冷蔵庫に焼き海苔が眠っていたので海苔の佃煮を作りました。海苔の佃煮を作りにあたり注意した方が良いことなど、以下の通りまとめます。
目次
余った焼き海苔の処遇
冷蔵庫に焼き海苔がしばらくの間眠っているのは知っていたのですが、用途が思い浮かばず、困り果てていました。
我が家の冷蔵庫に眠っていたのは巻き寿司用の焼き海苔で、20cm四方ぐらいのサイズがあり、意外と冷蔵庫の中でも場所を取ります。そのため、今回はこれを消費することにしました。
衝撃の焼き海苔
子供のころだったか、初めて焼き海苔を食べたときの衝撃は今でも覚えています。いつも食べている海苔と違う。海苔と言えば塩味とほんのり甘味があるのが当たり前だった私にとって、調味料の付いていない海苔は衝撃でした。
聞けば、東日本では焼き海苔が主流で、西日本では味付け海苔が主流なのだとか。どうして子供のころ焼き海苔など食べたことがなかったのかがその分布を知ってわかりました。
焼き海苔の用途
我が家で焼き海苔の用途と言えば焼き海苔を使った巻き寿司です。むしろ巻き寿司以外に使ったことがあるとすれば、ラーメンに入れたことがあるぐらい。それ以外焼き海苔って何に使ったら良いのか。
おにぎりにする方もいるらしいのですが、味付け海苔がスタンダードの私にとっておにぎりに焼きのりを使うのは習慣に合わず、どうにも抵抗があります。確かに東日本のコンビニのおにぎりは焼き海苔を使ったものが多いように思いますが、それでも味付け海苔の方がなじみ深いです。
ここ台湾にも味付け海苔はあります。多くの方が味付けのりをおやつ代わりに食べていて、焼き海苔を買う方はそんなに多くなさそうです。
海苔の佃煮
今回作ったのは海苔の佃煮です。結論から言うと、焼き海苔の大量消費に海苔の佃煮は最適です。
材料
- 海苔 3~4枚
- 醤油 大さじ 1
- 酒 大さじ 1
- みりん 大さじ 1
- 砂糖 小さじ 1
- だしの素 2g
- 水 100cc
いわゆる佃煮の調味料で海苔を煮ます。そのため、材料はいたってシンプルです。普段冷蔵庫にあるものばかりが並んでいます。
作り方
- 海苔は細かくちぎり、鍋に材料を全部混ぜる
- 火にかける
- かき混ぜながら、適度な水分量になったら完成
作り方も驚くほど簡単です。調味料を入れて火にかけていると海苔は少しずつふやけて砕けていきます。
注意事項
海苔の佃煮づくりも終盤に差し掛かったころ、突然海苔がはじけた瞬間がありました。水分量が減ってきてそろそろ完成かなと思った矢先でした。
爆発にも近い状態になり、壁やコンロ周りが海苔だらけになりました。加熱によって水分が少なくなったことで海苔が粘度を持ち、鍋底との間に空気がたまり、その空気が膨張した結果ではないかと思っていますが、熱い海苔が顔や体に飛び散ったりすればやけどなどの原因にもなりますし、コンロ周りが汚れるので注意しながら、場合によっては蓋を活用しながら調理すると良いと思います。
保存について
私はすぐに食べきれる量しか海苔の佃煮を作らなかったので小さな器に入れて、保存はラップをして冷蔵庫に入れました。
量もそれほど多くはなかったので、2~3日で食べきってしまいました。一般的には市販の佃煮も開封後に冷蔵庫保管をしていたとしても、一週間以内には食べきった方が良いそうです。ただ、一か月以内とする意見も散見されました。
そもそも海苔の佃煮は簡単に作れるものなので、そんなに大量に作って傷むことを気にするよりは、都度作った方が安心かなと思います。
なお、水分が少ない方が一般的に保存性が高まります。
「ご飯ですよ」と「江戸むらさき」
海苔の佃煮と言えば桃屋。桃屋のご飯ですよはもはや国民食と言って良いほど多くの人が食べたことがあるのではないかと思います。
今回私が作った海苔の佃煮は「江戸むらさき ご飯ですよ」にも似た系統の味だと言えます。桃屋には「江戸むらさき ご飯ですよ」以外にオリジナルの「江戸むらさき」という海苔の佃煮の商品があるのですが、オリジナルの「江戸むらさき」には魚介類の出汁エキスが入っておらず、「江戸むらさき ご飯ですよ」には魚介エキス(かつお、ほたて)が含まれているそうです。
今回私もかつおだしを入れました。いや、桃屋のご飯ですよも好きですが、自分で作った海苔の佃煮もなかなかに美味でした。
なお、ご飯ですよもオリジナルの江戸むらさきもタマリンドの安定剤が含まれているのだとか。タマリンドと言えばインドなどから輸入されているのを見たことがあります。いつか買ってみようと思いつつ、今まで購入するチャンスがありませんでした。添加物としてのタマリンド(安定剤)とは違う、果物のタマリンドですが、今度買ってたいと思います。
最後に
自分で海苔の佃煮を作って思ったのは、意外と簡単だったということ。途中ではじけたときは驚きましたが、それさえ注意していれば、比較的簡単に作れます。
今後も焼き海苔が余ったら海苔の佃煮を作りたいと思います。