ローゼルを種からベランダで育てる方法

2021年の秋ごろだったでしょうか。ローゼルの種をいただき、種まきするチャンスをうかがっていました。2022年にベランダで栽培した記録です。

ローゼルとは

ローゼルはハイビスカスの仲間です。赤いガク部分をお茶にしたり、砂糖漬けなどにして食すこともあります。

私が住む台湾ではとてもポピュラーで、街中で育てられているのを見かけることもあります。

ローゼルは多年草だが越冬は困難

ローゼルは木ではありません。ローゼルは多年草です。でも、低温に弱いため日本では越冬が難しいのだとか。ここ台湾でも一年草扱いをするのが一般的だそうです。

ローゼルをプランターで育てる!

さて、実際に私が実行したローゼルの育て方について書いていきます。

ローゼルの種まき

2月ごろに種まきをしました。ローゼルの種を地表から1cmぐらいの地中に数個まきました。意外と発芽率は高く、ほぼすべての種が発芽したのではないかと思います。

植物の種は発芽に適した温度がそれぞれ異なります。発芽した2月末から3月初旬にかけての台湾の平均気温は、最高気温が20~22℃、最低気温が14~15℃でした。ローゼルはこのぐらいで発芽するということのようです。

なお、種まきの時期が早すぎると夏を迎える前に花が咲いてしまうことがあります。

2022年10月追記:実験的に2022年の秋にも種まきしてみたのですが、1年ぐらい室内(常温)で保管していた種も問題なく発芽しました。その時の気温はおおむね20~25℃前後でした。

ローゼルの間引き

ローゼルの発芽
ローゼルの発芽

発芽率が良く、1つの小さな植木鉢にいくつもの芽が出た状態になったので1つに間引きました。

ローゼルは2mぐらいの高さになります。また、脇芽が出ることを考えると、直径で周囲1mぐらいは感覚を開けないとぶつかり合う可能性があります。間引きして育てやすい本数にすると良いと思います。

ローゼルの摘芯

摘芯したローゼルの枝
摘芯したローゼルの枝

ローゼルは脇芽にも花をつけ、収穫することができます。そのため、脇芽が少ないとそれは収量減に直結します。そのため、適宜摘芯をして脇芽を出させると良いです。

私が実際に行った摘芯時期は6月ごろです。高さ40~50cmを残して摘芯しました。

ローゼルの開花

ローゼルの花
ローゼルの花

ローゼルは秋ごろに開花します。早いと8月ぐらいから開花します。2022年、我が家では10月から開花が始まりました。また、条件が合うと5月ごろにも咲くことがありますが、秋の方が一般的です。

ローゼルの花は直径3~5cmほど。朝に咲いて、花びらはその日のうちにしぼんで落ちてしまいます。そして残ったガク部分が赤く熟し、ハイビスカスティーなどに利用されるとともに、その中には種ができます。

ローゼルは短日植物

ローゼルは短日植物です。日照時間が一定以下になると(暗い状況が一定以上になると)花芽の形成が起こります。我が家では種まきの時期が早すぎたのか、まだ夏前なのに花が咲き、数個収穫までできてしまいました。

なお、その後もローゼルの草自体は大きくなり続けていて、秋にも花が咲きました。

ローゼルの収穫

ローゼルの収穫
ローゼルの収穫(11月)

通常の開花時期は秋で、我が家でも11月には収穫できました。蕾は200個近く出てくるのですが、そのうち花が咲いて収穫までできるのはいくつかになります。ただ、一度まとめて収穫してからも蕾が出てくるので、何回か収穫を楽しむことができると思います。

我が家では苗がまだ未熟な6月にもいくつか収穫出来てしまいました。しかし、収量は少なく、本格的な収穫とは程遠い感じでした。やはり株を大きくして、来るべき秋の収穫に向けて育て続けた方が良いと思われます。

ローゼルの採種

ローゼルの種
ローゼルの種

ローゼルは実の中に朝顔のような種があります。花が咲いてから2か月も経てば、周りは水分が残っているのに、中は乾燥しているという状態になるので、実を収穫するとともに種も採取することができます。

ローゼルの害虫

特に目立った害虫被害はありませんが、ハダニ、アブラムシ、クモが付いていたことはあります。

ハダニもアブラムシもすぐに対処していることもあってか、密集するような事態には至っていません。ただ、少なくともハダニとアブラムシが付いていることは確認できたので、ローゼルにそれら害虫の忌避成分は含まれていないと思われます。

クモが新芽のところに巣を張って中に潜んでいるのを見たことがあります。葉を食害しているとかではなさそうですが、排泄物などが病気を媒介するかもしれないので害虫と言って差し支えないようにも思います。

ローゼルの肥料

我が家のローゼルは夏ごろから葉が変形し、どうも肥料不足のような状態を呈してきました。そこで有機固形肥料や液肥を与えるようにしたところ、葉の形も戻り、さらに大きくなって、10月には開花したので、肥料は非常に大切です。

もともとの土が肥料分豊富なら追肥は必要ないという意見もあるようです。私は元肥を入れていませんでした。

ローゼルの植え替え

我が家のローゼルを植え替えた時期は7月です。夏になると水切れが多発し、どうも植木鉢が小さすぎるようだったので植え替えを実施しました。

ローゼルに使用したプランター

最終的に植え替えた鉢は直径30cm程度の鉢です。プラスチック製で安いものでした。

最後に

ちゃんと育てると草丈が2mぐらいになります。スペースを確保しつつ、秋の収穫を楽しみに育てていくと良いと思います。実際に育ててみると水切れ肥料切れはちょっと注意が必要ですが、比較的育てやすかったように思います。ローゼルはプランターでも育てられます。