『南方櫻桃』というサクランボの種を発芽させてベランダで育て始めて1年経過しました。これまでの1年を記録しておきます。
『南方櫻桃』なら育てられるかも
過去にもサクランボの発芽には何度か挑戦したことがあり、実際に発芽したこともありますし、ベランダで一時期育てていたこともあります。
しかし、サクランボの栽培は意外に難しく、いずれも枯れてしまって今ベランダにそれらは1つも残っていません。
そんな折、たまたまネット通販で別の種を購入したところ、販売店がおまけで『南方櫻桃』の種をつけてくれました。はて?『南方櫻桃』とは?どうやらサクランボのようだったので、さっそく発芽させて育て始めました。
なお、台湾在住のため、挑戦している場所は台湾です。
『南方櫻桃』とは
『南方櫻桃』とは文字通り、南方のサクランボ(櫻桃)なのだと思いますが、日本名とか学名とかは一概に言えないようです。というのも、1つの特定の植物を挿す名称ではなく、南方で育つサクランボの品種全般を指す名称のようなのです。そしてこの「南方」は中国南方を指すようです。
調べてみると黑珍珠櫻桃(黒真珠サクランボ)、紅香妃櫻桃、紅燈櫻桃などがその候補となるようですが、『南方櫻桃』とだけ書かれているとどれに当たるかは全くわかりません。
名前だけを信じるなら、南方、つまり暖かい地方でも育てることができるサクランボということになるでしょう。名前を信じ、私は育ててみることにしました。
今までのアメリカンチェリーと同じ方法
発芽は今までのアメリカンチェリーと同じ方法にしました。具体的には、湿らせた状態で冷蔵庫に入れ、3ヶ月程度保管したのちに取り出して硬い殻を割り、室温で発芽させるというものです。今まで挑戦してきたアメリカンチェリーだと冷蔵庫の中で発芽するものもありました。
なお、これまで挑戦してきたアメリカンチェリーはチリ産が多いです。その理由は、私の住む台湾で購入できるサクランボの多くがチリからの輸入品だからです。色の濃い、大きなチェリーです。
2024年7月ごろに冷蔵庫に入れ、同年10月ごろに発芽となりました。
これまでと違う葉の形
これまでのアメリカンチェリーと、今回の南方櫻桃は葉の形が違います。ベランダにある桜の木の葉とも若干違い、その葉は小さく、ギザギザが深いように感じます。
葉が違うということは、植物の特徴も異なるのではないかと思います。となると、もしかしたら今まで2年以内に枯れてしまっていたアメリカンチェリーでしたが、今回の南方櫻桃はもっと長く生きながらえてくれるかもしれない、と期待し始めました。
早速枯れる南方櫻桃
淡い期待をし始めた矢先、南方櫻桃の葉は縮れ始め、そして落葉していってしまいました。ああ、やっぱりサクランボ栽培は難しいな。販売店で売られているような種でもダメか、とこの段階では半ばあきらめにも近い気持ちになっていました。
新しい葉が生えてきた南方櫻桃
葉が落ちてしまった南方櫻桃でしたが、捨てずにしばらくそのまま土の様子を見ながら水やりを継続していたところ、新しい葉が出てきて、また成長を始めたのです。
変な時期に落葉すると、枯れたのではないかと思ってしまいますが、時としてそれはただの生理現象である場合があります。事実、アンズ、ブドウなどでも同じようなことがあり、一度完全に落葉したのに、しばらくしたら新しい葉が出てきたということがありました。落葉樹だと比較的そういうことがあるのかもしれません。
よく見るべきは茎で、復活する場合、茎が乾燥せず、枯れず、比較的みずみずしさを保ったままであることが多いです。枯れるとシワがより、固くなるので見ればわかることも多いです。
一年経過した南方櫻桃
発芽から約1年経過した南方櫻桃はまだまだ小さいものの、一応は生長して、ある程度まで大きくなりました。
この1年で突然葉が落ちたり、ハダニなどの虫の害を受けたりし続けていましたが、なんとかここまで来ました。
なお、この後もやっぱり葉が落ちてしまいました。これから冬を迎えるのでもしかしたら来年の春まで葉が出てこないかもしれません。でも明確に茎が枯れるまで世話を続けていこうと思います。
最後に
そもそも私の住む台湾で台湾産のチェリーなど見たことがありません。基本的に台湾ではチェリーが育たないというのは定説と言えそうです。
しかし、趣味で園芸をする人の中にはチェリー栽培に挑戦する人もいます。私は収穫までは期待していませんが、せめて開花はしてほしいなと思っています。開花すれば花見もできるかもしれません。
なお、名前が南方櫻桃なので、もしかしたら収穫もできてしまうかもしれない、という淡い期待を抱いてもいます。一体今後どうなるでしょう。
