ベランダに置いている亀の水槽の水交換があまりにも面倒だったため、DIYで排水機構を取り付けました。100点とは言い難い完成度ではありますが、以前よりは確実に水交換が簡単になったので、ここまでの記録を書き記します。
目次
亀の水槽の水交換
亀の水槽は定期的に水交換をしないと水がどんどん汚れていき、汚臭を放つようになります。そのため、亀の飼育では定期的な水交換が必要です。
この水交換の頻度が非常に高く、また、慣れていくとは言え単調な作業の繰り返しのため何とか時短できないかと考えました。
水交換の頻度
可能であれば毎日でも水交換をした方が良いです。毎日が難しくても二日か三日に一回は交換しないと我が家ではほぼ確実に汚臭が漂ってきます。
水が濁ってくることもあります。亀は川や池などの水が濁った場所でも生育していますが、その濁り方と家庭の水槽の濁り方は異なります。そのため、水交換は必須であると考えています。
清掃について
本当は清掃も一緒にできると良いのですが、水交換をするだけでも汚臭を抑える効果はある程度得られるので、石を磨いたりなどの清掃作業は時間がある時にして、ルーティーンとして水交換を定期的に行う形にしています。
今までの水交換の方法
亀の水槽の場合、水槽をひっくり返せば簡単に水を捨てられます。でも、水槽の中には石とか日光浴をするための台とかが設置されているため、いちいちそれらを動かさなければなりません。しかも、水が大量に入った水槽をひっくり返すのは結構力もいります。
ポンプを使って排水する方法もあります。ポンプには手動のものもあれば電動の物もあります。私は手動の物を使っていましたが、水槽全部の水を抜くのに3~5分ぐらいかかっていました。しかも手動のポンプって結構壊れるんですよね。突然水を吸えなくなったりもするので、ストレスがたまることもあります。
そこで、弁を付けて排水する機構を取り付けることにしました。
改造スタート
ネット通販を見ていたら排水機構の付いた水槽が売られていました。最初からそういうのを購入していれば話は早かったのですが、あいにく我が家で使い始めたのは排水機構のない水槽。
そこで排水に使えるような配管が売られていないかを調べてみたら見事に売られていたので早速購入しました。
水槽を改造して排水管が取り付けられれば今回は完成です。
排水用の配管
作りは至ってシンプルで、水槽の底に穴を開け、そこに配管と排水口を取り付けます。防水機構はシリコン製と思しきOリングのみですが、実際に使ってみてそれで十分でした。
排水管のサイズは内径が25mmの物だったようですが、特段気にせずに購入していました。この径が大きければ大きいほど排水速度が上がると思われますが、25mmでも問題ないレベルだと感じています。
水槽に穴を開ける
水槽に穴を開ける方法は色々考えられますが、私は電動ドライバーを使って小さな穴をたくさんあけ、その穴同士をカッターでつないで大きな穴にしました。
穴の大きさは配管のネジ径よりも若干大きく、且つOリングの外形よりも小さいぐらいのサイズにしました。
配管を取り付ける
水槽に穴が開いたら配管を取り付けるだけで完成です。
配管を付けるメリット
亀の水槽に排水用の配管を付けることによるメリットは、水交換が圧倒的に簡単になることです。
配管を取り付けたが水が若干残る
配管を取り付けて水交換は圧倒的に簡単にはなったのですが、少々気になる点もあります。それは、水が完全には排出されないということです。
そもそも水槽の底面は傾斜があるわけでもなく、比較的平らにできているため、水量が減ってくると排水口までの流れがなくなり、微妙に数ミリ程度の水が動かなくなります。そのため、そこにある汚れなどがすべて取り切れないのです。
できるだけ完全に排出する方法
できるだけ完全に近い形で水を排出したい場合、水槽に目で見てもわからないぐらいの傾斜をつけて、かつ排水管の取り付け位置を傾斜の下方向の一番端に付けるなどすればもっと排出が進むと思われます。
ちょっとの傾斜でも結構水は流れていきます。逆にあまりたくさん傾斜をつけると亀が生活しづらくなるかもしれないと考えました。
排水口に餌がつまる
我が家の亀は偏食です。特に冬は偏食具合が増し、与えた餌を極端に食べなかったりします。2024年2月ごろは冬眠をしているわけでもなく、毎日日光浴をしに出てきているにも関わらず、特定の餌は食べないという偏食ぶりでした。
そんな状態ですので、当然水槽内に餌が残ったままになり、それが原因で水が白濁したりもしていました。問題はその餌は排水口のキャップに空いた穴よりも大きいため、排水口に簡単には入っていってくれないことがあることです。
一日も経てばふやけて崩れるので放置していてもいずれは排水口に消えていくのですが、気になる場合は棒などで突くと良いと思います。
食べ残しの処理
亀が食べ残した餌をそのまま水と一緒に排出してしまっていてはベランダに餌が垂れ流しになります。それはあまりよろしくないと考え、排水か所に簡易のフィルターを設けることにしました。
用意したのはただの植木鉢で、単にそこを経由して水を排出するようにしただけですが、これで直接食べ残した餌をベランダにまき散らすことはなくなりました。
最後に
亀の水交換は亀飼育の宿命とも言える行為です。以下に効率化するかが大切になると思われます。
今後水槽を交換するような機会が出てきたら、もっともっと効率的に水交換ができる水槽にしたいと思っています。