ベランダで種から育てるテディベアひまわり

タンポポの種だと言われて植えた植物はどうやらテディベアひまわりだったようです。種まきから開花、種取りまでのことをここにまとめます。

ヒマワリを育てたい

ベランダで桜や梅、マンゴーや野菜類を育てている私なのですが、たまには花も育ててみたいなと思うことがあります。

ただ、桜などのバラ科植物を除けば好きな花があるわけでもなく、勢いで買ったキキョウの種以外、特段花類は育てておりませんでした。

今回育てたのはおそらく「テディベア」

2023年の7月ごろ、知人から「タンポポの種だよ」と言っていただいた種がどう見てもヒマワリ。

種のパッケージを一目見たときからタンポポではなさそうだとは思っていました。なにしろ名前が「Sunflower」です。英語で「Sunflower」と言えばヒマワリ。これはヒマワリの可能性が高いです。

でも、私の知っているヒマワリの写真ではありませんでした。中国語名を見ると「矮性向日葵-熊寶貝」と書かれています。矮性のヒマワリということのようです。そして、熊寶貝とは台湾でクマのぬいぐるみを指します。

ネットで同じ写真がないか探してみたところヒマワリの中でもテディベアという品種が近いように感じました。

種から育てる

せっかくいただいた種なので、早速種まきしてみました。パッケージに入っていた約50個全部をまいたのですが、発芽したのは2個だけでした。

種苗店に行けば苗も売られているのかもしれませんが、種から育てるのもワクワクします。

発芽率が悪かった理由

発芽率は非常に悪かったです。しかも2つ発芽して1つは早々に枯れてしまいました。

発芽率が悪かった理由として考えられるのは、以下のいくつかです。

1.種まき時期が間違っている

7月下旬に種まきをしたのですが、台湾で7月下旬というと真夏も真夏で朝から灼熱地獄の時期です。

パッケージには発芽適温について20~30℃と書かれています。もしかしたら暑すぎたのかもしれません。

2.鳥に食べられた

種って意外と鳥に食べられたりします。現場を目撃したわけではありませんが、ヒマワリの種って魅力的な気がします。

一般のヒマワリの種と比べ、テディベアひまわりの種は小さいです。それでもヒマワリの種であることに変わりはないので、鳥にとってはごちそうなのではないかと思います。

発芽するテディベアひまわり

発芽したテディベアひまわり
発芽したテディベアひまわり

発芽した二つは種まきから二日後ぐらいには発芽していました。発芽は早かったです。

蕾ができる

蕾ができたテディベアひまわり
蕾ができたテディベアひまわり

一般のヒマワリは2mぐらいになるイメージがあったのですが、このテディベアひまわりは40cmぐらいの矮性種なのだそうです。

小さくても花が咲くというのはベランダで栽培する私にとってとても良いことだなと思っていたのですが、草丈が10cmを超えたあたりで蕾がついてしまいました。

まだまだ小さいテディベアひまわり
まだまだ小さいテディベアひまわり

おそらくなのですが、植えた時期か環境が悪かったのではないかと思います。

実はパッケージの写真も15cmぐらいに見えたので、そのぐらいでも普通に開花するものなのかもしれません。

半開きの開花

半開きのテディベアひまわり
半開きのテディベアひまわり

蕾が出来たあたりから生育不良の感はぬぐえませんでしたが、開花も半分ぐらいしか開花せず、やはり生育不良だったようです。

不思議だったのは上半分だけが開花するという開花の方法もそうですが、その形状がパッケージと全然違ったこと。

これは本当にテディベアひまわりだったのでしょうか。

落葉開始

落葉するテディベアひまわり
落葉するテディベアひまわり

開花と前後して落葉が始まりました。花もまだ咲ききっていない、半開き状態なのに落葉が始まり、早々に葉なし状態になってしまいました。

みすぼらしくなったテディベアひまわり
みすぼらしくなったテディベアひまわり

時期がまずかったか、環境が良くなかったか、今の段階でははっきりとした答えは出せませんが、なんとも消化不良のテディベアひまわり栽培となりました。

種取り

枯れたテディベアひまわりの花
枯れたテディベアひまわりの花

なんとか種を取れないかと花が枯れるのを待ち、花を分解したところ中にいくつか種がありました。ただ、まいた種よりも若干小ぶりなような気もします。

ヒマワリと言えば一つの花から大量の種が取れるイメージでしたが、私の育てた小さい、しかも半開きまでしか開花しなかったテディベアひまわりから取れた種はたった五つ。

テディベアひまわりの種
テディベアひまわりの種

あわよくばこの種が我が家のベランダの環境に適応してくれていれば良いのですが。もしそうだとすれば、来年種まきした時にもっと丈夫に育ってくれるのではないかと期待しております。

もっとも、薄っぺらいしかなり小さいように見えるので発芽しない可能性もあります。この種は来年、2024年の春ごろにまこうと思います。

最後に

マンションのベランダで大きなひまわりが咲いていたら圧巻だろうなと思い続けていました。矮性ではあるものの、今回ひまわり栽培に挑戦してみて、やはり花も良いなと感じました。

結果は上手に咲かすことができませんでしたが、成長過程を見ているのは非常に楽しく、今後も機会があれば花類も育ててみたいと思います。

取り急ぎはこのテディベアひまわりの咲くかわからない種が五つ取れたので、それを2024年まで保管して、暖かくなってきたころにまいてみます。

また、ベランダにはキキョウもあるので、それも開花まで育ててみたいと思っています。