グァバを種から育てて270日経過!

台湾ではポピュラーな果物であるグァバを種からベランダで育てています。栽培する中で気が付いたことなどをブログにまとめていきます。

グァバの育て方

種が発芽して、グァバを育てることになりました。これまでのグァバの育て方を以下にまとめます。

発芽したグァバ

グァバの発芽
グァバの発芽

2023年1月、湿らせたキッチンペーパーで包んでいたグァバが発芽しました。今まで失敗続きのグァバでしたが、発芽するときはしっかりと発芽します。

そんなグァバを種から育て続けて270日ほど経過しました。

耐寒温度

発芽から1か月ぐらい経過したグァバ
発芽から1か月ぐらい経過したグァバ

そもそも発芽したのが1月で、そのころの気温は18℃前後だったので、発芽させたのは室内ではあるものの、そのぐらいの時期でも問題ないのだと思われます。台湾在住のため、冬でも10℃を下回ることの少ない地域です。グァバは台湾でよく生産されていて、そのことから考えると、少なくとも10℃程度までは耐えられると言えそうです。

調べてみると、木の大きさや品種によっても前後するようですが、一般的には0℃ぐらいが限界のようです。基本的に熱帯果樹なので、やはり暖かい地域の方が育てやすいですし、寒い地域は対策なしで冬を越すことは困難であると考えられます。

そのため、冬に0℃に近づく地域で冬越しさせる場合、対策が必要になります。最低でも5℃以上ある方が良いようです。

我が家は5℃になることがほぼないので、2月からベランダに置いていました。

害虫

グァバに害虫がついているところを今のところ見たことがありません。

一応アブラムシが付くことがあるそうなのですが、幸運なことに我が家のベランダにアブラムシが発生することが少なく、発生しても限定的で、今のところグァバにアブラムシが付着しているのを見たことがありません。

ほかにカイガラムシがあるそうです。カイガラムシはベランダでよく見かけます。今はゲッキツに嫌と言うほど付いていて、でも小さすぎてどうしようかと頭を抱えています。

ただ、グァバにはまだカイガラムシが付いているのを見たことがありません。カイガラムシも大きくなって動いてくれれば捕殺もしやすいのですが、1mm程度の大きさで枝の付け根などに密集されると取り去るのも一苦労です。

一応と言いますか、定期的にベランダにはニームオイルスプレーをしています。それもあってアブラムシやカイガラムシがある程度抑えられているのかもしれません。

肥料

発芽から一カ月おきに固形の有機肥料を与えています。種から育てている実生苗であることと、そもそも苗の大きさが小さいことから、リン酸を多めに施肥したりなどはしていません。一般的な窒素、リン酸、カリが均等に含まれている肥料です。

肥料については腐葉土なども活用していこうと思っています。

水やり

まだ小さいこともあってか、そんなに土が頻繁に乾くわけではありません。そのため、毎日水やりをするよりも、土の乾燥具合に応じて水やりをしています。

間引きした時にメインのグァバ一本と予備のグァバ二本になったのですが、予備はすぐに枯れてしまいました。その残ったメインのグァバは根腐れすることなく、また水切れすることもなく無事に育っているので、今のやり方で問題なさそうです。

発芽から270日経ったグァバ

種から育てて270日経過したグァバ
種から育てて270日経過したグァバ

種からグァバを育てる試みをしています。苗からでも結実まで4~5年かかるという意見もあり、結実まで育てられるかは何とも言えませんが、270日経った今、木としては少しずつ大きくなり、植物好きの私としては、楽しい限りです。

ただ、種から育てているので270日経過した今も20cm程度の高さにとどまっています。トマトなどの野菜はたった1シーズンで2mにもなりますが、グァバを種から育てる場合、そうはいきません。そもそも違う植物なので当然と言えば当然ですが、トマトなどと違い、気長に待つしかありません。

とはいえ、長い時間がかかる分、成長を実感した時の喜びも大きいです。

今のところまだ剪定は予定していません。というのもまだまだ小さいからです。また、植え替えもする予定がありません。これも、まだまだ小さいからですが、逆にもうちょっと小さい鉢に植え替えるというのはアリかもしれません。

最後に

グァバを種から育てる場合、かなり時間がかかります。接ぎ木苗なら結実まで4~5年が目安になるようですが、種から育てる場合、結実まで何年かかるかわかりません。しかも、一般的には親の性質を引き継がないため、どんなにおいしいグァバの種を使ったところで、その種から育てた木から取れる実がおいしいとは限りません。

ですが、270日ベランダで水や肥料を与えるだけですし、そんなに早くはないものの、じわりじわりと生長していくグァバの木を観察するのも楽しいものです。

これからさらに1年、2年と育て続けて、もっと大きな木にしていきたいと考えています。また、将来、いつの日か、実をつけることがあれば、それもぜひ賞味してみたいなと考えています。