アビウをベランダで種から育てる!

最近台湾で流行している南国フルーツのアビウ。そんなアビウをスーパーで買ってきて食べ、その種からアビウ栽培に挑戦しています。

発芽からここまでのことをまとめます。

種から育てるアビウ

アビウの種

台湾では海外から輸入したアビウの種から栽培に試みている研究者がいるようで、それが少しずつ広まって今に至ります。

種の発芽率はかなり高く、最初は失敗した私でしたが、2023年に挑戦した6個の種はすべて発芽しました。

種子繁殖でも三年程度で実ができるようになるのだそうです。ただ、商業目的に耐えうる果実の収穫を目指す場合はやはり苗木からの生産をおすすめするとのことでした。

栽培難易度

台湾でもまだアビウの生体でわかっていない部分が多く、試行錯誤を続けている状態です。

そもそもアビウはアマゾン地方原産で、台湾で育てられているアビウはフィリピンの品種(大きい)、シンガポールの品種(中ぐらいの大きさ)、ハワイの品種(多少とがっている)があるようなのですが、いずれももともと暖かい地域で栽培されているものです。

栽培が困難である理由があるとすれば、それは気候ではなかろうかと思います。実際、アビウは常緑樹なのですが、10℃を下回ると葉が落ちてしまうのだそうです。ただ、台湾の気候はアビウの生産に適しているだろうとのことでした。

実際に種から育ててみて思うのは、やり方さえわかれば発芽は難しくないです。ただ、その後は順調に育っているものと、突然枯れたもの、なぜか全然大きくならないものなどマチマチです。現状では栽培が少々難しい印象を持っています。

種から育てる場合と苗から育てる場合の違い

ここ台湾においてアビウは栽培の歴史が浅く、まだ栽培方法が確立されていないようですが、接ぎ木や挿し木の苗を作るのは成功率が低いようです。そのため今のところ種から育ったアビウが主流なんだそうです。

ただそれでは市場のニーズにこたえるだけの品質(安定しない)、生産量を確保できず、よりよい方法を模索しているようです。

接ぎ木に適した季節は春と秋。切り接ぎ、呼び接ぎ、芽接ぎなどが行われているそうです。台木は同じ科(アカテツ科)のスターアップルやカニステルも使えるそうですが、成功率は30%未満だそうです。なお、取り木をする場合、外皮を剥ぎ、ミズゴケで包んでおけば2~3カ月で発根するそうですが、成功率は不明でした。

ベランダで個人が栽培するのであれば種から栽培するのも楽しいですが、苗木が売られているならそちらの方が早いでしょうから、その苗木が実生苗であろうと接ぎ木苗であろうと、苗木からの方が簡単な気がします。たた、種からも楽しいですし、3年ぐらいで実ができる可能性があるとのことなので、私は種からの栽培に挑戦しています。

発芽までの日数

発芽したアビウ

初めて挑戦した時は土にそのまま植えていました。しかし、いつになっても芽が出てくる気配がなく、処分してしまっていました。

その後再挑戦していて、アビウの種を洗い、湿らせたキッチンペーパーで包み、それをビニール袋に入れておいたところ、数日で勝手に殻が割れて、根が出てきました。期間にして一週間程度でした。

アビウの種は一週間程度で発芽することがあります。

種から育てる手順

種から育てることがそんなにおかしなことではないということはわかりました。ここまでに行ってきたことなどをまとめます。

1.種を入手する

日本でアビウを食べる機会はあるでしょうか。調べてみると、沖縄では生産されているようです。ただ、そんなに多くはないようです。私は日本で見たことはありませんでした。(日本語ではアビューと呼ぶこともあるようです。もとはポルトガル語のようですが、発音を聞くとアビウともアビューとも取れるような音でした。)

台湾でも種苗店で種が売られているのは見たことがありません。ネット通販で苗木なら見たことがあります。

台湾では夏になるとスーパーに並びます。その数は年々増えているように感じます。種を入手するならスーパーで購入して、その果実から取るのが早いように思います。私もそうしました。

2.発芽適期を待っちゃダメ

アビウの種は保存がきかないそうです。乾燥に弱く、かつ冷蔵庫での貯蔵にも適さないそうです。そうなると手に入れたらすぐに発芽の準備に取り掛かるほかありません。

実績ベースですと、7月と8月に食べ、その後すぐに発芽に挑戦したところ、無事に発芽したことがあります。台湾での話です。

3.種まきをする

湿らせたキッチンペーパーで発芽させたアビウの種

初めての時、土に直接まいたのですが、その時は発芽せずに失敗してしまいました。

そこで、2回目以降は湿らせたキッチンペーパーで包んでおくことにしています。ビニール袋を使うこともあるし、コップみたいのに湿らせたキッチンペーパーと一緒に入れておく場合もあります。キッチンペーパーを使う方法はいずれの場合も発芽に成功しました。

なお、試しに種の殻が付いたままで湿らせたキッチンペーパーで包み、保湿した状態で殻が割れるまで待ち、殻に亀裂が入った段階で土に植え付けてもしっかり発芽しました。

4.殻は剥く必要なし

アビウの種は固くて茶色い殻に包まれています。この殻は無理して剥く必要はありません。しっかり洗って、殻が付いたまま湿らせたキッチンペーパーで包んでおけば勝手に殻が割れます。

私は種を入手した段階で殻が簡単に剥がせるなら剥がすようにしていますが、そうでない場合は無視してそのまま湿らせたキッチンペーパーで包み、それをさらにビニール袋に入れるなどして発芽を待つようにしています。

ただ、土に植え付ける段階では少なくとも亀裂ぐらいはないと発芽が難しいかもしれません。

5.植え付け

植え付けは根と芽が出ている場合は根だけを植え付けました。それでどんどん大きくなっていったので間違っていなかったようです。

発芽したアビウは最初の胚乳の部分が簡単に取れてしまいます。そのため、土に植え替える時は取扱いに注意です。

6.いきなり土にまく方法

なお、後日発芽前の種を土に蒔いたところ無事に発芽しました。その時は種の一部分(根が出ると思われる部分)だけを土に埋めていたのですが、意外にも反対側から根が出てきて、慌てて逆に埋め直しました。

その時使った種は完全に殻が剥けていたものと、多少殻に亀裂が入った段階のものでした。種は尖った方から根が出てきます。尖った方を下にして植えると良いでしょう。

最後に