近所でライチカメムシが大量発生!対策など考えてみた

先日ベランダで植物に水やりをしているときに、見たことのないカメムシのような虫を見かけました。国が変われば虫も変わる。そんなに珍しい虫ではないのかな?とは思いつつ、でも鮮明な赤の斑点があったので毒でもあるのじゃないかと心配になりました。で、時期を同じくしてその虫が話題になったのでその話。

ライチカメムシ(荔枝椿象)

ライチや龍眼の害虫として知られるライチカメムシ。台湾では「荔枝椿象」と言います。

ライチカメムシは中国、タイ、ベトナムなどの地域原産の虫で、台湾では1999年(1997年という説も)に金門で発見され、2008年(2011年という説もあります)には台湾本島にも入ってきました。2012年になってようやく農業関連機関が蔓延に警鐘を鳴らしたそうです。当時、まだ多くの人はそもそもライチカメムシを知らなかったそうです。

台湾では南部の高雄から北部までじわりじわりと蔓延していき、収穫期を迎えた果樹農家は首元や腕などが爛れる(ただれる)症状に悩まされ、次第にその深刻さに気付き始めたそうです。

触ると爛れる(ただれる)

カメムシが臭い液を噴出することは皆さんよくご存じだと思いますが、このライチカメムシの臭い液は、人の体を爛れさせる力があり、もし見つけても絶対に触ったりしてはいけません。

近所で大量に発見

ライチカメムシ
ライチカメムシ

つい先日、街を歩いていたらカメムシが大量に落ちている道があって、上を見上げるとちょうど雨樋のあたりに大量のカメムシが行列を作っていました。うわぁ、カメムシが大量繁殖してる、なんか気持ち悪いな、ぐらいにしかその時は思っていませんでした。

ライチカメムシ子供

その翌日、我が家のベランダで植物に水をあげていると、なにやら見慣れないカメムシのような虫を見つけました。昨日のとは見た目が全然違います。へぇ、台湾にはこんな虫もいるんだ、と思ったのですが、増えられても困るので箸でつまんで駆除しました。その時で3匹ほど。赤い斑点があったので毒でもあるのではないかと思い、素手で触るのはやめました。

その日の夜、妻から「ライチカメムシ」が大量発生しているニュースのURLが送られてきて、ハッとしました。まさに昨日とこの日、私が見たカメムシだったのです。最初に街で見たのは成虫、ベランダで見たのは卵から生まれたばかりの状態だったようです。そのニュースによれば、爛れるので素手では絶対に触らないように、ということでした。

ライチカメムシの対策・駆除

ライチカメムシは石鹸水に弱いそうです。石鹸水を噴霧すると呼吸ができなくなるのだとか。害虫駆除用の石鹸水はホームセンターなどでも売られているのでそういったものを使うのが良いでしょう。自作をされている方もいるので、ググってみるのも良いと思います。そういえばうちにも台所用洗剤があるなぁ。

まずはベランダにいるものを駆除し、今後は何か対策をした方が良いのですが、如何せんベランダはオープンな場所のため、覆いようがなく、また、集合住宅である上に我が家にもご近所さんにも小さなお子さんがいるので農薬的な物を使うのも憚られる。ネットで調べるとハーブが防虫に良いということも見かけますが、当然農薬よりは効果が劣ります。それでもやらないよりマシ?市販のハーブを使った防虫剤はローズマリーが多いですが、以下のハーブは検討の価値があるかもしれません。

  • 防蚊草
  • タイム
  • ローズマリー

これらはそれぞれ嫌がる虫がいるらしく、植えているだけでも、切っておいておくだけでも、チンキにして薄めてスプレーしても効果が期待できるのだそうです。例えば防蚊草なんかは読んで字のごとく蚊に対する効果が期待できるわけですね。ただ、これらはあくまで農薬ではないので、効果がなかったという声も散見されます。それに、そもそもライチカメムシに効果があるのかも不明。それでも植えるだけならやらないよりやった方がいいかな、と思っています。そのうち種か苗を買いに行こうと思います。

ライチカメムシが来て困ること

自分の体が爛れるのももちろん嫌ですが、ベランダには子供たちを含め、家族が出入りすることがあるので、家族がつらい思いをするのを見るのは耐えられないですね。せっかく植物育てたりするのに興味を持っても虫のせいでそれがダメになってしまったり。実際、今のこの状況では怖くて子供をベランダに出せません。コロナといい、ライチカメムシといい、なんともインドアな生活を強いるものが多いですね。

そういえばオーストラリア出身の方と話す機会があったのですが、オーストラリアも毒を持った虫や動物は多いのだとか。特に鮮明な色を持つ生き物には近づかない方が良いとのこと。日本にも毒を持った生物はたくさんいますからね。代表的なところではスズメバチでしょうか。

ムクロジ(無患子)の害が拡大?

「動植物防疫檢疫局」によると、まだはっきりはしないものの、無患子(ムクロジ)に相当数奇形の花芽が発生していて、ライチカメムシの影響が懸念されているようです。

4月~5月は産卵期

まさに今の時期、4月~5月はライチカメムシの産卵期なのだそうです。葉の裏などに卵を産み付けるらしく、卵を産み付けられた葉を然るべき機関に持っていくと換金できるのだとか。それで2万元以上をゲットした強者もいるとか。

もしもライチカメムシの噴射した液に触れたら

農作業をするときは長袖長ズボンに眼鏡と帽子が推奨されています。また、もしもライチカメムシが噴射した液に触れてしまったら、2分以内に水で洗い流すことが勧められています。水道のない畑などではミネラルウォーターを常に携帯して、緊急時にはそれで洗い流した方がよいとのことでした。

ライチカメムシの天敵

ライチカメムシには天敵もいるようです。イエオニグモやシリアゲアリ、カマキリなどはライチカメムシの天敵なのだとか。そういった虫が入れば多少はライチカメムシも減るのでしょうか。ただ、アリやクモがベランダにたくさんいる状況もそれはそれでちょっと喜ばしいものではないですね。それでもライチカメムシの繁殖は防いだ方が良いのかもしれませんが。

まとめ

そういえば今朝ベランダで水やりをしたときは1匹もライチカメムシを見かけませんでした。でもこの町のどこかで今も繁殖を続けていると考えると恐怖を覚えます。この時期は注意した方がよさそうですね。