知人からアロマティカスの挿し穂をいただき、それを土に挿していたところ無事に根を張り大きく育ってきたので、育て方などを中心にアロマティカスについてまとめたいと思います。
アロマティカスとは
アロマティカスは多肉植物の一種です。アロマティカスはキューバンオレガノと呼ばれることもあります。ハーブの一種として数えられることもあります。
アロマティカスは葉の丸いタイプと、紫蘇のような形をしたタイプがあります。我が家にあるアロマティカスは葉が紫蘇のような形をしたタイプです。日本のネットでは丸いタイプが多くみられました。
また、アロマティカスは班入りの物も存在します。
アロマティカスはネットでも購入できますが、価格はピンキリで、500円未満の小さなものから5000円を超える鉢植えまで売られています。
育て方
アロマティカスを育てる方法をまとめていきます。
土
アロマティカスには普通の培養土が使えます。我が家ではその辺の適当な土を使いました。多肉植物なので多肉植物用の土を使っても良いのかもしれませんが、それよりも安価な一般の培養土で十分だと思います。
水やり
アロマティカスの水やりは土が完全に乾いてから与えます。アロマティカスは水切れに強いです。多肉植物だからだと思われます。
親株も数日放置されていたようで、数日放置した程度では枯れることもなく、水切れには強いです。
日当たり
アロマティカスは日当たりの良い場所で育てると良いです。もっとも、親株も我が家も、ベランダで直射日光が当たるのは午前中のみという環境で、多少徒長している感は無きにしも非ずですが、元気に育っています。
花
アロマティカスは花が咲きます。紫色の可愛い花です。挿し穂をいただいたとき、親株には花が咲いていました。
害虫
アロマティカスに害虫がついているのを見たことがありません。我が家のベランダはハダニが大量に発生することがあるのですが、それでもアロマティカスにハダニが付いているのを見たことがありません。
そもそもゴキブリ対策に良いと言われるぐらいなので、特定の虫が嫌う成分が入っているのでしょう。
地植え
アロマティカスは地植えでも育てられます。ただ、親株を見ると全長3mぐらいになってベランダから下の階まで茎をのばしていて、しかも水切れに強く、茎から根を出してどんどん増えていくので、その辺一帯がアロマティカスだらけになってしまうのではないかと思います。
また、低温には弱いので、冬に寒くなる地域などでは屋内に退避させるなどの対策が必要になります。
そのため、育てるなら鉢植えがおすすめです。
鉢植え
アロマティカスは鉢植えで育てられます。こまめに剪定をしながら大きさを調整すると良いです。
水耕栽培
実際に試したことはありません。ただ、かなり強い植物という印象なので、水耕栽培でも育つかもしれません。
室内栽培
私はベランダで育てていますが、アロマティカスは室内で育てることも可能だと思います。ただし、かなり強烈なにおいがするので、家族と同居されている方は家族の理解も必要になると思われます。家族みんながアロマティカスの香りを好きだと思えるなら室内でも良いと思います。
室内で育てる場合、光が足りなくて徒長することが考えられます。可能な限り日当たりの良い場所に設置する方が良いと思います。
玄関
玄関でアロマティカスを育てる場合はできるだけ日当たりが良くなるように工夫すると良いと思います。
夏
夏も少しずつ大きくなります。夏だからといって特別な対策はしていません。
冬
アロマティカスは冬には弱いです。私は台湾に住んでいるため、冬でも屋外で問題ありませんが、日本の場合、冬は屋内などに退避した方が良いでしょう。
耐寒温度
アロマティカスの耐寒温度はおおむね10度前後と考えられているようです。
増やし方
アロマティカスの増やし方についてまとめます。アロマティカスを増やすのは簡単です。
挿し木
アロマティカスは挿し木で増やすことができます。茎を20cmぐらいで切り、それを土に挿しておくだけで根が出て増やすことができます。実際に挑戦しましたが、4本の挿し穂があって4本とも発根しました。
この時は発根率がかなり高いと思ったのですが、うまくいかないときは全くうまくいきません。うまくいかないときは水挿し(水に挿し穂を入れておくこと。水は毎日交換推奨)しておいても発根することがあるので、土に挿してうまくいかないときは水挿しに挑戦すると良いと思います。
使い方・活用法
虫除け
アロマティカスは虫除けとして使用されることがあります。強烈なにおいがするので虫がそれを嫌うからです。
ゴキブリ対策
アロマティカスはゴキブリ対策で使用されることもあります。アロマティカスがゴキブリ対策に使われる理由は、その強烈なにおいをゴキブリが嫌うからです。
食べ方
アロマティカスは食べることができます。ただ、いまだ食べたことはありません。
最後に
とても特徴的なニオイのするハーブ「アロマティカス」は簡単に育てることができます。特に冬でも暖かい台湾では簡単に育てられます。日本で育てる場合、気温には注意しましょう。冬には枯れてしまうことが多いと思います。