日常の足としてスクーターに乗っているのですが、このスクーターの塗装がなんとも改善のしがいが有りそうだったのでスプレーで塗装してみました。塗装素人のスプレー缶による初めてのスクーター塗装です。
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私のスクーター
私のスクーターは年式がかなり古い中古のスクーターです。中古で手に入れた時からすでにボロボロで、どうやら塗装はペンキを塗られていたらしくものすごく汚い感じでした。ただ、親せきに頂いたものなので、頂けただけで感謝しておりますです。この塗装をしたのはおそらく親せきではなくまた別の人。
ちなみにこのスクーター、塗装云々以前にエンジンがかからなくなって修理に何万円も必要だったり、タイヤがダメダメでタイヤ交換したり、サスペンションも交換したり、そういう修理を諸々したのでまだまだ使い倒したいと考えています。たくさん修理したので愛着もわきました。ですので、塗装もきれいな方が良いですよね。
さて、そんなペンキで塗装された痕のあるスクーターですが、塗装面を見るとデコボコですし、塗りムラも相当あります。剥げてしまっているところも多くあります。ここはひとつ、私もペンキを買ってきて塗装しようかと思ったのですが、ペンキでは恐らく前の持ち主の二の舞(デコボコ、塗りムラ、刷毛の痕など)になるのではないかと思い、車用のスプレー缶(艶消しブラック!)で塗装することにしました。
スプレー塗装の段取り
いざスプレー塗装なのですが、スプレーで塗装したい場所と、スプレーがかからないようにしたい場所があります。最初はパーツを1つ1つ分解して、少しずつ塗装しようかと思っていたのですが、適当なドライバーなどの工具が我が家にはないので、結局新聞紙等でスプレーがかからないようにしたいところを養生してから全体的にスプレー塗装することにしました。でないと白いパーツまで黒く塗装されてしまいます。
洗車
養生の前にいったん汚れを落とすために洗車をしました。洗車と言っても、私の場合はウェットティッシュで大体の汚れを取る感じです。この方法だと細かいところまではきれいになりません。ただ今回は実験的にスプレー塗装するのでそれで良しとしました。(実際は実験でもあり、本番でもあります。)
養生
洗車が完了し、次は養生なのですが、養生の段階で大変なことに気が付きました。ペンキで塗られたところに養生テープを貼って、それをはがすとペンキ塗料が見事に剥がれます。つまり、ペンキはしっかり下地に塗れていないようなのです。これでは洗車した意味がありません。急きょ養生テープをペンキ塗料の上に貼り付けては剥がすという作業をしてできるだけペンキ塗料をはがすことにしました。そして仕上げにヤスリがけし、再度ウェットティッシュで拭きます。
スプレー塗装
養生が完了したらいざスプレー塗装です。スプレーを振り振りしながら塗装していきます。やはりここは初心者、結構ダマになるというか、液が垂れてきてしまいます。それでも何とか1度目のスプレー完了。この1度目の塗装が乾いたら鑢でダマになったところなど、全体的にヤスリがけし、2度目の塗装に移ります。
実は2度目のスプレー塗装の最終段階でスプレーの塗料が無くなってしまいました。スクーター1台にスプレー缶2本は必要だったかもしれません。何となく消化不良のままでしたが、仕方なく2度塗り弱ぐらいで終わりにしました。それでも以前よりはだいぶきれいになったように感じます。ええ、自己満足ですけれども。
スプレー塗装をやってみて
スクーターを塗装したのは今回が初めてでした。想定外のこともありましたし、多少消化不良でもあります。ここに、今回のスプレー塗装の反省点と感じたことを書き記しておきます。
反省点と感じたこと
- 塗装前に古い塗料をできるだけ取り去るかヤスリで平らにする
- スプレー缶×1本では足りない → 多少余裕を持って用意
- 養生テープも18m×1巻きでは足りない可能性あり
- 養生のためにハサミがあると便利
- ダマにならないように注意する
- 風の強い日はダメ!
- サーフェイサーが必要かも
- 養生を剥がすのはできるだけ乾く前!(でないと塗料が剥げる可能性あり)
次回はマフラーとサイドミラーも塗装に挑戦したい
実はマフラーやサイドミラーがサビてしまっていて、それも塗装したかったのですが、今回は時間がなさそうだったのでやりませんでした。マフラーやサイドミラーの場合はさび落としから作業しないといけないのでかなり時間がかかりそうなのと、マフラーなんかは取り外さないと塗装できなそうです。これもやり方を検討する必要がありそうです。とりあえず今のところ工具が無いので取り外すことはできそうにありません。
まとめ
今回スクーターをスプレー塗装してみて思ったのは、どうやら前の持ち主がペンキで塗装した時よりはスプレーを使った方がきれいに仕上がります。艶消しブラックかっこいい!一応今回は成功と言う風に考えていますが、それでも反省点はいくつかあります。次回、再度塗装が必要になったらこのページに書いた反省点を確認してからスプレー塗装したいと思います。