効果があるとされる殺菌剤のチウラムだそうで、赤い色は鳥などに食べられないようにする忌避剤としての役割を果たすのだそうです。
そういえば適当に薬剤が塗られていない種をまいたときはなぜか種がどこかに行ってしまったように思います。
トウモロコシの種まき時期
トウモロコシは気温が10℃を下回ると発芽しにくいため、暖かくなってきた春に種をまきます。例えば東京の場合、4月ぐらいになると最低気温が10℃を超えてきます。そのため、4月前後に種まきすると良いと思われます。
私の住む地域は冬でも平均気温が18℃、最低気温が10℃を下回る日は年に数回しかないという地域のため、1月に種をまく農家さんもいます。そして今回、私は2月下旬に種まきしました。種まきした時の気温は20℃を超えていました。
トウモロコシの種のまき方
ベランダで栽培する都合上、小さな育苗ポットを使用しました。土は使い古しの培養土で、そこに1cmぐらいの深さの穴を開け、そこに種をまきました。
そのままでは鳥に食べられる危険性があるため、ビニール袋に入れて発芽を待ちました。
ポップコーン用のトウモロコシは発芽するのか
ポップコーン用のトウモロコシの粒は、種まきから10日ぐらいで発芽しました。薬剤が塗られているわけでもなく、場合によっては取りに食べられたりするかなとも思いましたがそんなことはなく、無事に発芽です。
成長点を枯れさせるという愚行
家庭菜園をやるかたで、意図して成長点を摘み取ったりするのは脇芽などを出させるためだったりしますが、今回のトウモロコシの場合、脇芽などには期待せず、まっすぐ育てるのがセオリーだと思っております。
ですので成長点を摘み取ったりはしないつもりだったのですが、ある時害虫予防にとオレンジオイルだったか唐辛子スプレーだったかの原液をかけたところ、てきめんに葉が傷み、成長点がダメになってしまいました。
後悔先に立たず。悔やんでも悔やみきれませんでした。害虫忌避スプレーは薄めないといけないと肝に銘じました。
生長の遅いトウモロコシ
その後、トウモロコシの生長は鈍化していったわけですが、それもそのはず、成長点がダメになってしまい、上に生長できなくなっております。
気が付けば頭頂部から髭のようなものが出てきております。これは、茎は伸びないものの、一応の実が付こうとしている証拠ではないかと考えました。雄花ではなく雌花です。
そして脇からもトウモロコシの子供のようなものが出てきてしまっています。地上3cm。なんちゅうところに。
撤収
成長点がダメになってしまうと成長に明らかな障害が発生します。しばらくは様子を見ていましたが、やはり新芽が出てきて茎が伸びるということはなさそうだったので思い切って撤収しました。
撤収して実の部分の中を見てみたところ、これからトウモロコシになったであろう痕跡は確認することができましたが、同時に何か黒い、アザミウマよりも一回り大きく、とてもすばしこい虫が中に何匹か入っていました。
生長が芳しくなかった原因
原因はいくつか考えましたが、今思いつくのは以下のいくつかの項目です。
成長点をダメにしたから
もうこれが一番だとは思っていますが、やはり成長点は枯れたりしないように大切にしなければなりません。
虫の影響
実の部分を分解したときに黒い虫が出てきたのが気になっています。その虫のせいで生長具合が悪かったのか、それとも生長具合が悪く、虫に取って巣くいやすかったとか中に入り込みやすかったとかもあるのかもしれません。
土の影響
最近特に野菜を育てる時は土壌のpHが非常に大切なんだと感じております。今回トウモロコシ栽培に使用した土のpHは測っていません。そのためpHは不明ですが、もしかしたら適切ではなかったかもしれません。
日当たりの影響
我が家のベランダは午前中に数時間日光が当たりますが、お昼からは完全に日陰になります。そのため、日照不足というのも生育に影響を与えていたのではないかと思っています。
最後に
もとはポップコーン用のコーンで、汚れてしまったがために捨てられる運命にあったものを蒔いて育てようという試みでしたが、成長点を枯れさせるというミスもあり、うまく収穫まではいけませんでした。またいつかとうもろこしについては挑戦したいと思っています。