我が家で人気の豚バラ肉を使った肉じゃがの作り方

肉じゃがと言えば王道は牛肉ですが、物心ついたときから我が家では豚肉を使っていました。今回は豚バラ肉を使った我が家の大人気肉じゃがの作り方を紹介します。

肉じゃがのバリエーション

肉じゃがと言えば肉とジャガイモを煮た料理で、これが作れると異性にもてるといううわさもあるような食べ物です。

そもそもイギリスのビーフシチューを作ろうとして生まれたのが肉じゃがらしく、実際肉じゃがの作り方はビーフシチューのみならず、カレーなどにも似ています。

具材もこだわろうと思えばいろいろこだわることができ、簡単なのに奥深い、日本を代表する料理の一つです。

肉じゃがは豚肉?牛肉?

肉じゃがに使用する肉は牛肉でも豚肉でも良いです。好みで選べばよいと思います。複数人で食事をする場合は相手の好みも考慮して決めると良いと思います。

個人的なことを言えば、肉じゃがと言えば牛肉という印象が強いです。ですが、実際に肉じゃがを作るときはほぼ毎回豚肉を使用しています。その理由は価格です。豚肉は牛肉よりも安価に手に入るので、豚肉を使うことが多いです。

調べてみると、意外に豚肉を使う家庭も多いようで、特に関東では豚肉を使うことがあるそうです。牛肉よりも豚肉の方が安価なことが多いので単なる節約レシピかと思いきや、実は地域差もあるのだそうです。

肉じゃが

なお、豚ひき肉を使って肉じゃがを作ったりもします。

ジャガイモは男爵いも!

ジャガイモもいくつか品種によって違いがありますが、メークインは一般的にねっとり食感、男爵はホロホロ食感になりやすいです。好みにもよるかもしれませんが、私は男爵の方が肉じゃが向きだと思います。

最近よく名前を耳にするインカのめざめという品種は栗のような食感と濃厚な味が特徴で、甘みも強いのだそうです。インカのめざめで肉じゃがを作るのもおいしそうですね。

キタアカリという品種もありますが、荷崩れしやすいという特徴があるため、肉じゃがよりもコロッケやポテトサラダなど、芋を崩して使う料理に向いているようです。

人参があると色鮮やかに!

人参は無くても肉じゃがは作れます。ですが、人参があると味に変化が生まれますし、彩も良くなります

人参にもいろんな品種がありますが、流通しているものの多くは「五寸にんじん」と呼ばれる品種で、五寸にんじんで問題なく肉じゃがは作れます。甘みの強い金時人参で作るのもおいしそうです。

砂糖は不要

肉じゃがに砂糖を入れると甘味が増して、食べやすくなります。甘めの肉じゃがを作る場合はみりんを増やす方法もありますが、砂糖を増やす方法もあります。

砂糖は必須ではありません。そのため、砂糖を入れずに肉じゃがを作ることもできます。今回私が作った肉じゃがに砂糖は不使用です。

しらたきを入れる入れない問題

肉じゃがの具材として外せないものは肉とジャガイモです。そして人参もあると更に良いですね。そして「しらたき」を入れる場合と入れない場合があります。

しらたきと言えば糸状になったコンニャクのことで、肉じゃがに入れると見た目が豪華になるだけでなく、食感のアクセントにもなります。

実際しらたきがなくても肉じゃがは作れます。でも、あるとうれしいのがしらたきです。

めんつゆでも作れる肉じゃが

肉じゃがをめんつゆで作る方がいます。そもそも麺つゆの多くは醤油、酒、みりん、出汁などで作られており、それはそのまま肉じゃがに入れる調味料と重なっているからです。めんつゆを使えば簡単に肉じゃがが作れます

我が家ではめんつゆを常備していないので、醤油、酒、みりん、出汁の素を使って肉じゃがを作っています。

めんつゆを使わない豚肉の肉じゃが

豚肉を使った肉じゃが
豚肉を使った肉じゃが

今回はめんつゆを使わず、豚肉を入れ、しらたきを入れない肉じゃがを作りました。

材料

  • 豚バラ肉 250g
  • 人参 1本
  • じゃがいも 大2個
  • タマネギ 中1個
  • しょうゆ 20g
  • みりん 20g
  • 酒 20g
  • 出汁の素(かつお) 5g

しらたきや砂糖は入れていません。めんつゆも使いませんでした。調味料は常備しているものを使いました。

我が家は結構薄味です。味見をしながら好みで上記に調味料を足しても良いと思います。

作り方

  1. 材料を一口大に切る(たまねぎはくし切り)
  2. 鍋に切った材料を入れ、ヒタヒタになるぐらいの水を入れ、沸騰させる
  3. 灰汁を取ってから調味料を全て入れる
  4. 落し蓋をして煮込んでいく
  5. 水分が減ってきたら味見をし、調味料で味を調整する
  6. 食材に味が染み込んだら完成

煮る前に炒めたりする方もいるようなのですが、私はそれが面倒で、できるだけ簡単に作っています。上記を要約すると切って煮るだけです。それで肉じゃがは作れます。

水分がなくなるまで煮詰めると下の方が焦げます。適度なところで煮込むのを終了する方が良いです。最初にヒタヒタぐらいの水を入れた場合、半分ぐらいまで減ったら私はOKにすることが多いです。なにより、味見をするのが一番ですね。

落し蓋はアルミホイル

落し蓋はアルミホイルをくしゃくしゃにしたものを使っています。というのも、落し蓋を持っていないからです。でも、アルミホイルでも落し蓋の機能はしっかり果たしてくれます。

注意点は持ち上げる時に取っ手がないことと高温になっているため火傷をする可能性があるということです。お箸などを使って持ち上げると良いと思います。

最後に

肉じゃがは簡単に作ることができます。慣れてきたら計量スプーンも使いませんし、多少の調味料の増減でそこまで味は変わりません。家庭レベルならそれで十分だと考えています。

珍しい人参やいいお肉が手に入ったら普段と違った肉じゃがを作るのも良いかもしれませんね。