以前から使用していたウェブカメラが突然壊れたので、LogicoolのウェブカメラBrio 300を購入しました。しばらく使い続けているのでレビューします。
目次
Logicool Brio 300
Logicool Brio 300はロジクールから発売されているウェブカメラです。日本では2023年2月に発売となりました。※私は台湾で購入したためLogitech(ロジテック)のBrio 300となります。
見た目
Brio 300は小ぶりで可愛いウェブカメラです。丸いフォルムが特徴的なウェブカメラです。色はグラファイト(黒)、オフホワイト(白)、ローズ(ピンク)の3色展開ですが、それぞれ真っ黒や真っ白ではなく、オフホワイトとローズで再生素材を48%(グラファイトは62%)使用しているらしく、よく見ると様々な色の粒粒が模様のようになっています。
見た目嫌いじゃないです。非常に特徴的だなと思います。
ハードウェアズームとフォーカス、視野角
Brio 300はデジタルズームができません。また、フォーカスも固定です。ズームもピント調整もできないです。視野角は70°で固定となります。
実は、ウェブカメラを購入するにあたって、Brio 300はデジタルズームができると勘違いしておりました。購入後にそれができないことに気が付きましたが後の祭り。でも、実際ズームやフォーカスの調整がなくても支障がないことがわかったので、今は満足しています。
解像度と画素数
Brio 300の解像度は1080p/30fps(2GB以上のRAM必要)か720p/30fps(1GBのRAM必要)から選択できます。
画素数は2MP(200万画素)となります。昨今のデジカメと比べると少ない画素数に感じるかもしれませんが、作品を残すわけでもなく、写真を撮って大判印刷するわけでもないので200万画素は十分かなと思っています。
実際、ウェブ会議をする上では1080p/30fps(約200万画素)で十分だと感じています。ウェビナーを主催したりしない限り、720p/30fps(約92万画素)でも良いのではないかとすら感じます。
プライバシーシャッター搭載
Brio 300にはカメラのレンズ前にカバーが付いています。そのカバーも今回の決め手の一つでした。
不用意に自分の姿を全世界に配信してしまうことのないよう、カメラのカバーは必須。以前は会議が終わるたびにウェブカメラを取り外していましたが、プライバシーシャッターがあればカバーをつけるだけです。
これだけでもこのBrio 300をお勧めできます。
内臓マイク
Brio 300はモノラル ノイズリダクションマイクが内蔵されています。
ノイズリダクション機能が搭載されていて音声がクリアに伝わるということだったのですが、ウェブ会議においては会社で有線のヘッドセットの使用が義務付けられているので私はBrio 300の内臓マイクは使用しておりません。
ネットで実際の音を聞く限り、私が使用しているヘッドセットの方が音声は良さそうです。
ビデオ会議アプリの認定
私の会社はウェブ会議にウェブ会議システムZoomを使用しています。Brio 300はZoomと互換性があり、使用を認定されているそうです。
ほかにGoogle Meet、Microsoft Teamsでも使用が認定されているそうです。
いろんなウェブカメラや周辺機器がありますが、私はZoomを使うので、Zoomの認定があると安心して購入できます。
自動光補正機能『RightLight 2』
ウェブカメラは部屋の中で使用することが多いと思いますが、周囲が暗めでも自動的に補正される機能である「RightLight 2」が搭載されています。
確かに暗い環境でも補正されてかなり明るく映し出されます。ただ、画質は悪くなります。おそらく感度を上げているのだと思いますが、感度を上げるよりも、外部の照明を使って明るくする方が画質は良くなります。
また、暗い環境ではfpsも自動で低くなるようなので、画質にこだわるなら外部の照明があった方が良いです。もっとも、外部の照明がない環境でも、それを補正できる機能が搭載されているのは非常にありがたいです。
専用ソフトウェアLogi Tune
ホワイトバランスなど、専用のLogi Tuneというソフトで調整できます。Logi Tuneは公式サイトからダウンロードできます。商品には同梱されていませんでした。
このLogi TuneがBrio 300の価値を何倍にも高めているのだと思うぐらい良いです。
なお、表示項目は接続するウェブカメラの種類によって異なるようです。
Auto exposure(露出補正)
全体的な明るさを自動調整します。これをオフにすると手動でExposure(露出)とGain(増幅)を調整できます。
私は基本的にAuto exposureをオンにしています。
Low Light Compensation(低照度補正)
暗い環境で使用する場合に自動で明るさを補正する機能です。これがRightLight 2とも関係があるのではないかと思っていますが、暗い環境でオンにすると顔が明るくなります。明るい環境では何も変わっていないように見えます。
Auto white balance(オートホワイトバランス)
ホワイトバランスを自動で調整してくれます。私がBrio 300を購入した決めてともなった機能です。
このAuto white balanceをオフにもできますが、自分で調整するよりもオートの方がキレイに調整できるように思います。この機能は非常に優秀だと感じています。
ただ、周りの照明の色によっては思うような色にならないこともあります。この機能をオンにして、それから外部の照明の色味や強さも調整していくと良いと思います。
Anti-flicker(フリッカー)
NTSC 60HzとPAL 50Hzのどちらかを選択できます。台湾はNTSCなのでNTSC 60Hzを選択していて、特段問題は発生していません。日本もNTSC方式なので、NTSCを選択しておけば問題ないと思います。
その他調整項目
ほかにBrightness(輝度)、Contrast(コントラスト)、Saturation(彩度)、Sharpness(シャープネス)が手動で調整できます。
私はこれらの項目はいじらず、デフォルトのまま使用していますが、比較的きれいに映っているので問題ないかなと思っています。
最後に
ズームできなかったり、調査不足の感もありましたが、使用上特段問題はなく、以前のウェブカメラよりも画質は向上しているし、なにより以前より色味が自然になりました。購入して良かったなと思っています。
なお、日本では10,000円前後での販売のようですが、ここ台湾では本記事執筆時で換算8,200円程度になるようです。若干安く買えたようです。