洗濯槽汚すぎ?HITACHIの塩素系洗濯槽クリーナーSK-1500を使用してみた結果

先日、洗濯槽および排水ホース内の汚れを掃除したのでその経緯と方法についてまとめます。

お宅の洗濯機汚すぎですよ

先日、我が家にある温水器(湯沸器)が壊れてしまったので業者さんに診てもらったところ、故障しているので交換が必要とのことでした。

交換は致し方がないことのようだったのでそのままその業者さんにお願いして、後日工事をすることになりました。

工事当日、業者さんが壊れた温水器を撤去し、新しい温水器を設置するにあたり、その設置場所にある洗濯機を移動したのですが、とにかくその業者が「汚い」という言葉を連発していて、さらには見に来ていた大家に「汚いから洗濯槽クリーナーを使わないとダメだ」と言う始末。

三カ月に一回は洗濯槽クリーナーを使っているんですけどね。全くやっていないと思われたらしい。

洗濯槽の掃除方法

洗濯槽の掃除方法は大きく分けると2つで、1つは洗濯機を分解して丸ごと洗浄する方法で、もう1つは薬品に浸すことで洗浄する方法です。

洗濯機を分解して丸ごと洗浄する方法

洗濯機を分解して丸ごと洗浄する方法は専門知識が必要になり、素人がやって元通りに戻らなくなってしまった例なども報告されています。見た目的に問題がなくても、いざ選択をすると異音が出るようになったなど、とにかく難易度が高いようです。

もしも洗濯機を分解して丸ごと洗浄したい場合は、専門業者にお願いする方が良いでしょう。

薬品に浸すことで洗浄する方法

薬品に浸すことで洗浄する方法は、洗濯槽に水を貯め、そこに薬品を入れて定期的にかき混ぜることで洗濯槽の裏側にこびりついた汚れを浮かせてキレイに取り去るというもの。

ここで使用される薬品は大きく分けると2種類あり、1つは酸素系洗濯槽クリーナー、もう1つは塩素系洗濯槽クリーナーです。酸素系と塩素系の薬品を混ぜると命の危険がある毒ガスが発生するので絶対に混ぜてはいけません。一度の洗濯槽の洗浄で使用するのは1種類のみです。

酸素系洗濯槽クリーナーの過炭酸ナトリウム

酸素系洗濯槽クリーナーの主成分は過炭酸ナトリウムが主流です。酸素系漂白剤にも使われる成分です。洗濯槽クリーナーの成分表示を見れば確認することができますし、混ぜると危険なので通常はパッケージにわかりやすく表記されていると思います。

我が家ではこの過炭酸ナトリウムを使って定期的に洗濯槽を洗浄していました。毎回洗濯槽クリーナーを使うと、黒いわかめのようなものが出てきていました。

新品の洗濯機を購入してからも定期的にやっていたので、それなりにキレイなのではないかと思っていたのですが、いかんせん洗濯槽の裏側というのは見えない設計になっているので、実際のところはわかりませんでした。

温水器の交換に来た業者さんは排水パイプを抜いた際に排水パイプの中を見たようです。汚い汚いと言っていたのは実は排水パイプで、それをもって洗濯槽を洗浄していないと判断したようです。

確かに、排水パイプが汚れているということは、洗濯槽も汚れているのでしょう。このまま酸素系洗濯槽クリーナーを使い続けても効果は薄いのかもしれないと思いました。

塩素系洗濯槽クリーナーの次亜塩素酸ナトリウム

塩素系洗濯槽クリーナーの主成分は次亜塩素酸ナトリウムが主流です。塩素系漂白剤にも使われる成分です。こちらもやはりパッケージを見れば成分に書かれているはずですし、酸素系同様、こちらも混ぜると危険なので、わかりやすいパッケージになっているはずです。

今まで塩素系の洗濯槽クリーナーは使用したことがありませんでした。というのも、塩素系はすごく強力なイメージがあり、洗濯槽が傷んでしまうのではないかと心配していたからです。

