ベランダでいろんな植物を育てています。今回は聖護院大根のような丸い大根の種を入手したのでベランダで育ててみました。
目次
ベランダで育てる大根
今までベランダで二十日大根やカブは育てたことがありましたが、本格的な大根を育てたことはありませんでした。
じゃあ大根栽培に挑戦してみようと思ったのですが、大根はかなり長くなってしまうため、我が家にある植木鉢では少々不安です。そこで、丸い大根の種が売られていたのでそれを購入して育ててみることにしました。
丸大根の栽培
今回手に入れたのは聖護院大根のような丸い大根の種です。丸い大根なら地中深くまで伸びていかないのではないかと考えました。
丸大根だからといって一般の大根と育て方が違うことは無いだろうと考え、基本的には大根と同じような育て方をしました。
プランターは5号を使用
丸大根は二十日大根よりも大きくなります。目標としては直径8cmぐらいいくと良いのですが、そうなると最低でも直径8cm以上、できればもっと大きな鉢があると良いと考えました。
実際に使用したのは5号(直径約15cm)程度の植木鉢です。本当はもっと大きな鉢を使いたかったのですが、あいにく用意がありませんでした。
土は使い古しの土を使用
土に関しても市販の培養土を使う方が良いと思ったのですが、基本的に使い古しの土を使いました。
最近はあまり土を買わないようにしていて、残渣や元肥などを入れて再生するようにしています。
酸性に傾いている土の場合、種まきの2週間前までに苦土石灰を土に混ぜ込んでおくと良いそうなのですが、私は苦土石灰を使ったことがありません。過去に土壌のpHを測定してみたのですが、ほぼ中性でした。もっとも、その測定器が正確に測定できていたのかはわかりません。
種まきの時期は春か秋
今回の丸大根の種をまいたのは12月でした。本来は春や秋に種まきをするのだそうです。
そのこともあってか、今回の丸大根は思ったように大きくなりませんでした。
種まきは中央に数個のみ
丸型の植木鉢を使用したので中央に数個のみ種まきしました。
一つの鉢に一つの丸大根にするために間引き
一つの植木鉢に一つの丸大根を栽培します。省スペースとも言えるかもしれませんが、なんとなく非効率な気もします。ベランダで栽培する丸大根なのである程度の制約は仕方がありません。
実際にいくつか発芽しましたが、最終的に一つに間引きました。
土寄せを想定した種まきを!
大根栽培は基本的に土寄せが必要になります。土寄せをしないと大根が肥大しないのだそうです。
今回収穫した丸大根は土寄せに失敗したと思っています。なかなか肥大しなかったからです。丸大根がなかなか肥大しなかったのは土寄せが上手にできなかったからだと考えています。
植木鉢で大根を栽培する際、土寄せのことも考えた種まきにしないと土が山盛りになってしまい、必要なだけ土寄せできないことがあります。そのため、ウォータースペースよりもさらに低く種まきをするなど、土寄せを想定した種まきが必要になります。
水やりは土の表面が乾いてきたら
植木鉢で植物を育てるにあたり、難しいのが水やりです。今回丸大根を育てるにあたり、水やりは土の表面が乾いてきてから与えるようにしました。
乾いてきてからなので、毎日は水やりをしませんでした。
できるだけ日当たりの良い場所に設置
大根栽培は日当たりが非常に大事だと感じます。そのため、ベランダの中で最も日当たりが良い場所で育てていました。
カブにしても二十日大根にしても、日当たりが悪い場所で育てるとうまく肥大しませんでした。
肥料は本葉が出てきたころに有機肥料
いつも野菜を作るときは適当に肥料を与えています。丸大根を栽培するにあたり、本葉が出てきたころに固形の有機肥料を与えました。窒素、リン酸、カリがバランスよく配合された肥料です。
大根は肥料がそんなに必要ないらしく、施肥する必要はないと考える方もいるようです。個人的には施肥よりも土寄せが大事な気がしています。
3か月で収穫!
なかなか肥大しない丸大根でしたが、それでも次第に太くなっていき、3か月経過したところで収穫しました。
品種によっては3か月以上かかるものもあるそうで、地上部の葉が広がってくる頃が収穫目安なのだそうですが、3か月も栽培しているとス(鬆)が入る品種もあるらしく、ビビッて収穫しました。
結果的にスが入っていない状態ではあったものの、比較的小さな大根の収穫となりました。それでもちゃんと食べられるサイズだったので喜びもひとしおでした。
みそ汁にして葉ごといただく!
収穫した丸大根はなんだか軟らかく、カブのような感じでした。葉も含めみそ汁で頂いたのですが、非常に美味で、それは自分で栽培したことも影響していたのだと思います。
最後に
大根栽培を経験してみて、種まきの時期と土寄せが非常に重要だと感じました。
ベランダで大根を栽培する場合、どうしてもプランターを使用することになります。そのため、地植えとは違った管理方法が必要になります。