台湾にないなら自分で作っちゃおうよシリーズ(仮)ですが、今回は天丼です!天丼おいしいですよね!天丼はおろか、天ぷらすらそんなに作った経験が多いわけではないので成功するか少々不安でしたが、結果を見れば大成功でした!かき揚げ以外は。
目次
天丼の作り方
天丼とは何か。天丼とはすなわち「天ぷら」が「ご飯」の上に乗った「どんぶり」を指します。ですので、天丼を作るにはご飯を炊き、天ぷらを作る必要があります。
ご飯は研いで炊飯器に入れれば難なく炊けますが、じゃあ天ぷらはどうやって作るのかと言うと、衣をつけて油で揚げるんですね。
天ぷらの衣
- 水 500ml
- 卵 1個
- 小麦粉 水と同体積
天ぷらの材料
- 青じそ
- かき揚げ(人参、玉ねぎ)
- しいたけ
- しし唐もどき(糯米椒)
- サツマイモ
- エビ
天つゆの材料
- しょうゆ
- みりん
- 砂糖
- だしの素
- 水
作り方
- 材料はそれぞれ切ったり皮を剥いたりして下ごしらえをする
- 天ぷらの衣を「水→卵→小麦粉(ザルで振るう)」の順に混ぜる
- 油を熱しておく
- 薄力粉をまぶした材料を衣にくぐらせ、揚げていく
- 同時進行で天つゆの材料を火にかけ、混ぜておく
- 「ご飯→天つゆ→天ぷら→天つゆ」の順で盛れば完成
台湾で手に入りやすいもの、手に入りにくいもの
ところ変われば食材も変わります。台湾で手に入りやすい食材もあればそうでない食材もあって、例えば青じそなんかはほとんど見たことがありません。そのため、青じそは毎年ベランダで栽培しています。今年は豊作です。実は天丼を作ろうと思ったきっかけの一つもこの青じそなんですよね。なんとか消費したくて。
しし唐は今まで台湾で見たことがありません。しかし、しし唐のように辛みのほとんどない細いピーマンのような唐辛子のようなものはあります。その名も「糯米椒」。初めて買ってみましたが、しし唐と似た味で、10本に1本ぐらい辛味を含んだものが混じっているところも似ています。味はとても美味しかったです。
それからサツマイモの種類が豊富すぎてもはやよくわかりません。外観からして茶色いものや紫のもの、中身も紫の物、黄色っぽいもの、オレンジの物など、名前もいろいろです。むしろそれらをサツマイモと称して良いのかもよくわかりません。天ぷらに合うタイプはどれなんでしょうね。今回は冷蔵庫に眠っていた茶色いものを使いました。
最後に醤油です。台湾で一般に売られている醤油には糖分が添加されているものが多いです。スーパーの醤油コーナーに行って10種類の醤油の原材料を見ると、9本は「蔗糖」などと書かれています。9本と言わず、おかれている醤油すべてに「蔗糖」が入っているケースもあります。つまり、無糖の醤油が売られていることの方が稀なんです。ただ、現地の方でこれに気が付いている方はそんなに多くないようで、むしろそのことに驚きました。現地では砂糖と言えばその蔗糖入りの物を指します。さらに、時折「めんつゆ」の事を醤油と言う方もいます。ですので醤油は原材料を必ず確認してから買うようにしています。
天丼を作った感想
自分で作った天丼は想像を絶するうまさでした。これはぜひリピートしたい!ところですが、調理に時間がかかるのでそう頻繁に作るわけにはいきません。量にもよるでしょうが、今回大体4人分作って、揚げ時間だけで1時間ぐらいかかっていたので、下ごしらえも含めたら2~3時間かかっていました。
その理由は、まだ不慣れで下ごしらえに時間がかかるのと、揚げ物をする鍋がちょっと小さかったので一度に揚げられる量が少なかったことにありそうです。不慣れな部分については次回からどんどん時短できるとは思うのですが、揚げる時間は鍋を買わないといけないのでちょっと勇気がいります。いや、鍋を買うだけなのですが、最近かなり節約しているのでちょっと勇気がいります。
味は本当に美味しかったです。あんなに箸が止まらなかったのはいつ以来でしょうか。天つゆのバランスも良かったですし、それぞれの天ぷらも美味しかったです。かき揚げはうまくまとまらなかったので要改善ではありますが、バラバラになっているとはいえ、味は最高でした。やはり油で揚げたものはおいしいんですね。
最後に
自分が知らないだけで、天丼を提供するお店が近所にあるかもしれないとGoogleマップで調べてみたところ、ありました。ただ、写真だけでは味はわかりませんね。おいしいのでしょうか。
日本で食べるような天丼を提供してくれるお店があれば良いのですが、自分で作れるようになればもっと気軽に食べられるようになるのではないかと思っています。それに、ここは台湾なので、当然ですが台湾の方の舌に合うように調味されていることが多く、日本料理と言っても日本人の私には慣れない味であることも多々あります。
次回、また自分で天ぷらを揚げるなら、盛り付け方などももっと工夫したいと考えています。また、エビはやっぱりもうちょっと大きい方がいいですね。