VIVOがX80、X80 proを発表!proはジンバル式手振れ補正搭載!

最近新しいスマートフォンの発売でワクワクするのは実はAppleでもSamsungでもなく、VIVOだった私なのですが、今回VIVOから発表されたX80とX80 proは、ジンバルについて書かれた記事が当初見つからず、なかば失望しかけていたのですが、中国のオフィシャルサイトを見に行ったところ、ポートレートレンズにはジンバル式手振れ補正を表す「微云台防抖」と書かれていて、安心はしたものの、結局Appleはセンサーシフト式だし、その他多数のメーカーはレンズシフト式のOISが主流なので、よくよく検討はした方が良いなと思う今日この頃。

VIVO X80 / X80 pro発表!

ついに来た!VIVOのXシリーズの新商品!少し前にXシリーズで折り畳みタイプやNoteなる機種が登場したもののそれらにはジンバル式手振れ補正が搭載されておらず、もしかしたらX80、X80 proもジンバル式手振れ補正が搭載されないかも?いや、ジンバル式手振れ補正が搭載されなかったら他のメーカーの製品に埋もれてしまうのではないか、なんて思っていたのですが、X80はジンバル式手振れ補正非搭載、X80 proはジンバル式手振れ補正が搭載された状態で登場しました(台湾の一部のスマホ紹介系ウェブサイトではX80もジンバル式手振れ補正搭載と書かれていましたが、間違いなのではないかと思います。vivoの中国サイトを見るとX80の紹介にジンバル式手振れ補正は出てきません)。

  • X80 メインカメラのみ光学式手振れ補正
  • X80 pro ポートレートカメラのみジンバル式手振れ補正、メインカメラ、望遠カメラは光学式手振れ補正

X70などは「X70/X70 pro/X70 pro+」の3機種編成でしたが、X80はpro+に該当するモデルが、少なくとも発表当時にはないようです。そもそも私のいう台湾ではpro+は通常販売されていなかったので、X80 proさえ手に入れば、一応のフラッグシップが手に入ることになります。(ネットで検索しているとX80 pro+という機種についての記述が見つかります。もしかしたら噂段階ではpro+の登場も予想されていて、その情報が出てきているのかもしれません。)

X80 proには無事にジンバル式手振れ補正が搭載されたわけですが、そこにフォーカスされることはもはや少なく、むしろそのスペックの方に注目が集まっているようです。antutuのベンチマークスコアは以下の通り。

  • X80 1049081
  • X80 pro 1072221

100万越え。すごいですね。X80はMediaTek9000搭載、X80 proはSnapdragon8 gen1搭載バージョンとMediaTek9000搭載バージョンがあるようで、いずれもハイスペックのCPUですが、上記の1072221はMediaTek9000バージョンのようです。

この数値はiPhone 13 pro max(854219)やSamsungのGalaxy S22 Ultra 5G(939047)よりも高いです。X70 pro+が832808だったことからも、飛躍の幅は大きいです。

私のメインスマホASUS Zenfone Max Pro(M1)は116618なので、9倍程度の性能差ということになります。

X80カメラについて

X80、X80 proでカメラスペックは結構異なります。また、それぞれZEISS T*を搭載し、ZEISSのレンズを付け替えるように、ソフト内で様々な効果が選択できるようです。

X80

  • メインカメラ SONY IMX866 2.0μm 1/1.49インチ 5000万画素 f/1.75(OIS)
  • ポートレートカメラ SONY IMX663 1200万画素 f/1.98
  • 超広角カメラ SONY IMX663 1200万画素 f/2.0

X80 pro

  • メインカメラ 1/1.3インチ 5000万画素 f/1.57(OIS)
  • ポートレートカメラ SONY IMX663 1.22μm 50mm 1200万画素 f/1.85(ジンバル)
  • 超広角カメラ SONY IMX598 114° 4800万画素 f/2.2
  • 望遠カメラ 5倍光学ズーム 60倍デジタルズーム 800万画素 f/3.4(OIS)

追記:台湾でX80 proは通常販売されていない

その後、いろいろと調べ続けているのですが、私の住む台湾では、X80 proが通常販売されていません。X80はあります。例えば大手ケータイキャリアの中華電信でも取扱いがありますし、ネット通販でもX80は販売されていますが、X80 proは見当たりません。

2022年6月末以降、ヨーロッパのいくつかの国で順次発売されるそうです。

  • チェコ:2022/6/23
  • ポーランド:2022/6/27
  • イタリア:2022/6 最終週
  • ルーマニア:2022/6 最終週
  • ドイツ:2022/7
  • スロベニア:2022/7
  • スペイン:2022/7/1
  • オーストリア:2022/7/7
  • ブルガリア:2022年後半

最後に

YouTubeにはすでにたくさんのレビュー動画があります。多くは中国語で、英語が少し混ざっているといった感じです。

その中でジンバルの部分に言及しているものは見つけられず、むしろ暗所撮影性能、それから様々な撮影モードに焦点を当てたレビューが多いように感じました。

実際、暗所撮影性能はかなり高く、また、それぞれのモードも特徴的で、ぜひ自分でも使ってみたいなと思いました。

執筆時、台湾では価格が出てきていませんでした。あるとするならばX80が米ドルで750ドル程度なので、X80 proは750ドル+αぐらいでしょうか。最近円安が進んでいるようなので、日本で購入するのは結構高くなるかもしれません。とはいっても他の有名メーカーのフラッグシップモデルに比べれば安くなるのではないかと思います。