おうちで台湾料理 ルーローハン(滷肉飯)の簡単な作り方 レシピ

台湾のローカルグルメの代表格「ルーローハン」はいつでもどこでもご飯が進む、いわば日本で言うところの牛丼のような存在です。そんなルーローハンの作り方をまとめました。

ルーローハンとは

ルーローハンとは醤油をベースに煮込んだ豚バラ肉をご飯にかけた丼料理のことです。台湾では国民食と言っても過言ではないでしょう。また、B級グルメの側面も持ち合わせています。台湾であれば北から南まで、どこに行っても食べることができますが、北部よりも南部の方が甘い味付けになっているとよく言われます。

そもそも台湾には滷味という、いわゆる醬油ベースで甘じょっぱく煮込む料理があるのですが、具が豚バラ肉で、それに飯(つまり白米)を合わせた物が滷肉飯ということのようです。まとめると、ルーローハンとはご飯に豚バラ肉の滷味が乗っている丼だと言えます。

ルーローハンの漢字

ルーローハンは漢字で書くと滷肉飯や魯肉飯などと書かれます。

ルーローハンは高カロリー

ルーローハンの特徴の一つに豚肉の何とも言えないネバネバ感があります。あれは豚バラ肉の皮周辺から出る油です。そのため、カロリーは高めだと考えた方が良いです。

しかし、あのネバネバ感がなければ本場のルーローハンではないというファンもいます。作っていると確かに鍋の上の層はほとんど油になっています。

気になる場合はご飯にかける際に油をできるだけ避けてかけると良いと思います。とはいっても白米+油物なのでかなりのカロリーだと思われます。

ルーローハンのレシピ

ルーローハンは材料さえ手に入ればそれほど難しくはありません。

ルーローハンの材料

  • 豚バラ肉(皮つき) 500g
  • エシャロット 3かけ
  • にんにく 3かけ
  • 氷砂糖 15g
  • 白砂糖 5g
  • 醤油 150ml
  • 酒 70ml
  • 白コショウ 1g
  • 五香紛 1g
  • ローリエ(ローレル) 1枚

ルーローハンの作り方

  • 豚バラ肉を1cmの柱上に切りそろえる
  • エシャロットとにんにくはみじん切りにしておく
  • 温めたフライパンに油をひかず、直接豚バラ肉を入れて、油のぱちぱちと言う音が聞こえるぐらいまで炒める
  • エシャロットとにんにくを入れてさらに炒める
  • 氷砂糖と白砂糖を入れてさらに炒め、その後さらに醤油、酒も入れてしっかり火を通す
  • フライパンから鍋に移し、ヒタヒタになるぐらいまで水(分量外)を入れる
  • 白コショウ、五香紛、ローレルを入れ、1時間弱火で煮込む(煮込む際に水が減ってくるので適宜水を足してください。ここで味の調整もしてください。)
  • 出来上がった豚バラの醤油煮込みを炊きたてのご飯(分量外)にかければルーローハンの完成!

ルーローハンをよりおいしく食べるための工夫

鍋に移して煮込み始める時に殻を剥いたゆで卵を一緒に煮込むと味付き煮卵も出来上がります。煮卵はできれば入れた方が良いです。なぜならものすごくうまいから!我が家では肉よりもむしろ卵が人気で、そればかり食べる人がいます。いや、確かにあれはうまい!

五香紛と白コショウの量は増減して自分好みにすると良いです。私はいずれも控えめにしています。八角が好きならさらに八角を足してもいいし、八角が苦手なら五香紛(八角入り)は少なめにもできます。五香紛を全く使わなくてもおいしい料理にはなると思いますが、若干台湾っぽさは少なくなるように思います。私個人は八角が結構苦手ですが、それでも五香紛は多少入れます。

ルーローハンを簡単に作るための工夫

エシャロットや氷砂糖、ローリエは無くても似たような感じになると思います。代用するならエシャロットはタマネギ、氷砂糖は白砂糖で良いと思います。

ルーローハンの最大のポイントは五香紛だと思うので、他はあまり細かいことを気にせず、試してみると面白いと思います。醤油は日本料理でも多く使われていますし、ベースの味はなじみやすいものだと思います。そこに五香紛を入れて一気に台湾風味にする感じです。

特殊な技術が必要なわけでもないので、慣れるとルーローハン作りは非常に簡単です。

豚バラ肉以外でも作れる?

実際、豚バラ肉以外で作ったこともありますし、それっぽいものは出来上がります。ただ、現地のレシピを見ると豚バラ肉でないとあのネバネバ感が出ないからダメだとか、もはや豚バラ肉で作るのが当たり前という認識の方も少なからずいるのではないかと思います。

本場っぽいのを作りたいなら豚バラ肉、手軽に作りたいなら他の部位でも良いと思います。

なお、本場っぽいネバネバ感を追求するなら豚バラ肉は皮つきでないといけません。あのネバネバ感は皮の周辺が重要になってきます。

最後に

日本のスーパーでエシャロットってあまり見たことがありませんでしたが、今はどうなのでしょうか。五香紛は日本でも買ったことがあります。

ルーローハンが食べたい!でも台湾まで行くのは億劫。そんな時に自分でぜひ試してみてください。

ちなみに中華街ならルーローハンを出すお店があるかも?

モバイルバージョンを終了