【なんでも再生】根っこ捨てるの? ついにベランダで大きなネギの収穫に成功 

ネギが思いのほかよく育ったので、その記録。

家庭菜園でネギ収穫

今までも何度となくネギの再生栽培に挑戦してきたのですが、圧倒的に失敗することの方が多く、理由はわからないですがなぜか大きく育たないことが多かったです。

いつもスーパーで買ってきたネギを食べ、切り取った根元部分から再生を試みていましたが、ほぼうまくいかず。種からならもっと上手に育てられるのかとも思いましたが、思いがけず根元部分からの再生に成功したりもしました。

そして今回、なぜか今までとは比べ物にならないぐらい大きく生長してくれたネギ。その原因について考えてみました。

栽培方法

我が家はマンションの一室のため、基本的にプランターを用いた栽培になります。いわゆるベランダ菜園で、家庭菜園に含まれる部類であると考えています。

水耕栽培よりもベランダ栽培

水耕栽培にも挑戦したことがありますが、より大きく、緑濃く育てるためには外の日照は必須と考え、最近は水耕栽培よりもベランダを活用した土栽培をすることが多いです。

そもそも今まで水耕栽培と言っても液肥を与えるでもなく、ただの水でやっていたのであまり立派な水耕栽培とは言いがたい状況でした。

栽培場所

ベランダで栽培しています。我が家のベランダは基本的に午前中の一部の時間しか直射日光が当たらない設計になっていて、そんなベランダの中でも日照条件の良し悪しがあり、ひどいところは直射日光がほぼ当たりませんし、1時間程度の場所もあります。

日当たりの良い場所

今回成功したネギを設置した場所はベランダの中でももっとも日当たりの良い場所でした。夏なら5時間は日光が当たっているはずです。

その場所はちょっと高くなっていて、管理が面倒なうえ、写真を撮ろうにも向かい側に民家や商店がたくさんあり、画角によってはそれらが写真に納まってしまいますし、そこに人がいればその方の気分も良くないだろうと思い、できるだけカメラは向けないようにしています。

栽培容器

我が家のベランダには植木鉢などを設置したり、直接土を入れて植物を育てられる小スペースがあります。

鉢ではなく植栽スペース

長さ80cm、幅40cmぐらいの場所で、一番下まで掘り進めたことがないので深さはわかりませんが、10cmぐらい下には石がたくさんあり、おそらくそれらを含めても20cmぐらいだと思われます。

使用した土

そもそも今回使用した植物栽培スペースは以前ここに住んでいた住人の方が残されていったもの(もしくは数十年前の建設時に設置されたまま?!)で、私が引っ越してきた当初は固く、水はけも悪い、活力を全く感じない土だったのですが、残渣や植木鉢で使用し終わった土、もみ殻などを混ぜ込んでいったところ、なんだか以前よりも、他の培養土よりも良さそうな土に仕上がっています。

植え付けの時期

植え付けたのは確か春先でした。いつも通りスーパーでネギを買ってきたのですが、買う時は再生させようとは考えていませんでした。

無計画に手に入れた苗

調理するために根元部分を切るとどうしても植えたくなってしまいます。そうこうしてかなり適当に、ほぼ管理していない場所に植え付けたのでした。

写真を撮りづらい場所なので、記録もできていません。実はそれぐらい適当でした。

収穫したネギ

ベランダで収穫したネギ
ベランダで収穫したネギ

収穫したネギは今までで最大クラス。再生栽培でここまで育てば上出来ではないでしょうか。

収穫に当たり、根の部分を残して切り取れば、更に複数回収穫ができるようですが、やはり管理が難しい場所に植わっていたため、今回は根元から引き抜きました。

白い部分の長さ

私の場合、ネギを植える時は、土の量を減らして植えることが多いです。そして、少しずつ土寄せをします。そうすることで白い部分が長くなります。15cm白い部分を作りたい場合は、15cm分土寄せできる高さが必要になります。

ただ、今回はかなり放置していたので多少土寄せはしたものの、ほぼそのままでした。そのため、緑の部分が多くなりました。

栽培期間

ネギの栽培期間は通常2か月ぐらいなのだそうですが、思えば私は春から9月ごろまで、半年近く栽培を継続していました。

一般のネギ栽培と比べると遅いですが、それでも今までよりは大きく育ったので、成功したと認識しております。

ネギ栽培のコツ

ここまで何度となく失敗してきた私なのですが、今回の成功をもとに、ネギ栽培に必要なこと、コツなどをまとめておきます。

排水命

ネギは排水がとても大事です。水はけの悪い土を使っているとてきめんに根腐れします。そのため、排水は改善してから植え付けをした方が良いです。

太陽大好き

日当たりの良い場所の方がやはり生育は良いようです。日当たりが良いということは土が乾きやすいということでもあります。余計な水分を土が保持しないという意味でも日当たりは良い方が良いでしょう。

水をあげすぎない

土がすぐに乾かない、もしくは全く乾いていない状態で水やりをすると根腐れを助長します。とにもかくにも水はけを良くし、水をあげすぎないことが重要です。

最後に

植物にどれだけ愛情を注いでも、効果がないどころか逆にダメになってしまうこともあります。私の植物に対する愛は重過ぎるようです。

適度に野放し、これも一つのコツなのかもしれません。ただ、そのためには環境を作ってあげる必要があります。

適切な土を用意し、適量日光が当たり、適度に水が得られる環境さえあれば、植物は自分で生長していくのだと思います。人間はそのお膳立てだけできれば良いのかもしれません。