【台湾旅行】平溪線で行く十分(ShiFen)の旅

観光地として人気があるのは九份ですが、そばに天灯(ランタン)で有名な十分という地域があり、今回は十分を訪れてみました。

春水堂で食事

出発の前に、南京復興駅の春水堂で昼食を取りましたので少し触れたいと思います。

春水堂はタピオカミルクティー発祥のお店であると言われます。1987年にタピオカミルクティーを発明したのだとか。今やタピオカミルクティーは台湾飲料として定着しています。

春水堂は何店舗かあるため以前から何度か訪れてはタピオカミルクティーを飲んでいました。今回ももちろんタピオカミルクティーを注文したわけですが、少し変わった豆乳を使ったタピオカミルクティーがあったのでそれにしました。豆乳好きに好まれそうです。

その他シュウマイやいんげん豆の炒め物、大根餅を注文しましたがどれも美味しかったです。

瑞芳まで行く予定が七堵で下車してタクシー

南京復興駅から十分に行くためには、一般的にはMRTで松山駅まで行き、松山駅から台湾鉄路に乗り換えて瑞芳駅まで行き、瑞芳駅で平溪線に乗り換えて十分駅へ行きます。

ただ、松山駅で切符は瑞芳駅まで買ったのですが、今回は電車乗り継ぎなどの時間を短縮するために七堵駅で下車し、七堵駅からタクシーで十分に向かうことにしました。七堵駅から十分老街まではタクシーで30分程度、金額にして400元(約1450円)でした。

十分老街

天灯
天灯

老街は昔からある建物などが風情ある街並みを形成している観光地。十分の老街も有名な老街の一つです。そしてこの十分の老街で有名なのが「天灯」に願い事を書いて空に飛ばすイベントです。今回はこれに挑戦しました。

元々この地域は炭鉱として栄えた街だったそうです。天灯は旧正月の頃に夜空に向かって飛ばすイベントがあるそうですが、それ以外の日でも老街で飛ばすことができます。天灯を販売するお店が多く並んでいるので、老街に行けば簡単に飛ばすことができます。

天灯に書く言葉はテンプレートがあるそうで、それに従って書くのも良いですし、自分で好きに書いても良いのだとか。私は家族の健康などを書きました。日本語で。周りには韓国の方が多く来ていて、韓国語で何かを書いていました。

天灯に願い事を書き終えたら店員さんが天灯の中にある針金に油をしみこませた紙をくくりつけ、それに火を付けてくれます。すると、熱気球の原理で天灯の中の空気が膨張し、パンパンになって空高く飛んでいきます。

その後、十分老街の中央を走る電車をかなり近くで観賞しました。今回の最大の目的は十分老街で天灯を飛ばすことだったので、この時点でかなり満足していました。

ちなみに十分老街にも食べ物屋さんは多くあります。今回は蒸し餃子、小籠包、アイス、チーズ入り雞蛋糕などを食べました。

その後、十分駅から電車で猴硐駅へ向かいました。なお、猴硐駅にはたくさん生息しているという猫を見に行くわけですが、十分の駅にも猫がいました。

猴硐貓村

ねこ
ねこ

猴硐駅は猫がたくさん生息していることで有名です。比較的猫好きな私ですので、行かないわけにはいきません。実際駅に着いてみると、駅の中も猫が多いことをアピールするディスプレイになっていて、猫好きにはたまらないと思います。

元々この一体は炭鉱があったわけで、この猴硐もそんな場所の一つです。当時の歴史を知ることができる資料館も駅前にあり、少し寄ってみました。新しい街を訪れる時は歴史を知るとまた違った印象になったりします。台湾の場合は日本と関係が深い地域も多く、この猴硐もそんな地域の一つでした。

資料館とは反対側の一体を貓村(猫村)と呼ぶようで、猫が特別たくさんいました。実際は資料館側にもたくさん猫はいます。

猫に癒され、次は電車で瑞芳に向かいました。

瑞芳老街

瑞芳にも老街があります。今回は紅糟肉園(肉圓?)というお店で肉圓、炸醬涼麵を注文し、食べ終わったらとなりの保雲芋圓というお店で黑糖燒麻糬や仙草ゼリーを注文して食べました。どれも美味でした。

保雲芋圓というお店は1946年からあるようで、とても歴史があるようです。となりの紅糟肉園もかなり歴史のありそうなお店なので、食事をとりながら雰囲気を楽しむことができます。

まとめ

今回の旅は瑞芳老街で終了です。お昼の春水堂は普通の台北ライフなわけですが、それ以外は基本的に平溪線の旅でした。

平溪線は周りの景色も非常にきれいなので、電車に乗って風景を見るだけでも楽しいです。今回は平溪線の十分老街と猴硐貓村、瑞芳老街を楽しんできました。

ちなみに十分には十分瀑布という滝があって、今回は行きませんでしたが余裕があったら行っても良いと思います。過去に一度だけ行ったことがあって、今度機会があったら写真を撮りに行きたいなと思っています。

新しい街を旅する時は、事前に路線図や電車の時間などを調べておくと良いと思います。特に乗り換えがある場合は事前に調べておくことで当日に焦ることもなくなります。今回私たちは比較的行き当たりばったりでしたが、幸運にも充実した旅となりました。