しかし今回、「汚い汚い」と何度も言われたことで吹っ切れました。よし!じゃあ塩素系を使ってみよう!しかも一番いい洗濯槽クリーナーを使おう!と思い立ち、早速購入しました。

購入したのはHITACHIの塩素系洗濯槽クリーナー「SK-1500」。本当はネットで評判がよかった「SK-1」を購入したかったのですがあいにく手に入らず、店舗の方いわく、「SK-1500はSK-1」の型番が新しくなったものとのことだったので購入を決めました。

その後調べてみたら、SK-1は廃止になって、ドラム式洗濯機用のSK-750と縦型洗濯機用のSK-1500が販売されているようです。我が家の洗濯機は縦型洗濯機なので、SK-1500で間違いなかったようです。

SK-1500はかなり高価

塩素系の洗濯槽クリーナーはおおむね日本円で200~300円程度で買えるようなのですが、このSK-1500に関しては日本でも2000円程度とかなり高額です。

しかし、その効果は他よりも優れているという記述を見て購入に踏み切りました。私の住む台湾では異常な高さで、日本円換算で8500円程度になっていました。

正直、こんなに高価だと何回も使用するわけにはいきません。今回は「汚い」と言われた汚名を挽回するためだけに購入しました。

洗濯槽クリーナーを使用した結果

塩素系洗濯槽クリーナーSK-1500で洗浄中の洗濯槽

今回洗濯槽を塩素系洗濯槽クリーナーで洗浄するにあたり、前回酸素系洗濯槽クリーナーを使用したのがかなり前であることを確認しました。その間何度も洗濯をしているので、酸素系洗濯槽クリーナーの成分は残っていないと判断しました。

酸素系の薬品と塩素系の薬品を混ぜると有毒ガスが発生します。絶対に混ぜてはいけません。うっかりも許されません。

使用前の様子は写真に撮りませんでした。というのも、洗濯槽の裏は見えないからです。ただ、排水口の中は写真を撮っておけばよかったなと後悔しております。

洗濯槽洗浄モードがある洗濯機だったので、それを使用して、洗濯槽クリーナーで洗浄してみました。

洗浄中、中の様子を見てみると、水が明らかに濁っており、これは期待できそうだぞと思っていました。酸素系洗濯槽クリーナーを使っていた時は濁ることは無く、わかめみたいのが浮き出てくる程度でした。酸素系は汚れを浮かせて、塩素系は溶かしているのだと感じました。

洗浄が終わった後の様子を見ると、確かに目で見える部分もかなりキレイになっています。多少黒くなっていた部分もかなりキレイになっていました。

塩素系洗濯槽クリーナーSK-1500を使用してから1週間ぐらい経った後で排水口の中を見てみたところ、多少黄ばんでいる印象はあるものの、声を大にして「汚い」と赤の他人に言うほどのレベルではないだろうと思いました。そもそもSK-1500は排水パイプ内を洗浄するための物ではないので、汚れが残っていることは当然で、むしろ大量のわかめ(汚れ)が付いていないことがわかっただけで収穫でした。

業者さんはなぜそんなに汚いと感じた?

塩素系洗濯槽クリーナーSK-1500使用後の洗濯機の排水パイプ

温水器の交換に来た業者さんは洗濯機の排水溝をぶち抜き、その中に入っていた水をその辺りにぶちまけたようです。どうやらその時に黒いわかめみたいのが大量に出てきたようなんです。後日洗濯機の裏を見てみたらその跡が残っていました。

おそらくは酸素系クリーナーで浮き上がったわかめ(汚れ)が排水しきれずに排水パイプの低い位置にたまっていて、パイプを外したことでそれが一気に出てきたのではないかと。

いや、確かに洗濯槽の裏が汚いのは間違いないとは思いますが、見えない部分を敢えて指摘するぐらいなので、おそらくそういうことだったのだろうと思っています。

今回はこの排水パイプの中まではキレイにできませんでしたが、このパイプもキレイにした方が良いですね。

最後に

普段生活している場所の汚れは気が付きにくいものです。これからはもっといろんなところに目をやって、キレイにしていきたいと思いました。まずは洗濯機の排水パイプの中ですね。

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