過去にミニトマトではなく普通のトマトを栽培した時は全くうまくいかなかったのですが、今回中玉のトマトの栽培が何とか収穫までいけそうなので、記録しておきます。
目次
ベランダでトマト栽培
トマトと言えば夏野菜の代表格ですが、今は年がら年中スーパーに並んでいる定番野菜でもあります。
12月に買ったトマトから種を採取し、その種からトマトの栽培に挑戦しました。
トマトの種まき
12月に採種した種を洗って乾かし、そのまま蒔きました。種まきは12月です。通常、トマトを栽培するときは種からよりも苗からの方が安定して育てられるのではないかと思います。
トマトの発芽
トマトは大体2週間もすれば発芽します。12月はここ台湾も結構寒かったですが、それでも無事に発芽しました。気温で言うと15~20℃前後だと思われます。
トマトの発芽率
発芽率は悪くありませんでした。ただ、これは種にもよるのかもしれません。私が発芽させたのはスーパーで売られていたトマトから自分で採取したものです。品種も不明です。わかるのは中玉くらいのトマトであるということだけでした。
トマトの定植
順調に大きくなって草丈が30cmぐらいになったので、3月上旬に10号ぐらいのサイズの鉢に定植しました。
トマトの水やり
トマトは乾燥気味に育てると甘くなると聞いたことがあります。逆に水を与えすぎると良くないのだとか。
特に実が出来てから水をたくさん与えると裂果の原因にもなると聞いたことがあります。
土が完全に乾いてから与えると良いということなのですが、土の中の様子はよくわからないので、多少葉が萎れはじめてから水を与えたりしていました。
トマトの土
水を与えすぎると良くないトマトですが、土の水はけも重要で、基本的に水はけの良い土を好むのだそうです。いや、むしろ水はけの良い土を好まない野菜の方が少ないような気もしますが、トマトも例外ではなく、水はけが良い方が良いそうです。
トマトの開花
3月ぐらいには開花が始まりました。発芽から三か月ぐらいです。
花はミニトマトとほとんど同じように見えます。人工授粉をして確実に実ができるようにしました。
人工授粉のやり方
人工授粉は筆を使って行いました。何の変哲もない、絵をかいたりするときに使用する筆です。細い筆の方が使いやすいと感じました。
晴れている日の朝にやることが多かったです。気持ちの問題かもしれませんが、午前中の方が花粉の飛ぶ量が多いように感じました。
人工授粉に成功し、4月ごろには実が出来てきていました。
トマトの病気
4月ごろになって、2株あるうちの1株の葉がやたらと枯れるようになりました。そこで、おおむね葉の半分以上が枯れてきているものについては葉を取ってしまいました。
それでも比較的元気だったので、もしかしたら水不足とか、風の影響などだったのかもしれないと考えたのですが、ネットでいろんな写真を見ていたら「萎凋病」というのが近いような感じでした。
そしてその後、残りの1株にもその症状が出始め、さらに別の症状も出てきて、葉に黒い斑点が出来たりもしています。いろんな病気に複合的にかかってしまったのかもしれません。
思えば毎年のようにミニトマト栽培に挑戦しては枯らしてきたので、連作障害のようなものも関係していたのかもしれません。
植え付けた当初は摘芯なども計画していたのですが、摘芯どころではなくなり、もはや虫の息です。
病気になる原因
トマトが病気になる原因として、土壌内の最近が雨などではねて葉などに付着することが考えられるそうです。そういえば何も対策をしていませんでした。また、調べると農薬なども豊富に発売されているようです。
トマトに付く害虫
アザミウマのような虫がトマトの実に付いているのを見たことがります。すぐに捕殺しましたが、それ以降は唐辛子ニンニクスプレー、木酢液、廃油スプレーなどをかけるようにしています。
それから白いようなクリーム色のような色をしたダニのような虫が付いているのも見たことがあります。もしかしたらクモの子供かなとも思ったのですが、1mmにも満たないぐらい小ささだったもので、よくわかりませんでした。
あと、時々アリがいますが、アリは特段気にしていません。
実が赤くなって収穫するまで
トマトは開花したのち、小さな実ができます。小さな実が出来てから一定の大きさになるまで一か月ぐらいかかりました。そしてそこから三週間ぐらいかけて赤くなっていきました。つまり、開花後に実が出来てから収穫までは1.5か月~2か月ぐらいかかりました。
そもそも発芽から開花するまで三カ月ぐらいかかっていたので、収穫まで五カ月ぐらいかかった計算になります。
トマトが日に日に大きくなったり、赤くなったりする様は見ていて楽しかったです。
最後に
トマトは全体がグングン大きくなっていくので栽培が非常に楽しいです。実をたくさん収穫するためにはいろんな工夫、場合によっては農薬の使用も検討する必要が出てくることがありますが、それでも楽しく育てられる野菜の筆頭株ではないでしょうか。
連作障害の対策をしつつ、またいつか挑戦して、今度は鈴なりのトマトを収穫してみたいです。過去にマクドナルドのサラダに入っているトマトの再生に何度か失敗しているので、それもいつかまた挑戦したいです。